【Creative Review】外部サービスの効用〜自社の独自性を効率よく引き出す〜
・Reference info
Waymo
https://waymo.com/
今回は、自動運転開発システムの「Waymo」についてご紹介します。 Waymoは、Alphabet(Google)の傘下にある、自動運転を開発している企業です。2009年にGoogleのプロジェクトとしてスタートし、2016年にWaymoとして分社化されました。現在は、完全自律走行のシステムを普及するべく、大手自動車企業と提携を進めながら、米国のいくつかの地域で完全無人での自動送迎サービスを開始しています。
そんなWaymoについて、注目のニュースがありました^ ^ 2024年4月に、Uberと提携し、”完全自律型配達”を米アリゾナ州フェニックスで開始すると発表があったのです。これまでUberには、自律型タクシーやロボットでの自律配送はありましたが、自動車での自律配送はありませんでした。報道記事によると、サービス地域におけるUber Eatsアプリでは"autonomous vehicles may deliver your order.”(=”自動運転車が商品をお届け”)と表示されるようになり、許可すると無人自動車が配達に来てくれるようです。
上記のニュース、UberはWaymoと提携することで、その独自性をさらに補強する結果となったわけですが、言うまでもなく、Uberにとってはうまく外部サービスを使いながら、自動運転の技術を独自開発せずに自社の強みを活かすことができる、良い施策のように思います。
さて、かるてぽすとでも外部サービスに関する似たようなお話として、お客様からのご依頼でWEBサイトの中に、何かしらのシステム(会計、会員、eラーニングなど)を付け加えたい、といったリクエストをお受けすることがあります。その際には、そのシステムをかるてぽすと独自で開発するか、独自開発はせずに外部のWEBサービス(特定のシステムを多数に向けて月額制で提供しているサービス)の利用をお勧めするか、社内で検討するのですが、特にここ数年は後者をお勧めすことが多いです。
WEBサービスの種類はここ数年、以前にも増してバラエティに富んだものとなっており、大抵どんな機能をご要望の場合でも、どこかの企業が欲しい機能に対応するWEBサービスを提供しています。例えば、決済サービス、学会用サービス、eラーニングサービスなどは、独自開発せずとも様々な会社が外部サービスを提供しており、独自開発より圧倒的に初期コスト、ランニングコストが安価で、使い勝手の良いものが多くなっています。
WEBに関しては外部サービスとうまく連携すれば、システムへの経済的リソースの分配が少なく、かつ運営面での思考負荷も軽く済みますので(あるものを使うので悩まない)、自社の強みにフォーカスする戦略が取りやすいと思います。
WEBサイト制作でシステム開発をご検討の際は、ぜひ外部も含めて様々なオプションを検討し、最適な組み合わせを楽しんでみてください^ ^