トンネルで電車がすれ違わない!神戸市営地下鉄(板宿~妙法寺間)
神戸市営地下鉄(板宿~妙法寺)の区間のトンネルでは
電車がすれ違わないのを知っていたでしょうか?
電車がすれ違わないのは、トンネルの掘り方に秘密があります。
普通はトンネルを掘るというとツルハシでえっちらおっちら掘るイメージが
ありますが、板宿~妙法寺間のトンネルはシールド工法という掘り方をしています。
シールド工法って何?
シールド工法とはシールドマシーンというドラム缶みたいな
機械を回転させながら、トンネルを掘っていく方法です。
1車両が通れる幅を、周りに壁を組み立てながら掘ります。
周りに壁を組み立てながら1車両が通れるぶんづつ掘るので、
壁で仕切られ、トンネルで電車がすれ違わないのです。
『板宿~妙法寺間』でなぜシールド工法をつかったの?
「板宿~妙法寺」の区間は山間地区なので、土に水分が多く
含まれています。
そのため普通に掘っていると、水分を多く含んだ土が
崩れ落ちてきてトンネルが掘れなくなってしまうので、
先に周りに壁を作るシールド工法をつかったのです。
「板宿~妙法寺」の区間の線路をよく観察すると、水分で
濡れているのがわかります。
機会があれば見てみてください(^^)