監督は「作る」と決めるのが仕事(初心者の映画制作講座)
「ダイエットをする!」と決めました。
でも次の日から、お腹がすくし、飲みに行きたいし・・・
以前、「気持ちを持続させるのが難しい」という記事を書きました。
ではその、難しい原因は何でしょうか。
それは、次々湧き起こる、その決意を邪魔する気持ちですね。
映画も同じです。
「作りたい」と思っても、作るのを止めた方がいい理由が、
すぐにいくらでも浮かぶのです。
みんなのスケジュールが合わない
いい人が見つからない
いいロケ地が見つからない
欲しい機材が足らない
自分のストーリーに自信がない
お金が足らない
最近、仕事が忙しくなってきた
ちょっと最近疲れやすい
少し気持ちがノらない
・・・・・・・
こんな負の気持ちに負けたら、そこで映画作りは終わりです。
では、どうするのか。
★監督は、「作る」と決めるのです。
どんなにたくさん「作らない方がいい」理由が
思いついても関係ないんです。
だって、「作る」んですから。
悩むという選択肢はないんです。
だって、「作る」って決めたんですから。
「作った方がいいから」作るんじゃないんです。
「作れる環境が整ったら」作るんじゃないんです。
「作る」と決めるんです。
この想いを強く、強く、強く持てるか。
これにかかっています。
ネット上で色んな相談を受けるんですが、
その中にたまにあるのが、
「友人が僕の意見に反対するんです。どうやったら分かってもらえるでしょうか」
というもの。
「その友人と一緒に作る」のが目的なら、徹底的に話しましょう。
「作る」ことが最重要なら、別の人を探しましょう。
そう答えました。
これ、大事なことなんです。
作っている最中は、周りの雑多な、
足を引っ張る要因に気を取られてしまうんです。
で、ふと悪い意味で冷静になって、作れないんじゃないか、
まだ準備が整ってないんじゃないか、という気になってくる。
「作る」と決めたことを忘れてしまうんです。
これが、よくない。
「作る」ことを忘れそうになったら、
「作る」と決めたことを思い出す。
今回は、ものすごくシンプルなメッセージでした。
このメッセージが「なーんだつまんない」と思う人は、
間違いなく作ったことがない人です。
作ったことがある人は、
「分かるけど、それが難しいんだよ」と思うでしょう。
最初に、絶対ブレない目的を一つ作ること。
それは、「作る」と決めることです。
どこかに書いて、貼っておきましょう。
僕も常に、弱気になります。
なので、口癖を無理やり作りました。
困ったことがあったら、一番にこう口にするんです。
一人でも。誰かいても。
「でも作るから。絶対作るから。」
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