見出し画像

ヨーロッパ旅行記3 (Dachau,Ingolstadt,Neuburg an der Donau)

ドイツに来て初めての週末。仕事の関係で知り合った方に連れられて、ダッハウ、インゴルシュタット、ノイブルク・アン・デア・ドナウに行きました。今回はその週末のお出かけを書きます。

ドイツの自動車事情


ある10月中旬の土曜の朝、会社で知り合ったドイツの知人がベンツでホテルまで迎えに来てくれました。後々食事のときに聞きましたがベンツの納車は凄い。会社の休みを取って、家族全員で車を引き取りに行き、盛大に祝われたとのこと。自分がお金持ちだったら少し経験してみたいなと思いました。
そんなドイツが誇るベンツ車に乗って、まずダッハウへ向かいました。そして、一回は通ってみたかったアウトバーンへ。日本の高速道路であれば最高でも東名高速の120km/hしか経験したことがありませんでしたが、速度無制限のアウトバーンということで180km/hくらい出していました。ちょっと怖かったですが。それとともに165km/hの球を投げる大谷翔平は化け物だとも思いました。
あと、道中ではトヨタの車など日本の車もちょこちょこ見かけましたが、シュコダ(Skoda)というチェコの自動車メーカーの車を本当にたくさん見かけました。日本では私は一度も見かけたことがなく、フォルクスワーゲン、ベンツ、アウディ、BMW、ポルシェを擁するドイツ車がドイツ国内を席巻しているのかと思っていたので、意外でした。
そして、そんなこんなでダッハウ強制収容所へ到着しました。

ダッハウ強制収容所


ダッハウ強制収容所の看板

歴史を勉強するつもりで訪れましたが、中へ入って事細かに書かれたパネルの説明を読み、写真を見て、胸が締め付けられました。第二次世界大戦時代のドイツの負の遺産。当時ここで収容されていた方々のかけがえのない人生がここで費やされたことを思うと言葉が出ません。ガス室の中にも入りましたが、恐怖しか感じませんでした。
広島の平和記念資料館でもメンタルに来るものがありましたが、人類の大きな過ちとしてこのような施設を維持して後世に伝えることは本当に重要かつ必須なことであると思います。ロシアのウクライナ侵攻やイスラエルの戦争をはじめとして今でも争いが絶えません。また、人種差別もいまだに無くなりません。自分たちのアイデンティティを持つことは大切なことだとは思いますが、人としての倫理観の一線を越えないでほしい。このダッハウ強制収容所を訪れると、同じ人類の命を軽んじて行われた当時の状況を知ることができます。ここで苦しんで来られた方々も今戦争で苦しい思いをされている方々も誰かがこの状況を望まなければ、今頃苦しんでいなかったかもしれない。ドイツ側からするとこのような過去の自分たちの過ちを示す負の遺産を公開展示しておくことは嫌だと思う人もいるかもしれないが、全人類が知るべき事実だと思うのでその点は価値があると思います。

ダッハウ強制収容所

インゴルシュタット

アウディフォーラム

ダッハウで長い時間過ごした後、車でインゴルシュタットにあるアウディの博物館へやって来ました。正直あまり車に詳しくない私ですが、せっかくドイツに来たなら、と連れて行ってもらいました。とにかく印象的だったのは車の載った観覧車。
ゆっくり動いており斬新な展示方法でした。

車の観覧車

ノイブルク・アン・デア・ドナウ

アウディフォーラムでの見学を終えた後、ドナウヴェルトまでの帰り道にあるノイブルク・アン・デア・ドナウという街に行きました。ドナウ川沿いに面したこの街にはお城がありました。
夕方くらいに街を歩きましたが、気候も快適で人もまばらで非常に楽しい街歩きでした。

そして、この日の旅の締めでこの街のレストランへ行きました。レストランは盛況で頼んだチキンもビールも美味しかったです。
このレストランでもそうでしたが、相変わらず海外のレストランでのメニュー表を見てもどんな料理かわからないのが、怖さもありワクワクもあり、醍醐味の1つです。

いいなと思ったら応援しよう!