SIGMA fp ファームアップ比較
どうも、エイノです。先週SIGMA fpを購入しました。
購入から数日、予告されていたファームウェアが公開されVer2.00になりましたのでファームウェア前後で比較してみようと思います。夏にはファームウェアが更新されるというのは知っていましたが、まさかこんなすぐに来るとは思いませんでした。使用感や設定などはまた別記事にて投稿しようと思います。
比較対象は静止画に関連する箇所に絞って比較しました。
ISO感度比較
「ISO100、3200 のデュアルベース ISO 採用」とあり、最初は何のことかさっぱりでした。効果としてはノイズを抑え込む技術らしいので比較してみました。写真は写真の一部を等倍してまとめたものです。ISO以外は露出が合うように調整しています。
比較してみると元々高感度耐性が高く、わかりにくいのですが高ISO時のノイズがあまり嫌な感じに出ていないのではないかと感じました。上の比較写真を撮っている間に端においてあった小物の影の濃さに違いがでており、この辺は評価測光精度向上が効いてきてそうですね。
カラーモード追加
最初この情報を見たとき、カラーモードOFFってなんだ!スタンダードは何だったのかと思いました。ファームウェアと一緒に公開された動画によるとRAW撮影時に記録される調整が施されていないデータとのことです。カラーモード「スタンダード」とかもしっかり調整されていたのだと今回一番驚きました。
写真を見ると低彩度、低コントラストの写真になっており、CINEモード用に用意された機能らしいですが静止画でも使えそうです。
アスペクト比7:6のサイズ変更
ver1.02までのアスペクト比7:6では7.01:6になっていたのですが、ver2.00では7.44:6となり、比率で言えば表記と異なるほうにサイズが変更されているようです。調べてみると6:7判(実寸法55.6x69mm)の実寸法に合わせたためこのような変更になったみたいです。
AF性能向上
この比較をするために三脚にfpを載せて撮影してましたが、ファームウェアの更新前後でピントの迷いが減り、食いつきがよくなった印象を受けました。
QS (クイックセット) に露出補正を追加
今までのFW1.02ではQSで露出設定ができなかったらしく、前後ダイヤルにしか触れなかったみたいです。QSに追加できるうおいになったため、撮影の幅は広がりそうです。個人的にはマニュアルモード時に前後ダイヤルにどちらかにISO感度の設定が触れるようになると嬉しいなと思っています。SIGMAのDGDNシリーズのレンズはレンズ側に絞りリングがついているので、前ダイヤルにシャッタースピード、後ダイヤルにISOが設定できると直感的に操作できるなと感じました。
最後に
夏頃ファームウェアが来ると聞いていたのでシネマグラフなど気になってはいたのですが、まさか購入から3日で来るとは思っていませんでした。またAFなど既存機能の性能向上もされており、今後の撮影が楽しみです。
それではまた!