大病院の待ち時間の長さをどうにかして欲しい ─ 中等度異形成 【不妊治療と休職 #11】
こんにちは。もうすぐアラフォーのキャリア女子、不妊治療&休職中のかえる🐸です。
前回のnoteでは、異形成に対して蒸散術での手術が可能、つまり、不妊治療への影響が最小限の治療が可能な、慶應義塾大学附属病院での受診を決めた経緯について書きました。
今日のnoteでは、慶應大附属での初診の内容や、ちょうど昨日行ってきた再診の結果について書いてみたいと思います。
異様に長い待ち時間
慶應大附属は家から思いのほか近く、自転車でヒョイと行けてしまう距離にある。ただ、自転車専用の入り口は1箇所に限られており、敷地内は基本降りて動かなければいけないため、初めて向かった時には少々戸惑った。
さらに、病棟に入ってからも初診の受付デスクまで少し遠い。そして、紹介状を持ってインフォデスクにいけば良いのか(後にここが受付だとわかる)、初診窓口に行けばいいのか、よくわからない...
インフォデスクで聞いてみると、実はそこが一次受付窓口だったとわかり、紹介状を確認されたのちに初診窓口に案内された。
病院の方々の案内はものすごく丁寧なのだけど、パッと見では仕組みがわからず... 総合病院は初見殺しだ。念のため少し早めにきておいて正解だった。
受付を完了し婦人科に移動すると、やはりここでも待たされる。まずは受付の方に紹介状を渡し、その内容をベースに担当医が決まるまで待たされる。この間45分くらいだったろうか。
その後、診察室に呼ばれるのを待つのだが、ここでなんと2時間かかった。
そう、これが総合病院の恐ろしいところだ。待ち時間が、とにかく長いのだ!
初診
3時間待ってやっと漕ぎ着けた初診は、ものの5分で終了した。
というのも、3週間ほど前に既に一度コルポスコピーを受けていたので、今の時点で追加の検査は必要がなかった。そして、内診さえもなかった。紹介状に同封してあった検査結果を使って、今後の方針を判断するのみだった。
こんなに待ったのに何かもっと診てよ〜なんて気持ちも多少はあったが、まあ必要最低限の効率的な診察ではあったと思う。
今後の方針として話された内容はこうだ。
健康面や年齢の兼ね合いからも妊活を優先したいということなので、今必ずしも切除する必要がない中等度異形成を無理に手術しなくて良い。ただ、感染が少なくとも6ヶ月と長引いているようなので、治してしまえれば安心できるだろう。妊活を2ヶ月ほど休むようなタイミングがあれば(ご察し)、その間に手術をするのが良いだろう。手術予約は1-2ヶ月みてもらえれば可能で、手術後2週間で妊活は再開できる。一度で完治しない場合もあるが、その時はまた良いタイミングで2度目を受ければ良い。
妊活をとにかく進めたい私にとっては、都合の良い方針でありがたかった。
3ヶ月後の再度の細胞診の際に妊活状況をまた聞かせてくださいと言われ、この日の診察は終わった。
ちなみに、お会計は3-400円程度だったと思う。
5ヶ月後の再検査でも待たされまくる
当初は3ヶ月後に検査の予約を取っていたのだが、ちょうど移植前のタイミングとぶつかってしまい、とりあえず2ヶ月予約日を後ろ倒しにしていた。
それが昨日1/16。人工流産手術からは10日経っていた。
予約時間は朝9時半だったが、もう病院は超満員。まさに人人人だ。
最新の受付は機械で自動で行われるため待ち時間もなく楽々終えられたのだが、婦人科に移動してからの待ち時間がとにかく長い。
診察に呼ばれるまで40分。診察後、内診室で検査をするまで35分。そして、検査での医者の所感をもとに今後の相談をするまで50分。待ち時間だけでも約2時間、滞在時間がトータル2時間半... 総合病院ってとんでもない。機械清算に待ち時間がなかったのが唯一の救いだ。
肝心の検査についてだが、今回行ったのは細胞診だった。患部の細胞を擦りとるだけなので、コルポスコピーほど痛みはない “はず“ だった。
が、流産処置後で少しだ出血がまだあったせいか、この検査でも追加でそれなりに出血してしまった。そして、コルポスコピーの時と同様に患部の撮影も行われ、その時に使う薬剤がまぁ染みる染みる(泣) 自分なりに呼吸を整えてなんとか正気を保てたものの、これは何度もやりたいものではない。
それにしても、妊娠中も流産手術後も検査後も私は出血がある。出血しやすい体質なのだろうか? 医者曰く子宮やその周りの状態は良好で、何も心配する必要はないらしいが...
細胞診後の医者の所感
前回クリニックで受けた細胞診&コルポスコピーの結果では、私の子宮頸部には中等度異形成が認められ、手術も検討できる程度とされていた。中等度は手術可、高度は手術必須である。
流産のためちょうど妊活を2ヶ月は休む必要が出てきたので、私としては今のタイミングで手術をしてしまいたいと考えていた。そのため、この日は手術日程を決める心づもりできていたのだが...
なんと、今回診てもらった医者曰く、目視の限りでは中等度異形成とは言えるほど悪くなく、この状況だと手術を組む判断にはならない、ということだった。
え、ほんとに!?
確かに、免疫力を高める努力は色々した。毎日R1ヨーグルトを飲み、ベータグルカンサプリもとっていた。それが効いてくれたのか!?
何がよかったのは分からない。いや、そもそも医者の目では見えなかった悪いものがあった可能性もあり、まだぬか喜びはできない。絶対してはいけない。
だけど... やっぱりこういうのは、なんだか少し嬉しかった。
とにかくまずは、2週間後に病理検査の結果をみる必要がある。その結果から、流産後のリセット期間中に手術を組むのか、何もしないで経過観察とするのかを判断することになる。
実は、この日のうちに手術日程が組めれば、手術日を避けるようにして旦那と海外旅行にでも行こうと思っていたのだが、まぁこれはこれで仕方がない。2週間後の診察結果をもとに、旅行についても改めて予定をたてようと思う。願わくば妊活リセット期間中に!
おわりに
ここ最近は週の半分で病院に通っており、なんだか気持ちが疲れていた。不妊治療クリニック、流産手術、歯医者、健康診断、異形成の検査...
病院に出ることが健康でいる証の高齢者みたいな境地になるのは無理だけれども、少なくとも今回の検査では、明るい気持ちに少しだけなることができた。
次回は、中等度異形成と診断されてから自然治癒のために独自に行なった努力について、少し紹介したいと思う。
2025年1月16日
🐸