💠コラム的な : シャバに恋して
2022.8.22から囚われの身となって、現在9か月目を迎えたところ。つくづく思うことは、
やっぱりシャバは素晴らしい
ということ。
留置所や拘置所から検察や裁判所へ護送車で行き来する際に見る単なる町の風景、コンビニ、レストラン、ビル、家、そこにいるフツーの人々。歩いていたり、自転車に乗っていたり、車を運転していたり、ただただそこにあるだけで、そこにいるだけで、それだけで素晴らしい。
それが工業地帯だろうが、オフィス街だろうが、海辺の町だろうが何だろうが、シャバは素晴らしい。そして、それら全てが懐かしくて、恋しくて恋しくて仕方がない。
こんな想いは人生で初めてだ。
こんな当たり前のことに、こんな切ない想いを感じるのは。
最後にシャバの風景を見たのは、拘置所から刑務所へ護送車で移送されるときだった(🔗️✏️「刑務所へ移送」📖P.55『2022.12.14~』)。あのときに見た風景は切なくて仕方がなく、激しく心を揺さぶられることになる。
あれから2ヵ月半。あと1ヵ月足らずで私は元の世界、恋しくて仕方がなかったシャバに戻ることができる。📖『愛を感じるとき/金賢姫』(文春文庫)~18 死刑囚の心境 ~👉追ってリンク先を公開させていただきます。よろしくお願い申し上げます。(🔗️📖P.51『2022.12.14~』)にあるように、
復活の衝撃は確かに凄まじく、ここ数日私は精神状態を平静に保つのに苦労し始めている。
出所までまだまだ日数があり、1日1日を凌いでいたころの方が、逆に精神状態が安定していた面もある。
シャバに戻れば借金も追ってくる。部屋からも追い出される。先はどうなるか全くわからない。
それでもやっぱりシャバは素晴らしい。
確信を持ってそう言うことができる(2023.4.21)。
リンク元コンテンツ 🔗📖「留置場では主に事件物、犯罪物の読書にはまる」
リンク元コンテンツ 🔗📖「第1回めの裁判が行われる」