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初心者でもできる簡単なブルースギター入門



ブルースはシンプルながらも奥深い音楽ジャンルで、多くのロックやポップスのルーツになっています。

ギター初心者でも、基本のコード進行やスケールを覚えれば、すぐにブルースらしい演奏ができるようになります。

本記事では、初心者向けにブルースギターの基本をわかりやすく解説します。


1. ブルースとは?

ブルースはアメリカ発祥の音楽ジャンルで、感情豊かな演奏と特徴的なコード進行が魅力です。多くのジャンルに影響を与えており、ロック、ジャズ、R&Bの基礎にもなっています。

1.1. ブルースの特徴

  • 12小節のコード進行が基本

  • ペンタトニックスケールを多用

  • フィーリングを重視した演奏

  • スライドやベンディングを活用


2. ブルースの基本コード進行

ブルースといえば「12小節ブルース」と呼ばれる定番のコード進行があります。

2.1. 12小節ブルースの基本パターン(キーCの場合)

C7 | C7 | C7 | C7 
F7 | F7 | C7 | C7 
G7 | F7 | C7 | G7

2.2. 12小節ブルースの演奏ポイント

  • 各コードを4拍ずつ弾く。

  • シンプルなストロークでもOK。

  • シャッフルリズムを意識するとブルースらしくなる。


3. ブルースに必須のスケール

ブルースらしいフレーズを弾くには、ペンタトニックスケールを覚えるのが重要です。

3.1. Aマイナーペンタトニックスケール(基本形)

E|---------------------5-8-|
B|-----------------5-8-----|
G|-------------5-7---------|
D|---------5-7-------------|
A|-----5-7-----------------|
E|-5-8---------------------|

このスケールを使えば、簡単にブルースらしいソロが弾けます。

3.2. ブルーススケール(Aキー)

E|---------------------5-8-|
B|-----------------5-8-----|
G|-------------5-7-8------|
D|---------5-7------------|
A|-----5-6-7--------------|
E|-5-8--------------------|

ペンタトニックに「ブルーノート(♭5)」を加えると、よりブルースらしい響きになります。


4. ブルースのリズムとストローク

4.1. シャッフルリズムとは?

ブルースのリズムには「シャッフル」と呼ばれる独特のノリがあります。

  • 通常の8ビートが「タタタタ」

  • シャッフルは「タータタータ」

このリズムでコード進行を弾くと、ブルースらしい雰囲気が出ます。

4.2. 簡単なストロークパターン

初心者向けのシンプルなパターンを紹介します。

D  U  D  U  D  U
(ダウン・アップ・ダウン・アップ・ダウン・アップ)

このストロークを12小節ブルースで試してみましょう。


5. 簡単なブルースフレーズを弾こう

5.1. 3音フレーズ

E|----------------|
B|----------------|
G|------5--------|
D|--5-7--7-5-----|
A|------------7--|
E|----------------|

これはAマイナーペンタトニックを使った基本フレーズで、リズムに合わせて弾くだけでブルースっぽい雰囲気が出ます。

5.2. チョーキングを使ったフレーズ

E|----------------------|
B|------8b(10)-8-------|
G|--7------------------|
D|----------------------|
A|----------------------|
E|----------------------|

チョーキング(b)はブルースらしい泣きの表現に欠かせません。


6. よくある質問(FAQ)

Q1. ブルース初心者は何から練習すればいい?

A. まずは12小節ブルースのコード進行とシャッフルリズムを覚えることから始めましょう。

Q2. ソロがうまく弾けません…

A. Aマイナーペンタトニックを使い、ゆっくりしたテンポで繰り返し練習しましょう。

Q3. どんなギターがブルースに向いている?

A. ストラトキャスターやレスポール、セミアコースティックギターがブルースに適しています。


まとめ

ブルースギターはシンプルな構成ながら奥が深く、初心者でも取り組みやすいジャンルです。

  1. 12小節ブルースの基本コード進行を覚える。

  2. Aマイナーペンタトニックスケールを使ってソロを弾く。

  3. シャッフルリズムでストロークを安定させる。

  4. 簡単なブルースフレーズを取り入れてみる。

  5. バッキングトラックに合わせて演奏を楽しむ。

ブルースの魅力は、シンプルな中に深い表現があることです。焦らず、少しずつブルースの世界に触れていきましょう!

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