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氷点下、真冬のキャンプを助ける個人用アイテム3点【キャンプ②】
「サプライズで、クリスマスにキャンプ場でプロポーズをすることにした。参加してほしい。」
ある冬の年末、忘年会の帰り道。友人からの驚きの相談がきた。
私の人生のまわりに、サプライズプロポーズを実行するような人が出てくるとは。自他ともに認めるサプライズ嫌いの私の性格はわかっているはずだ。
聞くところによると、そういう勢いがないと難しいらしい。別に構わないが、踊ったり歌ったりするのは勘弁してほしいとだけ伝えた。
以前、私にキャンプブームが起きた話を書いた。
キャンプというのは、基本的に海辺か山の中だ。冬の夜は場所にもよるが氷点下に達する。きちんと用意をしておかないと、冗談ではなく命にかかわる。
秋ごろのキャンプは友人の装備などで耐えてきたが、今回は冬ど真ん中、自分の装備がいるらしい。私は、自分用の折り畳み椅子くらいしか持っていなかった。急いで装備を確保しないといけない。
キャンプ用品の購入は、周囲が色々買うのをよそに、私はあまりポジティブではなかった。だって年に数回でしょう。置いて置けるスペースもないし、それに、そこそこお値段もする。
しかし友人の一世一代のイベントだ。学生時代からの腐れ縁。しっかりと準備して盛り上げてあげたい。できるかぎり値段をかけず!!(これはもう性格なので許してほしい)
私が当時、調べつくして購入したのはこれだ。冬キャンプに突如誘われた初心者には参考になるかもしれない。
①冬用寝袋(シュラフ)
これがないと始まらない。夏キャンプであればテントの中で皆で転がっていれば済むが、冬は1人に1つ、これがないと命にかかわる。
キャンプ用品は高い。という常識を覆すような値段だが、現在に至るまでこのシュラフは活躍し続けている。防寒もばっちりだ。
②インフレーターマット(一般的にはキャンプコット)
寝袋があれば万全かといわれると、全然である。冬キャンプの恐ろしさは、地面の冷たさだ。テントはほぼ地面。冬のアウトドアで寝るというのは、シュラフだけでは不十分である。寝る際に地面から浮いた場所を確保するのが望ましい。
一般的にはキャンプコットという、とても脚の短い寝台があるが、ブランドものは結構値が張ることと、かなり重さがある。
私はこのハイランダー社のインフレーターマットを購入した。私の持っているものはもう廃版でもう少し小さいものだったが、近いもののリンクを貼っておく。空気で膨らますので、かなりサイズ圧縮が可能だ。
実際、地面の冷たさとは隔離される。そしてコットよりも柔らかい。寝場所確保としても優れている。
③ダウンパンツ
キャンプの寒さは寝る時だけではない。陽が落ちればすべてが極寒だ。
そして、キャンプは夜が楽しい。暗闇で焚火に囲み、酒や食事を楽しむのが醍醐味といえる。
上着は、ダウンジャケットなど日ごろの重ね着で何とかするとして、問題はパンツだ。焚火の近くにいれば上半身は暖かいが、とにかく下半身が寒い。
そこで、下半身もダウンを着てしまおうという作戦である。
正直、タウンユースには向かない。上下ダウン姿になれば、ミシュランマンさながらである。
しかし、真冬のキャンプ、優先すべきは防寒である。日中の服装の上にそのまま履くことで、かなりの寒さ対策になる。
以上3点、いずれも真冬のキャンプを何度も共にしてきたが、防寒、頑丈さ、不満はほぼない。もっといいものは、より小さくできたりするとは思うが、そのあたりは価格との折り合いかと思う。
あと、シリコン製の湯たんぽもお勧めしたい。寝る前に寝袋の中にいれておくと、就寝時に寒さゼロ。暖かさに包まれるだろう。
ちなみに個人の買い物ではないが、冬キャンプ最強の準備は、電源が使えるキャンプ場の、電気カーペットだ。やはり寒さ対策は地面なんだなと思う。
無事クリスマスキャンプは実施された。暗闇と静寂、極寒の中でのプロポーズは、なかなかに感動深いものだった。装備のおかげ、だけでなく、体験として心から温かい気持ちになったことを記しておきたい。
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