PBP2023 走ったメモ01 ~準備~


海外ブルベ初参加で無事PBPを完走することができた。
参加・完走するまでに baru様 (https://cannonball24.com/) 、AR日本橋様 (https://www.ar-nihonbashi.org/) の勉強会を始め、様々な人の情報がたいへん参考になったため、自分もメモを残しておくことにした。

自分のスペックは以下の通り。

  • 男性 1987年生まれ

  • 173cm、60kg前後

  • 普段の体脂肪率16%前後

  • 2022年度に初SR取得

  • ブルベは100km6時間ペース、600kmブルベのみ仮眠あり

で、今回のPBPの実績は

準備

早速だが、PBPに参加するまでにやったことを挙げていく。
大体の項目を挙げると以下の通り

  • 前年にもSRを取得

  • 勉強会に参加、情報収集

  • ツアーに申し込む

  • SRを2周

  • 1000kmブルベに参加

  • 硬水耐性を調べる

  • 走行計画を立てる

  • 体脂肪率を上げる

それぞれ詳細を説明していくと、、、

前年にもSR取得

実は明確に準備としてSRを取得したわけではないが、取っといてよかったと思うことは多かったので、準備としてあげた。
まず、PBPは年始頃に事前申込(プリレジ)をし、5月下旬~に本申込がある。
そして事前申込は、前年に完走したブルベの内、最も長いものが長い人順に事前申込ができる。
そのためSRを取る=600km認定を取っている=少し早めに事前申込ができる。
ということでSRは取っておいてよかった。そして事前準備として1000kmを走るため、その前ステップとして600kmを走る=SRを取ることをしておいて良かった。

勉強会に参加、情報収集

初の海外ブルベ、かつ(プリレジ時には)初の1000km超えブルベということで、わからないことだらけ。
兎にも角にも情報を集めた。
このあとに挙げることはほぼ全て、勉強会や情報収集の結果やることにしたこと。
自分の場合はこのあと挙げるようなことを準備としてやったが、人によっては別のことをやった方が良いこともあるかもしれない。
なので、やはり色々やる前に、早めに情報収集しておいてよかった。

ちなみに自分が一番不安だった、言語の壁は最後まで解決しなかったし、解決せずになんとかなった。
PBPという舞台なうえ、同じ人間なんだから雰囲気でもなんとかなる。ただし、「ボンジュール」「メルシー」と、フランス語を覚えようとする気持ちは大事だった。
覚えたてのフランス語を頑張って使う姿勢を見せると若干優しく接してくれた気がする。
滞在中に覚えたフランス語

  • 「canettes(カナッテ)」:缶
    coca-cora de canettesで、缶のコーラ。ペットボトルのやつと2種類売ってるときにこっちくれって意味で使った。

  • 「ticket(チケット)」:レシート
    買い物時にはレシートいる?って絶対聞かれた。そのときにticketの意味が最初わからなくてわたわたしたけど、最終的にはticketと聞こえたらouiと答えればとりあえずしのげた。

  • 「Bravo(バボー)」
    ブラボーは知ってたけど、ブラボーって発音には聞こえなかった。自分の耳ではバボーって言っているように聞こえた。
    沿道の人とかが「バボー」「アレーアレー」というのは最初から最後まで聞けた応援。

  • 「fromage」:チーズ

  • 「rillette」:豚?のパテ

  • 「jambon」:ハム
    サンドイッチ(フランスパンになにか挟むやつ)の具が選べるところがあってそれぞれ何か分からず調べたやつ。指さしで指定しただけなので発音分からず・・・

ツアーに申し込む

上で書いた通り、自分はフランス語がほぼわからないし話せない。そんな身でレンタカーとか宿泊施設を自前で予約、利用するのはハードルが高かった。
空港からホテルまで自転車を運搬できる必要があるし、宿泊施設に自転車を持ち込める必要もある。
そのあたりの諸々の確認や手配が必要なくなるツアー(グッディースポーツ様 https://www.goodwilltour.com/  のツアー)は本当にありがたかった。
それにツアーならばドロップバッグもセットで申し込むことができたので、色々手間が省けた。
そして、これらの各種案内が現地で日本語で聞けることも大きかった。
さらに、ドロップバッグポイントのLOUDEACにツアーの人(日本人スタッフ)がいてくれて、日本語で話せたことも大きかった。
まあ話したといっても一言二言だけだが、異国の地だとこれだけでも安心感が違う。

ツアーだと日程が若干厳しいように見えたけど、思ったより時間に余裕はあった。頑張れば前日に観光もできたかもしれない。自分の場合は出走までにフランス人とのやりとりとか、買い物になれるのに精一杯で、観光はできなかったが。
時差ボケについては、入国から出走まで時間がなくても普段から睡眠状況があまり良くない自分にとってはなんとかなった。
というかツアーだと、飛行機が直通便だったが、この場合は現地時間に合わせられるようなスケジュールで消灯や食事がなされてた気がする。

SRを2周

まず、SRを1周するのはPBP参加するのに前提として、色々なところで語られている通り、ブルベの練習はブルベでするしかない。
ということで、プリレジまでにSRを取得し、本登録までにもう1SR取るようにした。
こうすることでロングライド能力を維持するとともに、本番で使う予定の装備を試した。
600kmを走るときは仮眠のしかただったり、着替えについてより情報を収集。

1000kmブルベに参加

ただし、600kmまででは2日しか走らない。一気に1200kmはいくらなんでも無謀なので、1000kmに参加。
都合が良いことに、このとき参加したブルベ(2023BRM503あおば1000km酷)は想定される温度変化がPBPと似たような変化になることが予想されていたので、装備を試すのにもちょうどよかった。
自分の場合は、腹巻きの有用性や、ホッカイロを使うタイミング等はここで学んだ。5℃対応ジャージは使わないかもしれない、というのはこのブルベで予測できたし、実際PBPでは持っていったけど使わなかった。
まぁフランスに熱波が来ていたせいもあるんだろうけど。
更にこのブルベで800~1000km以上のブルベでは、このとき使っていたサドルでは尻がとんでもないことになることがわかり、本番では違うサドルを使うことになった。
これで変えたサドルのお陰で、1000kmのときよりPBPの1200kmの方が、終わったあとの尻のかさぶたの量が少なかった。

硬水耐性を調べる

フランスは硬水。ってことで事前にEvianを箱買いし、硬水を飲んでも平気かどうかを試した。
最初は普段の生活の飲水をEvianにして、最後は100km以下くらいの距離で飲水を全てEvianにして試した。
幸い自分は硬水でも何も問題無いようで、PBP本番でも最初だけPCで売ってるミネラルウォーター、ほとんどの区間で水道水で飲水をまかなうことができた。
水道水でまかなうことができたのは、多少なりともPC滞在時間の削減には繋がっていると思う。(下に書く通り、結局は滞在時間は計画を超過しているが。)

走行計画を立てる

これについては baru様の記事( https://cannonball24.com/pbp-2023-how-to-make-a-driving-plan/ )で公開されているものをほぼ丸パクリ。
仮眠時間のみ少し変えたのみで計画を立てた。何しろPBPは初めてなので、各区間でどれくらいの平均速度が出せるかわからない。
実際は区間の平均速度は計画以上だったはずだが、各PCでの滞在時間が計画を超過していて、結果として計画+40分ほどのFinish Timeとなった。
実際に使った計画表や、分かる範囲で書き込んだ実績やそれについての分析は次回の記事で紹介する。
とりあえず暫定的にスプレッドシートへのリンクだけは貼っておく。

次の記事 ー> https://note.com/karuru6225/n/n5c75f23eae74

体脂肪率を上げる

過去のブルベのデータから、自分の場合200kmあたり1%ほど体脂肪率が低下することが分かっている。まぁ長距離になればなるほど体脂肪の低下具合が緩和するけど。
また、12~10%を下回ると体力的にきついことも分かっているので、1200kmで消費するであろう体脂肪率(6ptほど)を消費しても、12%を下回らないように体脂肪率をできるだけあげていった。
結果としては大体予測通りうまくいき、体脂肪率低下による体力的きつさを感じることはなかった。
ちなみに出国時には 61.3kg / 17.7%、帰国時に 61.1kg / 13.0%だった。

まとめ

まとめると以下の通り。

まとめてみると単純だった。。。
次は走行計画と実績について投稿する。

次の記事↓


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