28年間の日本と海外の子育てを終えて今思うこと
今年度ももうすぐ終わります。
2男2女の末っ子も、JKを卒業して大学生になります。
ということで28年間続いた長〜い長〜いわたしの子育てもほぼ終了というところでしょうか。
あとは自分の力でしっかり切り拓いていってほしいと思います。
そんな今思うままに書き留めておきたいと思います。
子供が小さい頃、どう思っていたか
子供を連れて公園に通っていた頃に先輩ままの口から
「子育て終わって、これからどうしよう、わたし何もない」
というのを聞いて、
「絶対そんなことをいうようになりたくない。」
と即座にそして強く思ったのでした。
だから、社会復帰、自分の得意や好きなことで仕事をしたい、と思って
子育ての隙間時間をぬって、資格の勉強などを始めました。
子育て真っ最中に どう思っていたのか
転勤族で、主人はいつも遅くまで仕事 あるいは、 単身赴任で不在のどちらかの状況でしたので、文字通りのワンオペ育児がずっと続きました。
仕事から安定して早めに帰ってきて、一緒に暮らしていた期間なんて、どれほどもありませんでした。
末っ子が小学生になると同時に 少しずつ仕事を再開しましたが、家族に迷惑のかからない範囲でとなると、仕事探しも大変。
講師業だったので、どうしても夜や週末の需要が多く、夜は週2日まで、週末は誰かがまだ小さかった末っ子をちゃんとみてくれる状況を 確認した上で仕事、と言うように かなりの調整をしながらでした。
フリーランスで次の仕事を得ていくためには、実績を積まないといけないので、そう言う状況での仕事と 家庭のバランスを 主人不在の時期にとっていくのはなかなか大変でした。
”早く大きくなってくれたら、心置きなく、もっとチャレンジできるのに”
そんな風に思っていました。
しかし想定外の状況に
さあ、末っ子も大きくなってきたし、とかなりフレキシブルに仕事を受けれるようになった矢先に、上海への転勤。
そこで、仕事はストップ!今まで積み上げてきたものがストップ!
そこは頭を切り替え、学習の期間、そして 時間がないとできないことにチャレンジしてみる、とやってきました。
去年一年は、上海にも、戻れず、受験生を抱えて、日本で軟禁状態。これも全くの想定外。
そして今思うこと
受験が終わったら、まずあれやって、これやって、それから〜
そんな風に考えていたのですが、なんでしょう、力が抜けてしまったと言うか、待ちに待っていたはずなのに、
いつ、もとの生活に戻れるかわからない状態の不安定さからなのか
さ、次、これやるぞ!
とは 気持ちが向かない。
嬉々として着手していく自分を予想していたのに、自分でも、自分の意外な反応に驚いています。
寂しい、とかありません。やりたいことがないわけでもありません。幾つもあるんです。
今まで 夢中でやってきたから、ちょっとここで一息ついてもいいのかな、そんな風に思っています。
心地よいことをして過ごして、エネルギーチャージしていくうちに、次に向かう気持ちが湧いてくるかな。
何も急ぐことも焦ることもない、今しばらく、自分の気持ちに任せてみようと思います。
28年を振り返って
転勤で、子供達は国内外を経験しました。だから 一つの学校に入学して、卒業までいることが珍しかった。
海外に行って、かけがえのない経験ができた反面、行かなければしなくても済んだ辛い経験をした子もいた。でも今となっては、それらは全て彼らの財産になっているな、と思うけど。
4人4様の子供達、親として未熟な私なので、その子その子にあった子育ては難しかったなあ、いっぱい泣いたし、いっぱい悩んだ。自分の放った言葉や態度に自己嫌悪も繰り返したなあ。
でも子供達は、いっぱい嬉しいこと、楽しいことを体験させてくれた。優しい言葉を 私に向けてくれた。
本当、子供達に育てられたなあ、と思っています。もう、精神的には、私より大人な感じすらします。いや、感じではなく、間違いなくそう(笑)
子育てさせてもらったことに 感謝です。
これからは、彼らに、心配させない様に、やっぱり、今までと同じ様に
「今、一体何やってんの?」
と言われる様に、いろいろ好きなこと、興味のあること、自分の経験やスキルを周りに還元できる様なことをやっていけたらな、と思っています。しばしの エネルギーチャージの時間を終えたら。
28年間はあまりにも長くて、もう少し、気持ちの切り替えに時間がいるのかもしれない、と思うのでした。