悲しい思い出を理由に大型の観葉植物を買った話
こんにちは。もうすぐアラフォーのキャリア女子、不妊治療&休職中のかえる🐸です。
今日は待ちに待ったフィカス・ベンガレンシスが届いたのですが、これを購入するに至った背景(妊活関連)について少し書いてみたいと思います。
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「左近次」
私は今年の5月に、異所性妊娠(子宮外妊娠)で左卵管を摘出した(関連記事:腹腔鏡手術で左卵管をなくす)。手術の際には赤ちゃんを摘出したという感覚はなく、その後病理検査の写真を見ても気持ちは変わらなかった。
ただ、なんとなく、「私の左卵管」または「左卵管にいた胎嚢」を指す言葉として、「左近次」という名前を使うようになっていた。旦那との会話の中で、何度も「左卵管」と口にするのは仰々しい気がして、パッと私の中で浮かんだ呼び方が「左近次」だった。
最初は「佐之助」にしようかと思ったのだけれども、どうしても自然と出てくるのが「左近次」で、「佐之助」の名前は一度考えてからでないと出てこない。ということで、あまり一般的ではない名前だけど「左近次」となった。
人としての名前を与えて愛でたかったというわけではない。たぶん、人の名前で呼ぶ方が、会話がポップになると感じたからなのだと思う。
記念というか、なんというか
そこに左近次が確かにいたこと。そして、辛い手術と入院生活をしたこと。それを忘れないためにも、植物を1つ買いたいと当時の私は考えた。
もともと新しく引っ越してきた部屋に大きめの観葉植物が欲しいとは思っていたのだが、この植物を左近次のために買いたいと考えたのだ。一生残りそうな物を選んだ方が、ある種の“記念品“または“分身“としては適切なのかもしれないが、そこまでセンチメンタルな感じでもない。
ただ、こうなると適当には選びたくない。毎回植物屋を通るたびに候補を探し、決め手に欠けて購入しないことが続いた。
永遠の幸せ・すこやか
考え始めてから6ヶ月経った12月頭、ついに左近次の植物が決まった。
それが、フィカス・ベンガレンシス。フィカスと名前がつく植物たちの中で迷っていたのだが、部屋のカジュアルで明るい雰囲気に一番合うのはこれだと決心がついた。
フィカス・ベンガレンシスはゴムの木の一種で、生命力が高く、丸い葉っぱは調和や安らぎの象徴とされていることから、花言葉は「永久の幸せ」「すこやか」。健康維持を努力して、妊活に取り組む私にはピッタリの花言葉だと思った。
さらに、多少暗い部屋でも育ち、乾燥にも強いという。長く育てたい身としては、こういうハードルの低い植物はありがたい。
ちなみに他に迷っていたのはこういう植物たち:
おわりに
そういうわけで、今日お迎えした植物の写真がこちらです。
美しい緑色で、触ってみるとホワホワした質感。とても可愛い。サイズは自分のミゾオチあたりまで来る8号。色々植物屋を回ったのに最終的にはネットで購入した(便利)。
元々は左近次を忘れないためとか、左近次のためとか考えていたが、細かいことは気にせず私はこれ自体を左近次と呼ぶことになると思う。そして、万一枯れてしまったら、左近次2(左近次2世)を迎え入れると思う。
こう思えるようになったくらい、今年5-6月のことは自分の中で消化できたのだ。
ちなみに、「左近次」と調べると出てくるのは鬼滅の刃の鱗滝左近次だけど、私の左近次とは関係がありません🖐️
2024年12月18日
🐸