No.2 誕生日が、決まった日(妊娠期)
文・絵:ゆう
どの夫婦にも、延々と、ネチネチと語り続けられる失敗談って、ありますよね(笑)。
我が家では、上の4コマの日がそうでした。
実はわたくし、初回妊婦検診時から血圧が高く、毎回母子手帳には「減塩」スタンプポン! 毎朝自宅で血圧を測ることを義務付けられるような要注意妊婦でした。
ただ、そのおかげで食生活にはかなり気を使っていたため、妊娠高血圧症などの大きなトラブルなく、妊婦生活を送っていたはずなのですが……
妊娠七カ月目の妊婦検診で、それは突然決まりました。
その日も特に問題なくエコーが終わり、椅子に座ると、先生が言いました。
「血圧高めなので、早めに出しちゃいましょうか」
??
予定日は、1月7日。
この日は、9月24日。
出産は、まだまだ先。
でも、先生曰く、血圧が高い人はリスクが高く37週を超えたら、長くおなかに入れておく必要はない。年末年始にもかかってくるし、その前に出しちゃいましょう、と。
そんなわけで、病院から提示された(ちょうど予約が空いていた)12月27日に計画分娩を予約(計画無痛分娩です)、イコール子供の誕生日が、半ば強制的に決まってしまったのでした(笑)。
で、何でこれが、延々と語り継がれる夫婦の失敗談なのかというと……
10歳年下の我が夫。私が初めての出産で、しかも高齢出産だったということもあり、毎回検診についてきてくれていました。
が、この日に限って、寝坊して、検診に立ち会えなかったのです。
そして、そんな日に限って、子供の誕生日が決まるという重要な内容(笑)。
何かある度に、延々と私から突かれるエピソードとなったのでした。
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No.1「椅子の上で正座(2歳2ヶ月)
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