今度こそは卵子よ いてくれ【雑談】
こんにちは。もうすぐアラフォーのキャリア女子、不妊治療&休職中のかえる🐸です。
今日は採卵日だったので、備忘録としての雑談回です。
今日、私にとって2回目となる採卵で、ついに卵子を採ることができた
私が通っているクリニックは、低刺激での体外・顕微受精に特化している。そのため、使用する薬や注射は少なく負担が軽いメリットがあるが、1度に採れる卵子の数は通常1~2個程度に留まる。
9月にはじめて採卵周期に入り、卵胞サイズの成長が遅いながらも、なんとか1つ採取してもらうことができた。
がしかし、とれた卵胞の中に卵子が見つからず、採卵は失敗。約1ヶ月大切に育てたはずの1つの卵胞は、空胞だったという悲しい結果となった。
この時の経験はまた別の機会に書きたいと思っているが、とにかく、ショックだった。
そこから約1ヶ月たち、リベンジとなる採卵日がきた。
2日前の卵胞チェックの時には、右卵巣に3つ卵胞が確認できた。それぞれ16mm, 18mm, 22mmのサイズだった。
低刺激にも関わらず、3つも採れるサイズに成長しそうで、期待が高まった。3つもあれば、正常な状態のものが1つくらいあるよね、なんて期待もした(そんな計算はできない代物ではあるのは重々承知)。
採卵前には、noteの妊活関連記事を読んで気を紛らわした。とても救われた。
そして、採卵の時
私の通うクリニックは、細い針を使うため麻酔はしない。そして、卵胞を吸いだしている時にはエコーのモニターを見ながら、今何が行われているかの解説を聞く。これでだいぶ気は紛れるが、卵胞に針を刺す瞬間には、なんとも言えない痛みがある。
1つ目の卵胞を吸いとる。そのまま針を奥に進め、2つ目の卵胞を吸いとる。ここでなんと、いったん針を抜き、体勢を整え直して、再度針を刺す。痛いよりも、また刺すという事実が精神的に辛い。そして、3つ目の卵胞も採取完了する。
この時、3つとも採ってもらえるサイズになっていたことに一瞬喜ぶ
けれど、前回の空胞の件が頭をよぎり、それをすぐ打ち消す
2回目の採卵だったことで前回より余裕があったのか、周りを見渡すことができた。すると、左側の天井近くにモニターがあることに気づく。理科の実験でプレパラートの池の水を、顕微鏡で観察しているかのような映像が見える。
もしや、これは私の卵胞をリアルタイムでチェックしている?
有機物のかけら(?)のようなものが、液体の中に見える。泡も見える。
手術台から立ち上がるよう指示が入るまで、期待してモニターを凝視する。黒い丸ぽちが見えた。
そして、明らかに顕微鏡を操作している人(培養士だと思う)が、そこで動きを止め、専門用語で何かを言っている。これ、卵子でほぼ確定だよね?!
ソワソワしながら休憩用のベッドに歩いて戻る。
手術室から徒歩10歩で、本当に助かる。
前回はベッドに戻ってすぐ看護師の方が部屋に入ってきて、「今回は残念ですが…」の言葉から始まる説明を、淡々とした。
心の準備もなかった私は、始めの数秒は何を言われているのか分からず、看護師がカーテンを閉めたとたん涙で目が潤んだ。
また同じことになるのか、それとも….
今回は少し時間が経ってから、看護師が入ってきた。卵子が3個採れた、との報告だった。前回同様、淡々としていた。看護師がカーテンを閉めた後、今回は涙が一粒ポロリと出た。
すごく、すごく、嬉しかった
卵子が取れただけなのに、まだ受精も着床も妊娠もしていないのに。
先月より進歩したという事実が、私の心を晴れやかにした。
その後、採れた卵子は3つとも成熟しており、次のステップに進めることを確認。精子も状態は良好だったことから、精子の自力で受精する振り掛け法を、培養士からは提案された。2つはそのようにし、残り1つは保険をかける感覚で顕微授精をお願いすることにした。
まだ先にはなってしまうかもしれないが、この体外受精の体験(選択肢、スケジュール、費用、など)についても、いずれまとめていきたい。
晩ご飯は、採卵周期中ずっと旦那に我慢させていた、ラーメンを2人で食べに行った。
とにもかくにも、今日の自分、いったんお疲れさまでした。
2024年10月21日
🐸
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