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pono0111
知らなくていいコト
「光る君へ」に、完全に、はまっている。
西暦1000年前後の平安時代の雅あふれるお話、大河ドラマにしては珍しく戦争のない安穏とした時代が舞台で、そんなの刺激なくて通年見続けられるのか?と疑念を抱いていた今年の始め頃の自分が恥ずかしい。・・
そもそもこれを見はじめたきっかけは、もともと源氏物語が好き、という理由に加え、数年前にはまった日テレドラマ「知らなくていいコト」の主役だった吉高由里子&柄本佑コンビが、再度主役を演じていたから。
このドラマはマスコミが舞台で、秀悦だった。
スマホやネットで大量の情報を簡易に得ることができる時代で、一見豊かな時代に思えるけれど、逆に知らなくていいコトって、たくさんあると思う。
日常的なことでは、例えば顔のニキビは毎日気になってストレス感じるけど、背中の吹き出物は目に入らないから知らないうちに治ってるとか、、。
仕事のことでは、規律上グレー案件が水面下で処理されていて、責任者としては知らないゆえに大事にならず結果的に良い方向に収まるとか、、。
思い返せば仕事では、いろいろな「問題点」に気が付いて心労する性分だった。ビジネス上の責任者としてはあるべき姿だったけど、一個人としては時間がいくらあっても足りず、その解決に24時間365日心身を削っていた。
当時、「鈍感な人」=「知らない人」がとてもうらやましかった。
世の中、知らないことで幸せなこと、たくさんあると思う。