12.タバコのポイ捨て。

この一か月の間に、前を走ってる車の運転手が『火のついたままのタバコをポイ捨てする』という現場に4回も遭遇してしまった。

今日なんて午前と午後。


私はタバコを吸うことに対しては個人の自由だと思っている。ただ、あの煙やにおいを嫌がる人もいる。嫌いって人もいれば、それによって体調を崩す人もいる。

私も以前は喫煙者だったのだが、実家で吸った時に家族に物凄く嫌な顔をされた。父や母も喫煙者なのに「女の子が喫煙だなんて」といい顔をしなかったのだ。

意外と女性にも喫煙者が多いのだが、同じ理由で家族や上司に隠れて吸っている人も結構いる。私は一人暮らしをやめてまた家族と住み始めてから、隠れて吸うくらいならもうやめようと思った。

元喫煙者の私も、最近ではタバコのきつめのにおいを感じると、気持ち悪くなって調子が悪くなるようになった。においを感じると息を止めてその場から立ち去るくらいだ。

最近は飲食店では分煙や禁煙のお店が増えていてとてもありがたいが、去年利用したある立ち飲み屋で、すぐ横のテーブルに、男子大学生のグループがテーブルをコの字で囲むように5~6人でやってきた。その中に喫煙者が2人いて、どちらも私達のテーブルの方向に向って立っている。一人は私たちに気づいてタバコの煙は人のいない方向に吐き出してくれていたが、もう一人はひたすら自分の自慢話に夢中になりながら、思い切りこっちに煙を吐き出していた。

最初、なんか視界が一瞬曇ったように感じて、そしてちょっと息苦しい。気のせいかと思ったら気のせいじゃなかった。彼が煙を吐き出すたびにその煙が全部こっちに流れてくる。(私達のテーブルの一番近くに立っていた子は、彼が煙を吐き出すたびにこっちをちらちら見て申し訳なさそうにしていた。)

どうにも耐え切れなくてテーブルを変えてもらおうと思ったが満席。友人と共にグラスに残るハイボールを一気に飲み干して会計へ。

レジのお姉さんが、申し訳なさそうに「席変えてあげられなくてごめんなさい」と謝ってきた。煙のことに気づいていて、気になっていたらしい。お姉さんのせいじゃないよ、あの喫煙者のマナーとかエチケットの問題だよ。

(でも、喫煙者のいるテーブルとそうでないテーブルは近づけないほうがいいかもしれないね。)(もしかしたら普段はしてるのかもしれない)(満席だったから仕方なかったのかもしれない)

『俺はめちゃくちゃ酒が飲める』って自慢してた男子大学生くんよ、隣でタバコを吸っている彼のように、もうちょっと気遣いができるといいね。

あと、君より私たちのほうが酒飲めるぞ。


ちょっと話が脱線したが、先ほども言ったように私はタバコを吸うこと自体は個人の自由だと思う。でも、煙やにおいのほかに、喫煙者のマナーが悪いことなども、タバコや喫煙者が嫌われる要因なんじゃないかなーと思っている。(もちろん、ちゃんとマナー守ってる人が多いのもわかっている)(栽培してるタバコ農家さんにも迷惑だぞ)

私も喫煙していた時は嫌がる人がいることは認識していたし、煙を嫌がる人の前では吸わない(平気な人の前でも吸う前に聞く)とか、火を手に持っているようなもので歩きたばこは絶対にしないとか、子どもの前では吸わないとか、吸った後はごみになるから吸った後はちゃんと火を消して所定の場所に捨てるか持ち帰るか。

これだけは必ず意識してやっていた。

これが最低限やるべきことだと思っていて、マナーが守れないなら吸うな…と思う。

『火がついたままのタバコのポイ捨て』なんて、捨てたタバコがどうなっているか考えたことないんでしょうね。

火が付いたまま風で飛ぶことも多くて、それが歩行者にあたったりしたらどうするんでしょう。犬や猫が落ちてるの踏んで火傷って可能性もあるよね。犬の散歩してたら口に入れそうになったという話も聞く。

色々想定していたら、捨てるつもりなかったけど手をすべらせてとかいう人もいそうだよね。それでも、あれは火の塊みたいなもんで、落とすと危険だってことを考えておかないと。

タバコのことだけじゃないけど、こういう場面に遭遇するたびに、もっと思いやりの気持ちをもって行動できる人でありたいなーと考えてしまう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?