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コンクリートジャングルから原風景へ

2024/10/21(日)

友人宅で10時過ぎに起きる。前日その友人と飲んでいて、家に泊まらせてもらった。
彼女は都内に住んでいて、都内で飲むときはそのまま泊まらせてもらうのが定着してきている。

いつも朝ごはんをつくってくれて、二人で向き合って食べる。私はこんなふうにきちんと作らないから、こういうのいいなって。

引っ越して一週間くらいしか経ってないというのに、すでによく知っている「彼女の部屋」になっていた。友人は、風通しの良さやものの飾り方にこだわりを持っていて、いつどの部屋に来てもちゃんと気持ちが良い。
そういう部分にとても憧れるし、自分の部屋もそうしたいなと改めて思った。

準備をして部屋を出て、二人でそのまま近くの古道具屋に行く。私が古いもの好きなので、連れてきてくれたのだった。こだわられたセレクトと、肩肘張らない雰囲気がとても好きだった。
お金の余裕はそんなにないはずだけど、気に入った花瓶とクリップがあったので購入。

カフェも併設されていて気になったので、少しお茶をする。家具もこだわられていてとても居心地がよかった。雑談をしてから、店の前で別れた。

からり、と晴れていて少し肌寒かった。少しずつ冬になっていく気配。
下町のところ狭しとならぶ古い民家を見ながら、御徒町駅へと歩いた。


電車に乗りながら、鳩山の古民家の人から来た連絡を確認する。先日草木染めのワークショップをしに行ったところ。
近くにある桜の木を切ったそうで、それを見に行きたいと連絡していたんだ。今、ダイニングテーブルを探していてもしかしたら天板になるものがあるかもと思って。ちょうど、今日そうじしに来ているからいつでも来ていいよ、とのこと。ちょっと見に行こうよ、と旦那さんにも連絡しておく。

最寄り駅へ着いたら旦那さんが車で待機しており、そのまま乗って鳩山町へと向かう。20分くらいで行ける素敵な場所があって、すごく嬉しい。


二度目の古民家。管理人さんと、木を伐採しに来ていた男性が待っていてくれていた。すぐに庭にある大きな倉庫へ行くと、桜の木が乾かしてあった。
組み合わせて天板にしたらとても良さそうだったけど、ここから2〜3年は乾かさなきゃならないとのこと(!)。それに、管理人さんの思い入れある桜の木だったで、この古民家で使ったほうがいいだろうな。

天板は見つからなかったけど、男性に天然木を取り扱っているお店を教えてもらったり、ちょうどこの日に切ったヒノキを見せてもらったりした。皮を剥いでみる(切ったばかりだと手でするりと剥ける)と、瑞々しくツルツルな木の肌があらわれる。なんともいい匂い!ヒノキってすごい。
せっかくならどうぞ、とヒノキの大きい枝と丸太の一部をもらった。

とってもいい香り

そんなこんなして古民家を出て、そのまま教えてもらったお店に車を走らせることに。弾丸、熊谷まで。途中のときがわ町あたりの景色がよかった。山と田んぼと、すすきと。日本の原風景。ちょうど夕暮れ時だった。

教えてもらったお店に着く頃には日も落ちて暗くなっていた。天然木はわりと手頃な価格で置いてあって、買うには至らなかったけど候補はあった。前から旦那さんが気になっているお店が寄居にあるので、今度そこを見たら、ということになった。今日で大きく進んだかんじがする。


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