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小道具の後始末(初心者の映画制作講座)

この記事は、「映画/動画が作れるようになるメールマガジン」の過去のものからピックアップしてご紹介しています。

映画にとって、小道具はとても重要な存在です。
場合によっては、ストーリーのキーワードになったりもします。

カルフのワークショップでは、いつも小道具をキーにして物語を考えてもらってますしね。

実は、小道具には深い思い入れがあります。

20歳の誕生日の夜に最初の作品を完成させたんですが、針金で作った人形を使った作品でした。

20歳という人生の節目の誕生日の夜に、たった一人でね。
針金人形でホラーを撮ってたわけですよ。

なんかこう、「あ、見ちゃいけなかった、ごめん!」って言いたくなるようなエピソードですが、先に進みます。

小道具を使うと、たった一人でも何かしらの作品ができてしまうんですね。

友だちがいなくても、仲間がいなくても、一人でも映画が作れちゃうんですね。

20歳の誕生日の夜でもね。

さて、「自分の作品にはそんなに小道具ないよ」って人もいるでしょう。

シナリオを書きあげたら、まず最初に小道具に○をつけていきましょう。
作品に必要な小道具です。

コップ3個
壁のポスター
クマのぬいぐるみ
デスクの上のペン立て

・・・そう、改めて考えてみると、結構あるものなんです。
部屋の中のシーンが多ければ、楽に数十個くらいは出てくるでしょう。

こういった小道具は、

  • 借りるもの

  • 買うもの

  • 作るもの

  • 何かで代用するもの

    に分かれます。

エクセルなんかでリストアップして、小道具担当者に管理してもらいましょう。
そして、小道具担当者も監督も、忘れがちなことを書きます。
それは・・・

小道具の後始末

です。
作ったり買ったりして用意した小道具の、後のことを考えていないことが多いのです。

借りたものは返しましょう。
問題はその他です。

買ったものは分けましょうか。
作ったものも欲しい人がいたらあげましょう。

でも、それ以外は捨てなきゃいけない。

僕は、荷物になりそうなものは、処理しやすいように作ります。
燃える素材だけでつくる、とかね。

カルフでは、過去の小道具は基本、すべて保存してます。
部屋の押し入れで邪魔になって仕方ないこともしばしばですけどね。

愛着が強すぎて捨てられないんです・・・。
これはオススメしません。

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