見学に来た人はすぐいなくなる(初心者の映画制作講座)
この記事は、「映画/動画が作れるようになるメールマガジン」の過去のものをピックアップして紹介しているものです。
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『映画工房カルフのように』
https://karufu.net/
これは、僕が立ち上げた自主映画団体名であり、
同時に活動を紹介したホームページタイトルでもあります。
2001年のゴールデンウィークに3日で立ち上げたサイトで、
最初は5ページくらいしかありませんでしたが、
なぜかすぐにメールでお問い合わせをいただくようになりました。
メールはそのほとんどが、
「活動に興味がある。見学させてくれないか」
というもの。
当時は、関東の方とは一人一人とお会いしていました。
そして、ご希望通り、カルフの撮影とか打ち合わせなど、
「見てみたい」という人を受け入れていました。
僕らが集まるたびにお誘いをしていた。
ところが。
見学に来た人は、最初のうちこそ来ていたものの、
じわじわ体調が悪くなり、別の予定が入り始めるのです。
企画会議ほど地味なものはないでしょう。
メインじゃない人にとって。
そう思って、
今度は、見学に来た人、みんなに役割をあてるようにしてみました。
打ち合わせの記録係とか、小道具係として必要なものを意見してもらうとか。
それでもみんな、体調が悪くなり、予定が入ってしまう。
撮影現場にも呼んでみました。
しかし一緒。
撮影している様子を、少し離れて見てるのって、
はっきり言って1時間が限界。
有名な俳優が出てればまた別だろうけど、
それでも日がな一日は無理だと思う。
つまるところ、
親しいわけでもない人に囲まれて、受け身の状態を楽しむのは難しい。
なのである時から、すべての「見学」をお断りすることにしました。
とはいえ、問い合わせは途切れません。
なんとか期待に応えられないか。
ずっと考え続けた結果、
結局みんな、『自分の作品』が作りたいんだ。
という考えに至りました。
それで始めたのが映画制作ワークショップでした。
メールをくれた人たちで、作品を作ってもらおう、という企画。
(運営側は大変ですが)これは盛り上がります。
https://eigaschool.com/tokyo/
今は新型コロナウイルスの影響で再開を探っているところです。
ちなみに、いただいたメール1通1通に返信するのは、
2001年からただの1回も欠かしていません。
興味ある方は、ご意見でも送っていただけるととっても励みになります。
info@karufu.net
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