【浦項編】1回韓国に行って経験値を積んだ神戸サポの妻が旦那と2人でもう一度勝ち点3を取りに行ったら色々なことがあった話
こんにちは、karuです。
この記事では2度目の韓国遠征、
浦項(ポハン)編をお送りします。
前に投稿した"蔚山(ウルサン)編"を先に読むことをおすすめします↓
先にお伝えしておきますが、
これは『新婚旅行という名の戦い』です。
サポ歴3年くらい、平日&アウェイ要員の旦那と一緒に行っています。
戦い=当然色々あるわけで…
写真垂れ流し気味ですが、振り返っていきたいと思います。
今回もお世話になります
蔚山に続き、今回も日本ツアーサービス(JTS)様のありったけのお力を借りて、関空発着のフルツアーで参加しました。
ツアーに参加する上で、一つ大きな変化がありました。
事前に届いたしおりや入出国カードと共に、新たにこの名札が入っていました。
空港からスタジアムまではバス2台で現地に向かいました。
私たちのようなフルツアーの他に、
飛行機・ホテル・チケット(スタジアム現地で購入)などは個人で手配し、
バスだけもしくはバス&ホテルをツアー利用するという方が何名かいらっしゃいました。
というのも、釜山〜浦項はかなり長距離です。
空港から車で最低でも1時間半かかります。
同じく選手やスタッフも、移動による疲労がかなりあったと思います。優勝がかかる最終節直前にも関わらず、本当にお疲れ様でしたと伝えたいです。
正直結果よりも、全員が健康で無事に帰れたことが何よりです。
(INSIDEを見てたらタフさが分かります)
添乗員さん・ガイドさん・バスの運転士さん、
長時間ありがとうございました。
出国前のひと時
2人で行くとお互いこういう写真が撮れるので良いですね。
空港の暖房も相まって結構眠かったです。
再び釜山へ
蔚山戦から約2ヶ月後、再び釜山へ向かいました。
同じ時刻&同じ航空会社(エアプサン)の便です。
またここに来れたことが嬉しかったです。
私たちは神戸サポ夫婦でもあり、
"ゲーマー夫婦"でもあります。
なので…
飛行機の窓からこの景色を見た時、2人で
『シムシティやん』
と口を揃えて言いました。
こういうとこで仲良いというか、気が合うんですよね、私たち。
今回は発着場所が遠かったため、ターミナルまではバスで移動します。
ほぼ満席だったので乗るまでに少し時間がかかりました。
今回はゲートを出てからバスの出発が早かったのでコンビニで飲み物をサッと買いました。
で、ここからスタジアム道中までアクシデントが3連発…
一つ目は空港の両替機で日本札が詰まってしまい、スタッフさんを呼んで取り出してもらうアクシデント…(親切に対応して頂き感謝しています汗)
二つ目は移動中、道路真横で乗用車が炎上…(怖かった)
三つ目は
旦那の買ったお茶が座席のホルダーに入らなかった(関係ないか)
海外は予測不能な出来事が色々あります。
気をつけましょう。
長距離移動とSAでの出会い
さて、先ほども申し上げた通り、
釜山〜浦項はSA休憩入れて約2時間超の長距離移動です。
右上にVIPと書いてるだけあって、
座席も黒革張りのシックなバス、広々とした作りでした。
私たちが乗った1号車は関空発着組、そのままSAを通ってスタジアムへ向かいます。
(蔚山では一度ホテルを経由して必要な荷物だけ持って行ってます)
乗って約1時間半後、SAで休憩。
ここで軽食を頂きます。
ソトクソトクは韓国の郷土料理。
ソ=ソーセージ
トク=餅(給食でトックという小判のような形をした餅のスープが出てた。多分そこから来てる)
店横のカウンターに置いてある甘辛ソースをかけて食べます。
餅はさほど粘り気がなく、中までちょいパリっとした感じ。
食べやすく美味しかったです。
しかも店員さん、とても日本語が上手い。
どこに行っても親切な方が多かったです。
私たちがこのソトクソトクを食べていると、現地の男性2人組から声をかけられました。
『サッカー?ヴィッセル?』
『YES!浦項サポーター?』
『YES!We are steelers.』
なんとSAで第一浦項サポさんとお会いしました。
平日火曜の15時。
お若い学生さんかなと思いましたが、
車でSA経由してスタジアムへ向かわれてるとお聞きし、現地へ行くのは中々大変なんだなと思いました…。
既に外は寒い風が来てましたが、心温まる交流が出来ました。
こんな所にスタジアム?!
↑本当にその通りで。
今回の対戦相手、
『浦項スティーラース(スでもズでも大丈夫)』は製鉄会社を母体とするサッカーチーム。
胸スポンサーには韓国の製鉄会社大手"posco(ポスコ)"が入っています。
ガイドさん曰く、韓国でこの企業を知らない人はいないそうです。
(翌日観光で、工事現場の窓枠の養生部分を見るとposcoの文字が入ってました)
スタジアムは製鉄工場のど真ん中。
この辺でガイドさんから
『そろそろスタジアム着きますよー』と言われた時は、えっ?ほんまに?と思いました…
都会の中にあれば、このように工場の中にもスタジアムがある。
世界の広さを感じました。
This is STEELYARD
こちらが私たちが降りて案内されたビジター側の入場口。
『浦項スティールヤード』
1990年韓国で最初に出来た、歴史あるサッカー専用スタジアムです。
(引用:https://ja.m.wikipedia.org/wiki/浦項スティールヤード)
木々に覆われ、シンプルかつコンパクトな造り。
選手バスが来るまで時間があるので少し散策してみましょう。
こちらが浦項スティールヤードのメインゲート。
後方にはキッチンカーや売店があります。
(予定より早く到着したので、まだ開いてない店もありました…)
ビジター側含め、この時間帯からかなりの台数の車が停まっていました。おそらくクラブや製鉄会社の関係者の車だと思います。
メイン通り右側、浦項の選手バスなどが通る関係者口です。
こちらはパク・テハ監督。
現役時代はスティーラース一筋、数々のタイトル獲得に貢献した、浦項のレジェンドです。
(引用:https://ja.m.wikipedia.org/wiki/朴泰夏)
吉田監督もここまで扱われて欲しい。
またしても近い選手入り
さて、散策してるうちにヴィッセルの選手バスがやって来ました。
…めっちゃ近い!!!!!!
試合後は一本紐が張られてましたが、
入りはこのように区切る紐が無く、セキュリティ(といっても交通誘導)が殆どいませんでした。
神戸サポーターは100名いくかいかないかの人数だったと思います。
バス出入り口が奥なのであまり選手やスタッフの顔は見えませんでしたが、気付いて手を振ってくれる選手もいました。
蔚山の時もまあまあバスが近いと思ってましたが…
ファンクラブの抽選に当たらないとバス待ちが見れないいち神戸サポとしては、選手との近過ぎる距離感に衝撃を覚えました。
カッコよくて
自由すぎる素敵なマスコット
特に印象深かったのはクラブマスコットです。
浦項の皆さん…すみません。
私たちはゲーマー夫婦。
『ロックマンおる!!!』
と騒いだことを許してください。
(海外だとMegamanかな)
彼の名前は"セドリ"。
(引用:https://www.steelers.co.kr/club/mascot)
ちなみに女の子もいます。
(Google翻訳の読み上げで"セスニ")
彼女は…
試合中、ゴール裏のサポーターに混じって応援してました。
いやもう、二度見しましたよ!!!
しかも統率団体がいるド真ん中。
さすが鉄鋼クラブ、マスコットも尋常じゃない強靭メンタルの持ち主です。
まず寒い、とにかく寒い
試合前も試合中も試合後も、
とにかく寒い。
どんだけ厚着しても顔がめっちゃ寒いです。
手拍子の時もカイロが手離せませんでした。
跳んで叫んで体を温めまくりました。
寒いと試合が進むのも遅く感じます…
ここまで読んでくださってる皆さんにお願いです。
遠征乗り切った皆さん全員を褒めてください。
夜中にあった出来事含め、私たち本当によく頑張ったので泣
スタジアム内の写真いろいろと
サッカー専用スタジアムの良さが引き出された、どこからでも見やすいスタンド。
選手の真剣な表情がひしひしと伝わってきました。
試合内容についての解説などは詳しい方にお任せしますが、もう少しチャンスを物にして欲しい試合でした。
ただこの悔しい結果を糧に、次の最終節に繋がったと思えば、現地に行ったのが報われた気持ちになりました。
試合後の交流
韓国に行く前、現地の方にプレゼントするユニやタオマフ、その他グッズを色々用意していました。
ありがたいことに何名かの皆さんと交流出来ましたので、この場を借りてご紹介させて頂きます。
今振り返っても涙が出るほど嬉しかったです。
現地の皆さんからは、
『ヴィッセル優勝頑張って!』と応援のお言葉を頂きました。
最終節、このマフラー&マスクをお守りに持って行き、無事優勝出来たことも併せてご報告します。
また海を渡って皆さんにお会いしたいです。
次は私たちが勝ちます!
戒厳令、実際どうだったの?
釜山へ入り綺麗だなーと思い、この写真を撮ったのが23時17分。
つまりあの『戒厳令』は既に出ている状態です。
(22時23分発令、日本だとニュースで出たのがちょっと遅かったかもしれません)
ですが車内でそういった話は全く無く、ホテルに到着してから知りました。
チェックイン&部屋入る
→一旦ご飯買いにホテル横のコンビニ行く
→部屋に戻りご飯食べながらテレビ付ける
→何か暴動のニュース多くね?
→X開く
→神戸サポのみならず他クラブの皆さんからも『大丈夫ですか?』『帰れますか?』といった心配のポストが多数流れる
→事の重大さを知る。
『え、帰れんの?』
この時23時くらい。
(そもそも戒厳令って何?ネットでめっちゃ調べた)
→家族に猫ちゃんのお世話延長してもらう&仕事の上司に連絡した方が良いよなという話を旦那とする
→ツアーで来てるという安心感と悩んでもどうにもならんと思い寝る。普通に移動による疲労で眠かった
→起きたら戒厳令解除
…長くなりましたがこんな感じでした。
そもそも事が起きたのはソウル。
今回泊まった釜山西面(ソミョン)は反対側になるので、外で何か起きたとかは全く無かったです。
ですが『家に帰るまでが遠征』という言葉がここまで当てはまる旅はそうそう無いと思います。
今まで実際に味わった…
・豪雨で電車が止まる
・夜行に乗り遅れネカフェで一晩過ごす
全部可愛いもんです。
一見他人事に感じますが、歴史的大事件に巻き込まれる手前まで来てたのは事実です。
命第一です。本当に。
結果も大事ですが、
選手&スタッフも、そして私たちサポーターも無事に帰国すること。それが一番なのです。
当時メッセージを送ってくださった皆さま、ありがとうございました。
無事に観光
戒厳令が早朝に解除され、私たちは無事に観光することが出来ました。
地下鉄を使い、チャガルチへ。
ホテルのある西面からは9駅・約20分です。
切符(乗車券)は入れるのではなく、QRコードをかざして通ります。
交通費は片道1700ウォン(170〜180円)。
とても安いです。
BIFF通りと呼ばれるこの場所はthe若者の街。
食べ歩きをはじめ、
ゲーセン&猫カフェ(窓からネコチャン見えた)…
私たちにとってはたまらない場所でした。
海側に行くと魚市場。
所狭しとお魚が並んでいます。
日本ではお目にかかれない種類もたくさんありました。
最後はロッテデパートでお土産をたくさん買って、観光終了。
2日じゃ足りないです。1週間は欲しい。
プライベートで行って、心ゆくまで楽しみたい。
そう思えた釜山&チャガルチ旅でした。
2回韓国に行って思ったこと
1人で行くのと2人で行くのと、
10月に行くのと12月に行くのと、
そして蔚山に行くのと浦項に行くのと、
環境や楽しみ方は全然違いました。
それぞれ違った魅力があり、どちらも充実していました。
けれど変わらなかったものがあります。
現地の方々の"優しさ"です。
実際に行ってみないと分かりません。
優しさに触れ、私たちを歓迎してくれる。
これほど嬉しいことはありません。
だからこそノエスタに来てくれた際は、
盛大に『ようこそ神戸へ』と伝えたいです。
たくさんグッズをプレゼントしたいです。
たくさん美味しいお店を紹介したいです。
韓国で得た数々の思い出を胸に、来シーズンも全力でヴィッセルを応援します。
お互い素敵なフットボールライフを送りましょう。
ここまでお読み頂き、ありがとうございました。
皆さま良いお年をお迎えください。