DMを用いた脅迫の手口
■はじめに
これは私のフォロワーが受けた悪質な脅迫(強要)の経緯を記し、今後同様の被害が起きないよう注意喚起をするために作成したnoteです。
※誰か特定の人物を貶めたり、あるいは追及したりする意図はありません。
■関連人物
A ・・・ 脅迫の被害者。Bがある人物に関するデマを流したと批判をしていた。
B ・・・ Aほか複数人による自分への批判は不当だと主張していた。知人のC(もしくはD)を経由してAが脅迫を受けていることを知る。
C ・・・ Bの知人。脅迫犯からDMでAの情報を送られた。(Bの説明では捨て垢で一方的に送られた、とのこと)
D ・・・ A、B、E共通の知人。
E ・・・ 以前Aが批判をしていた人物。
F ・・・ Aの親しいフォロワー。Aと共にBがデマを流したとして批判を行っていた。
X ・・・ Aを脅迫した人物。
【1】
Aはツイッター上でBに対する批判を行っていた。
Bがある人物に関して悪質なデマを流したというのがAの批判の根拠である。
それに対してBはデマなど流しておらず、Aほか複数人による自分への批判は不当だと反論していた。
そのような状況で、ある日AのもとにツイッターのDM(ダイレクトメッセージ)が届く。DMの差出人はAのよく知るアカウントになりすましをしていた。
DMにはAがツイッター上では公表していない個人SNS(顔写真含む)のスクリーンショットが貼られていた。Aはこれが脅迫だと察し、それらの公表を望まない旨を差出人(以下X)に伝えた。
するとXはAに対して以下の要求をする。
①Aが批判しているB、かつて批判していたEに対して謝罪を行う。
②Aが所属しているグループチャットの情報をXに渡す。
Aはただちに親しいフォロワーへ相談した。
相手は個人情報を人質に取って謝罪を強要、さらにグルチャの内部情報を教えろと要求しており、これは脅迫もしくは強要に当たると判断して警察にも相談する。
しかし脅迫犯Xは個人情報を晒すタイムリミットが迫っていると、すぐにでも謝罪をするようAに脅しをかけた。
警察の対応を待っている余裕はなく、Aは仕方なくBとEに対して謝罪のツイートを行った。しかしグループチャットの情報を渡せという脅迫犯Xのもうひとつの要求には従わなかった。
この時の謝罪は脅迫犯Xがツイッター上でAを謝罪誘導するという、第三者の目からすると極めて不自然な形で行われている。この謝罪の後、脅迫犯Xはツイッターアカウントを消去した。
Aの謝罪に対してBはそれを受け入れるツイートをしたが、一方のEは特に反応しなかった。
【2】
Aは脅迫犯Xがどの程度自分の情報を握っているのかを確認するために知人のDへ相談する。
AがDを頼ったのはDを信頼していることに加え、脅迫犯XがAの謝罪対象としたB、Eの2人がDと共通の知人だったためでもある。
Aから相談を受けたDは、脅迫に関わっていないかどうかをB本人に問いただした。
Bは関与を否定したが、自分の知人であるCのもとへ捨てアカウントでAに関する情報提供があったことは聞いていたと説明する。
捨てアカウントからCへ提供された情報はAの顔写真、実名、住所等。
【3】
Bの知人Cのもとへ捨てアカウントでAの顔写真、実名、住所等の情報が提供されたと、Bが説明した話はDからAに伝えられた。
またAの相談に乗っていた一部のフォロワーもこれを知ることとなる。
Aはそこまで詳細な個人情報をネット上に出しておらず、脅迫犯がハッキングをした可能性、また単純にBがDに嘘の説明をした可能性も浮上する。
こうした流れを受け、A本人、Aと親しいフォロワーのFはBが脅迫自体にも関与しているのではないかと疑う。
Fはこの件について確認するため、Bと直接DMによるやり取りを行った。
Bは脅迫への関与を改めて否定したが、その一方で「脅迫犯はAの実名、住所等の情報を持っている」と自分がDに話したのは嘘=ブラフだったと告白する。
BがDにブラフを言った理由は、Bの説明によると以下である。
・信頼していたDから脅迫への関与を疑われてDに不信感を抱いた。
・Dからどこまで情報が漏れるかを確かめるためにブラフを言った。
ただしBは、自分の知人Cに(脅迫犯と思われる)捨てアカウントでAに関する情報提供があったことは事実だと認めている。それはAを特定するほどの個人情報ではなかったとBは説明している。
【4】
Bがブラフを告白したことに、Aの相談に乗っていたフォロワーたちは憤慨する。その理由は以下である。
・Bの流したブラフ(脅迫犯がAの実名、住所等の情報を掴んでいる)が結果としてAをいっそう苦しめたこと。Aとそのフォロワーからすれば脅迫に加担したに等しい行為だと受け止められた。
・AがBに謝罪をした時、Bはそれが個人情報を使った脅しによって強要されたものだと知っていた。
この後、Aと親しいフォロワーのFを中心としてBへの非難と追及は強まったが、Bはそうした非難にブロックで対応するなどし、明確な反論をすることはなかった。
脅迫から2週間程が過ぎて状況がやや落ち着いた頃、Aは自分が個人情報を人質に謝罪させられたことを初めてツイッター上で公にした。また、その経緯も大まかに説明した。
ただし、AはB(及びE)に対する自分の批判がいき過ぎであったことは認めており、謝罪自体を撤回するつもりはないとしている。
Aが脅迫(強要)されていたことを知らなかったフォロワー間には反響が広がった。
Aの告白の直後、BはAに「当事者間の合意」及び「第三者にはこの件について触れさせない」という提案をツイッター上で持ちかける。
これまで記した通りAからするとBの言動は不審な点が多く、Aはこの提案に回答することなく現在に至っている。
脅迫犯Xが誰だったのか、Bとの関わりがあったのかどうなのかは未だ不明のままである。
■最後に
この note を書いた私自身もA氏のフォロワーです。
被害者のA氏はもちろん関わった人たちの多くが、脅迫犯の不当な要求とA氏に対する脅しに心を痛め、その対応に多くの時間を奪われました。
note は私自身が見たもの、A氏から聞いた話、B氏と直接やり取りをしたF氏から聞いた話をまとめたものです。時系列に沿って事実のみを記しましたので、どのように受け止めるかは読み手の判断に委ねます。
ツイッター上での衝突は批判をする方される方、双方に言い分があるのは当然のことでしょう。
しかし、どのような理由があるにせよ個人情報を使って相手を脅す、何かを強要するという一線を越えた行いや、それに便乗するような振る舞いは決して許されることではないと考えます。
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