地球温暖化論者は人間の呼吸すら批判する(CFACTの記事)
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2023年12月20日にCFACTは、人間の呼気から発生する温室効果ガスに関する論文の記事を発表した。内容は、人間の呼気からメタンガスや二酸化窒素などの温室効果ガスが発生し、全体として純増させるという論文に反論するものである。地球温暖化論者は人間すら否定するようになったという事実は、私にとっては愉快でしかないのであるが、情報操作がここまできたという危機感も持っている。愚かな情報に惑わされないための参考として、本記事の概要を紹介させていただく。
↓リンク先(Now scientists say your breathing might affect the climate)
https://www.cfact.org/2023/12/20/now-scientists-say-your-breathing-might-affect-the-climate/
1.本記事の内容について
・とある論文において、牛と同様に人間の呼吸がトータルとして温室効果ガスの発生源となるという結論が出された。104名のイギリス人の呼気を調査した所、31%の人数がメタンガスと二酸化窒素を純増させることが判明した。イギリス国内で発生する温室効果ガスの量に占める人間の呼吸発生量の割合は、メタンガス0.05%、二酸化窒素0.01%という推計となった。
・このような簡単な計算しかしていない馬鹿げた論文の研究費は簡単に認可され、発表することが可能であるが、IPCCを検証したり、温室効果ガス以外の地球温暖化の要因に関する論文を発表することは非常に困難である。もし動物の呼気によるメタンガスで地球温暖化になるのであれば、3000万頭のバイソンが北米を闊歩していた時代に地球が沸騰しなかったのはなぜかということになる。
・2020年のクラウス他の査読によると、人間を含む多くの哺乳類は温室効果ガスを発生さえると結論付けられた。またメタンガスを発生させるバクテリアなどの菌を体内に飼っていることで、多くの利点が得られることも指摘されている。菌により腸の蠕動速度が抑制され、効率的に消化吸収ができるようになるとされており、家畜の成長に大きな影響を与えている。オーストラリアにおいて、和牛の飼料を海藻類に切り替えて温室効果ガスを減少させる実験をしたものの、当初80%以上削減できるとしていたものがたった28%に留まり、更には牛の体重増加が遅れるという事実も判明した。こういった取り組みを実践したとしても、メタンガスの発生を抑制することができず、台風の速度も減少させることはできず、肉も減少して価格も高騰するといった結果しか生まれないのだが、地球温暖化論者にとっては問題視するような事項ではないのだろう。
2.本記事読後の感想
地球温暖化論者は苦境に陥ってるのか、戦線を拡大しようとしているように見える。どんなネタでも見つけ出して炎上させる、そういった活動に勤しんでいるのだろう。ただウクライナ戦争で明白となった化石燃料の重要性という認識の前では、今までのような安易なプロパガンダは通用しにくくなっている。
ただ情報鎖国の日本においては、相変わらず安直な情報操作に踊らされているように思われる。気候変動対策運動の背後には中国やロシアからの資金が流入しているという疑惑もあり、この手の情報については要注意なのだが、日本人の情報感覚の後進性や劣等性は世界有数であり、よほど大きな衝撃を与える事実が発生しなければ、この傾向は変わることはないだろう。
痛い目を見るのがこういった愚かな人々だけならいいが、本件は光熱水といったインフラに深くかかわっていることから、日本全体の問題となる。ポピュリズムで愚か者に足を引っ張られるような政治ではなく、開かれた場で堂々と正論を展開するような政治であって欲しいものだ。
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