かーるが選ぶならざきむつろ作品マイベスト。
ども、かーるです。
最近ちょっとした理由から、自分が以前アップした小説を読み返すことが多くなりました。
……いや私って基本即興で書き捨てるくらいの勢いで書いてきたんで全部が全部ってわけじゃなくて。その中でも『自分が満足して書き終えた』作品を中心に読み返してるというわけなのです。
んで。
読み返してびっくりしたんですが、自分が書いた作品なのに面白く思えたんですよ(笑)
いやね、そりゃ自分が書いたんだから全部面白いと思えて当然、とか思われるかもですけど、やっぱり構成に失敗したとかオチはあれはないだろうとかいろいろと残念な作品はあって、そういったのはやっぱり面白いとは思えないんですよね。まあそりゃそうなんですけども。あと、ほんとにその場のノリで書いてアップしたものも、読み返すと恥ずかしさが先行しちゃって面白さを感じないですかね。
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まあ、そうやって読み返してみてふと、じゃあこれでマイベストnote作ってみようじゃないかと思いましてね(笑)題して、
『かーるが選ぶならざきむつろ作品ベスト3』
ってことで(いや同一人物だろ、ってツッコミ、待ってました)、私が『今でも時折読み返してる作品』を三つ並べてみようと思います。
まず3位は、これです――
III.『カルマ』
私が当時『百物語』という企画と並行して公開してた作品で、クトゥルフ神話をベースにしたホラー小説です。
実は私、もともと怖がりで。小さいころから『怖いもの』を探してビクビクしてたとこがあったんですけど、だからこそ『自分が考える怖いもの』をかき集めて作った作品なので、今読み返してもゾクゾクするんですよね。
お話としてはある意味ステレオタイプなものですし、血とか内臓とかバッキバキ出てくるようなホラーでもないんですけど、日本人が古来から怖いと思っている『闇』と『水』が、自分としてはうまく表現できたかなぁって思います。
II.『Mosaic』
私がならざきとして再浮上してきた理由の一つである『Mosaic』が2位ですね。
いやこれ、実はこっちにアップする前にmixiで公開してたんですけど、ほんとに何回も繰り返し読み返しちゃうんですよ。
特にこの作品をおいて二度と書くことはないと断言できるストリートダンスバトルの場面とか、さまざまな文献を調べ直して(ここまで調べたのは初めてってくらい調べましたっけ)描き切った(つもりの)ニューヨークの風景とか、少なくともこの作品でしか味わえないイメージってのが本当にたくさん盛り込めていて、だからついつい自分で読み返しちゃうんですよね。
これは間違いなく2位でした。
III.『リトライ』
はい、やっぱりこれなんですよね(笑)
音楽をやっている人に憧れていた私。
挫折と再生の物語の集大成を書きたかった私。
10年以上前から『アカペラ』を小説の形で表現したかった私。
そんな想いをギュウギュウに詰め込んだこの物語だから、今でも自分の原点というか、中心にあって。
だからついつい読み返してしまうんですよね。
ほんと、大好きなんですよ、彼らが。
※
というわけで。ざっくりとですけど、『かーるが選ぶならざきむつろ作品マイベスト』でした(笑)
今回は長編作品ばかり並べちゃいましたけど、短編でもいくつか読み返すものがあるので、それはまたいずれってことで(笑)
では、お目汚し失礼いたしました(*´▽`*)