ジェフリー・ディーヴァーについて
アメリカの小説家。作品はミステリー、犯罪小説が中心。
出会い
この作家に出会ったのは、映画「ボーン・コレクター」がきっかけでした。
この映画は、デンゼル・ワシントン、アンジェリーナ・ジョリー主演で1999年に制作。
私は、TVでこの映画を見ました。詳細までは覚えていませんが、元科学捜査官リンカーン・ライム(四肢麻痺患者で動かせるのが首、頭部、左の薬指[映画では左人差し指となっている])と、パトロール巡査のアメリア・サックス[映画ではアメリア・ドナヒュー]のコンビを中心に、現場に残された証拠を科学的に分析し犯人に迫る。といった内容。
家でDVD(映画やドラマ)を見ようと、いろいろと探していた時期がありました。
昔TVで見た映画やドラマをもう一度見ようと思い、探していたとき、ふっと、そういえば「ボーン・コレクター」という映画があったなと思い出し検索したら、小説があるのを発見!!そして思わず購入してしまった。のがジェフリー・ディーヴァーとの出会いです。
翻訳した、池田真紀子さんの訳が良かったのもあり、面白かった(海外の小説は訳が悪いと読みにくい文章になってスムーズに読み進めることができないこともあるので…)。
お気に入りシリーズ《1》
ジェフリー・ディーヴァーの作品の中で私が一番のお気に入りが、リンカーン・ライムシリーズ作品です。
リンカーン・ライムは犯行現場に残された証拠物件を科学的に分析して捜査する。
『ロカールの原則』に基づいて犯行現場に残された証拠を手掛かりに捜査をする。
(『ロカールの原則』とは、「異なる物体が接触する時には必ず接触した痕跡が残る」というもの)
現場に残された証拠物件を科学的に分析し、犯人を追い詰めていく。
証拠を質量分析計にかけ、出てきた成分をもとに証拠がどこから運ばれてきたものなのかを突き止め犯人の居場所、行動範囲などを絞り込んでいく。
リンカーン・ライムとアメリア・サックスとの関係もシリーズを読む上での楽しみの一つです。
シリーズ一覧
邦題 原題
ボーン・コレクター The Bone Collector
コフィン・ダンサー The Coffin Dancer
エンプティー・チェア The Empty Chair
石の猿 The Stone Monkey
魔術師(イリュージョニスト) The Vanished Man
12番目のカード The Twelfth Card
ウォッチメイカー The Cold Moon
ソウル・コレクター The Broken Window
バーニング・ワイヤー The Burning Wire
ゴースト・スナイパー The Kill Room
スキン・コレクター The Skin Collector
スティール・キス The Steel Kiss
ブラック・スクリーム The Burial Hour
お気に入りシリーズ《2》
次にお気に入りは、キャサリン・ダンスシリーズです。
キャサリン・ダンスは、キネシクス(ボディランゲージ分析、動作心理学)を使い、相手の心理(相手の態度で証言の嘘など)を見抜き真相に近づいていく。
キャサリン・ダンスはリンカーン・ライムシリーズにも出張で登場している。
シリーズ一覧
邦題 原題
スリーピング・ドール The Sleeping Doll
ロードサイド・クロス Roadside Crosses
シャドウ・ストーカー XO
煽動者 Solitude Creek
どちらのシリーズも捜査の過程が面白くて読んでいます。
その他にもいろいろな作品があります。すべての作品を読んではいませんが、読んだ作品はどれも面白かったです。
今は翻訳された本を読んでいますが、そのうち英語の勉強をして、原文で読んでみたいと思っています。