【Creative Review】思想のベースとテクノロジー〜活動全体としてのAI〜
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The new Pixel 9 phones bring you the best of Google AI
今回は、2024年の8月にGoogleが新しく発売したスマートフォン、”Pixel9シリーズ”についてご紹介します。このシリーズにおける注目は、なんといってもGoogleのAIである”Gemini”を、デイリーユースで使うことができるスペックが搭載されているということです。Tensor G4というGoogleカスタムの最も高速かつ効率的なチップセットが搭載され、最新のAIモデルの駆動を最適化してくれます。
Pixel9のAI活用事例としては、例えばGmailユーザーであれば、Geminiにメールの内容を書いてもらう、メールの内容を音声による質問で検索してくれるといったことができます。また、カメラに映った何かしらのグッズが気になったとして、そのグッズを○で囲んで検索すれば、グッズを特定し、どこで買うことができるか候補をあげてくれるといった機能もあります。
他にもたくさんの機能があるのですが、かるてぽすとの仕事上便利だなと思ったのが、集合写真における顔の入れ替え機能です。集合写真を撮影する際、複数枚撮影しておけば、一部の人の写りが良くなくても、他の集合写真の中から個人個人のベストな顔をAIが選択して、自然な形でみんなの写りが良い集合写真を作ることができるとのこと。以前は手動でフォトショップを使って顔を入れ替えていたので、便利そうです。笑
さて、ついにスマートフォンでも利用できるということで、デイリーユースで身近になってきているAIですが、通常の業務において、今後かなりの確率でワークフローの中心になっていくと考えています。私たちが、AIを最大限に効率的に使っていく上で今後大切になるであろうと感じていることは、様々な情報を統合させてAIに読み込ませるために、どの端末からでも、どの情報(メール、ドキュメント等)でも、同じAIに統合された形でアクセスできることです。
かるてぽすとでは、メールやチャットなど、GoogleのWorkplaceというサービスを中心に仕事が進んでいるので、まずはすべてのデータをGoogle のサービスに集めることから始めていく予定にしています。端末についても、私は長年Mac及びiPhoneユーザーですが、ChromebookやPixelに変えて、Googleに一本化しようか悩んでいるところです。
全ての情報や端末をあえて一本化することで、AIを使うというより、AIがベースにあるワークライフを作ることができるのではないかと、イメージを膨らませております^ ^/
思想のベースをAIありきとして、物事にあたっていけるような会社に変化させていくことが目先の目標です。AIを使っているのではなく、根底からAIベースであるというところで、今後の働き方やアウトプットの質を、新しい時代に合ったものに変化させ、お客様にも面白いサービスや、そのプロセスをご提供できるよう、色々と実験していく所存です。