映画の組織づくりの3つのポイント
映画を作る組織。
どんな風に組み立てて行けばいいんでしょうか?
これには答えはありません。
・・・と言ってしまうと身もふたもないので、
経験を通して言える3つのポイントをまとめますね。
●喧嘩はしない
●人が多くなれば、ケアをする人間を用意する
●監督がストップしない限り、作品は完成できる!
それぞれ解説します。
『喧嘩はしない』
殴り合い、なんてのはあんまりないとしても、意見の食い違い、気持ちのすれ違い、は大きなものから小さなものまでいっぱい発生しますよね。
そしてそれが、作品の進行に大きく影響してしまう。
結局、個人主導の自主映画は、「気持ち」をどれだけまとめられるか、がキモなんですね。
作品がどうか、ではない場合が多いんです。
だからこそ、喧嘩は、しない。
企画段階の喧嘩、シナリオ段階の喧嘩、準備段階の喧嘩、撮影段階の喧嘩・・・
今後、このnoteでも、折に触れて紹介して行きます。
同時に、それぞれの段階での喧嘩への対処法も。
『人が多くなれば、ケアをする人間を用意する』
映画制作の組織で理想的な役職図、なんてものは、ネットでいくらでも検索できます。
でも、それがピシッと揃う事なんてありません。
どうしても兼務する人もいるでしょう。
足らない役職を探し出し、自分の作品にほんとに必要かどうかを考えて、必要ならその人を探す、という流れで組織を作ったらと思います。
ただし、お手伝いさん的な動きを出来る人を、一人は最低入れておいて下さい。みんなのケアをする人ですね。
役職名は何でもいいですが、僕は助監督、と呼んでいます。
(厳密には正しくないんですが、監督である僕の代わりにあれこれしてくれる「助」監督です)
そして、映画作りで「何か」が起こるのは当たり前なんです。
絶対、問題が起きるとして構えておいて下さい。
起きた時にどうするか、を考えた組織にすることが必要かなと思います。
ただ、考えすぎると前に進めなくなっちゃうので、ある程度の見切り発車は必要ですけどね。
『監督がストップしない限り、作品は完成できる!』
実は、これが一番大切かもしれません。
どんなに喧嘩が起こっても、どんなに仲間割れしても、
監督がストップしない限り、映画は完成にもっていけます。
なので、監督は気持ちが折れない努力をすべきなんです。
結局のところ、映画づくりって、自分との闘いなんですね。
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