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モンタの誕生祝い

2024年9月23日千葉市動物公園

今日はモンタの誕生日をひと足先にお祝いするとのことで、たくさんの人で賑わっていた。モンタは朝食を早くに済ませたのか、朝から人間観察をしていた。毛抜きと爪を噛んでいた。ローラはミミズ探しに没頭してから、昼寝をはじめた。午前中は気温が下がってちょうど良い風があり、昼寝には気持ち良い環境だった。

伸びた爪を噛むモンタ
気持ちよさそうにお昼寝するローラ

チンパンジーのジージョとサンタが朝、不思議な動作を繰り返していた。もしかしたら吐き戻しかもしれない。ワッジ(水分が吸収された繊維の塊)を口の中で作っては、飲み込んだと思ったら、前屈みになりまた口に出す、という行為を何度も繰り返していた。これは野生のチンパンジーで見られる行動なのか否か、勉強不足のため分からない。サンタが来園者に誇示行動を披露。満足したのか、終わった後はすっきりした顔してる。

ジージョもサンタも前屈みになる吐き戻しのような行動あり
二人ともワッジを作っては飲み込み、吐き出すを繰り返していた。
土を勢いよくターゲットに飛ばすサンタ
なんだかすっきりした顔のサンタ

ワオキツネザル2頭が、フクロテナガサルの放飼場の斜め向かいにいたことに、気づいた。前回の訪園でここを見逃した。この個体たちはオスのコボとクラフトだと思う。ネットや動画、SNSで勉強させてもらった。一昨日見た、単独のワオキツネザルはメスのジュリー11歳だと思う。繁殖を抑制するためにオスメスを分けて展示している可能性あり。飼育員さんが歩いていたら、聞いてみたいことのひとつになった。

ワオキツネザル2頭

お隣さんのフクロテナガサルのハートは一人で頑張っていた。今日もクロザルを見た。独特の姿が魅力的。アジアゾウは足踏みして常同行動をしていた。

モンタの誕生日会は1時に開催。炎天下になり、暑くなってきた。モンタの放飼場の前に人がごった返して、サンタが興奮していた。モンタは何だか飼育員さんが観覧側にいることは気になっているがフィーダーを早々に切り上げて、池に入って草を食べ始めた。

飼育員さんはお話をしているが、観客も同時におしゃべりしているので声があまり聞こえなかった。モンタには三つの小さい段ボールの箱が投入され、そのうち一つの箱にみかん1個とその他おやつが入っていて、モンタがどうやってその当たりの箱を見つけるかというエンリッチメント方式のプレゼントだった。モンタが段ボールをばりぼりむさぼり食し始めた時にその場にいた人々は固唾を飲んだ😳(想像ですが、モンタは今回初めてこのようなエンリッチメントを受けたのでしょう)一番最初に開けた箱に小さなみかんが入って、器用に皮を剥き食べていた。他の箱もくまなく探して、何もないことが分かると段ボールをまた食べ始めた💦ケーキみたいなのは出てこなかった。モンタはもっと何か入ってるか期待していたかもしれないが、千葉市動物公園にしては新しい取り組みをされたと思う。次回は改良して、他の大型類人猿たちに色々試してあげてほしい。失敗は成功のもと。

「何が入ってるかな?ワクワク」
「なんだ乾草か…」

モンタへ、
生まれて来てくれてありがとう。そして人間があなたやあなたのお母さんやお父さんや兄弟たちにしたことを謝ります。本当の誕生日は不明ですが、9月25日がお祝いの日です。本当は40歳ではなく、もっと若いかもしれないナイスと呼ばれたモンタ。4歳か6歳頃千葉市動物公園へモモコとやって来てから、30年以上同じ景色をみ続けているモンタにゴリラ生後半はよりゴリラらしく幸せな日々を送れることを心から願っていますし、できるように人間側も努力します。あらためて、ありがとうとごめんなさい。

スタッドブックでは推定1986年野生生まれ

(この日撮影した動画は後ほど追加していきます)


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