![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/169431730/rectangle_large_type_2_399964868bea95f6ed73731c97ecb2a0.png?width=1200)
不妊治療中の飲酒欲をどうにかせよ 【不妊治療と休職 #8】
こんにちは。もうすぐアラフォーのキャリア女子、不妊治療&休職中のかえる🐸です。
今日は、お酒好きが不妊治療中どのように飲酒欲を乗り越えたかについて書いていきたいと思います。
お酒が好き
かつての私は、毎日のように晩酌し、友人ともよく外で飲み食いしていた。
仕事を切りげる時には既に何を飲もうか考えており、その日のメニューに合わせてビールやらワインやらを帰り道に調達したものだ。美味しいお酒を楽しみたいがために、率先してお店をリサーチしては友人の集まりを企画したりもしていた。
とにかくお酒の味わいが好きだった。ビールの苦さ、白ワインのミネラル感、赤ワインのエグ味とコク、日本酒の酸味、ウィスキーの香り... 「この料理にはこのお酒」というのが自分の中に確立されていて、仕事でストレスを溜め込んでいても最高のペアリングがあればすぐ元気になれた。
酒量はというと、たとえばイタリア系のレストランに行ったとしたら、食事に合わせて [スパークリング1杯→白ワイン1杯→赤ワイン/オレンジワイン1杯→赤ワイン1杯] というような流れで4杯は飲んでいた。これは私にとってはほとんど酔わない量で、少し気分が高まる程度だった。どちらかというと強い方だったと思う。
家で1人で飲むとしたら、ワインボトル2/3は空けていた。この量だと多少酔いはあるのだが、そのまま何も考えずドラマや映画、アニメをみて、ぼんやりダラダラ過ごすのが最高だった。
そんな私も今ではノンアル民。家で食事の際はもっぱら水かお湯。外食の時もトマトジュースやトウモロコシ茶などを1杯頼むだけとなった。
体に悪いという旦那の小言(呪い)
旦那はいつも、酒は百害あって一利なし的なことを言ってくる。ゼロカロリーコーラ中毒の旦那にそう言われるのは癪なのだが、確かに研究では害の方が強調されている。
そんな小言をいう旦那が毎食目の前にいるせいで、自然と酒量は減っていった。
減ったと言っても、毎晩だったのが週に3-4日程度になったくらいだが、休肝日を普通に確保できているという時点で大きな変化だった。目の前に、体に悪い体に悪いと呪いかの如く唱える旦那がいたら、そりゃあ飲む気も失せてくる。
ただこの時はまだ、お酒飲みたいなぁと感じたら躊躇なく買いに行ってたし、お酒と合わせたい前提でメニューを決めたりしていたので、お酒の私への影響力はまだまだ大きかったと言える。特に旦那が留守の時なんて、やりたい放題だった。
空胞と最高のオケージョンでの我慢
次に大きな変化が訪れたのは、初めての採卵を失敗した時だ。
この時はショックで、とにかく妊活にネガティブとなりうる要素は排除していきたい気分が高まっていた。
そして、採卵失敗後の熱海旅行では一切お酒を飲まず、フランス料理のフルコースを食べる際にも我慢したのだが、これが功を奏した。
毎日のちょっとした食事で我慢せずにお酒を飲んだら、フランス料理のコースを食べた時に我慢した私が浮かばれない!そんなふうに思うようになったのだ。
この発想のおかげで、ちょっと飲みたいなという気分になっても、自分を止めるストッパーが発動する。北海道1人旅で夫の監視がない状態でも、特別な時だけにしかお酒は飲まなかった(ウィスキーテイスティング、小樽の地元居酒屋でビール1杯、ジンギスカンと合わせて赤ワイン1杯)。
以降はお酒を飲むべき特別なことはあまりなく、すんなりと禁酒生活に馴染んでいった。覚えているのは、妹夫婦がスペイン料理レストランに招待してくれた時にワインを一杯飲んだくらいだ。オーベルジュでのフランス料理コースを超える特別な機会なんてそうそうない。
口元の寂しさを埋めるための代替品
お酒好きだった私がノンアル生活できるようになる過程では、アルコールの代替品も大いに活用させてもらった。(お酒の味が好きな故、ジュースやお茶に切り替える発想はなかった。)
スーパーで売っているようなノンアル飲料は美味しくないイメージがあったので、ほとんどはネットや専門店経由で手に入れた。
ビール → ノンアルビール龍馬、又は炭酸水
レモンハイ → レモンジュースを炭酸水で割る
ワイン → ノンアルワイン
スパークリングワイン → ミチョを炭酸水で割る
特にお酒を抜く初期段階では、代替品が大いに活躍してくれた。味はお酒と全然違うものの、強い炭酸の口当たりや、ワインボトルを空けてグラスに注ぐ行為などが、なんだか気分を高揚させてくれた。
ただ、これらの代替品は今も家にあるのだが、今ではほとんど手をつけなくなってきている。お酒を我慢するために飲んではいたものの、やはり味がお酒ほどは美味しくない。禁酒に慣れて口寂しさがなくなった時点で、代替品には手が伸びなくなってきた。慣れるというのは不思議なものだ。
まとめ
まとめると、お酒好きだった私の飲酒欲をおさえてくれた要素は、以下4点だ。
1) 夫の小言(呪い)
2) 採卵失敗により妊活への意欲がとにかく高まったこと
3) 最高のオケージョンでお酒を我慢した私の意地
4) 代替品での繋ぎ
治療によってお腹が張り体調が悪いこともあったので、それも私を自然とアルコールから遠ざけることにつながったかもしれないが笑 これまで10年間大切に(?)してきた習慣が、たった数ヶ月で変わるだなんて本当に驚きだ。
おわりに
普段の飲酒欲は無くなったとはいえ、やはり美味しいお酒は今後も飲みたいとは思っている。お酒があることで一層楽しめる料理や旅行先というものはあり、それを楽しめないなど人生つまらない。ただ、そういう場所に行くのは妊活を終えた将来に取っておいていいかな、なんて思っている。
ただし! ついこの前に流産したため、私はこれから長めのリセット期間に入る。せっかくなので、最初の1ヶ月くらいは外食時に1杯くらいは、お酒を楽しみたい笑
2025年1月10日
🐸