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野球が好きで

前にもお話したように、アメリカのスポーツというのはシーズンによっていろいろ変わります。もちろん参加するかしないかは個人の判断によるのですが、今日はそのことについて少しお話ししたいと思います。

長男ロッキーは3歳のころからはんちゃんとキャッチボールをしたりボールを打ったりしていました。5歳の時、市の主催するT-Ball(本塁プレートの後方に置いたバッティングティーにボールを打つ競技)をはじめ、そのあとはコーチピッチ、マシーンピッチ、リトルリーグのプレーヤーピッチを経験してきました。トラベルチームにも所属し、昨夏は野球ファンにとっての聖地Cooperstown(クーパーズタウン)でもプレーしてきました。

ただ私達の住むプルマン市はいつも野球のシーズンが短すぎるのが欠点です。シーズンが終わると子供たちは次のスポーツに移動するので、野球の練習をするこどもたちを見かけなくなります。しかもプルマン市はアメリカでも北西部に位置するので、アメリカ南部のような秋野球はありません。

もっと野球をやらせたい。日本に行く決断をしたのは自然な流れだったと思います。今年6月中学一年生として宮城県太白リトルシニアに入団します。他にも宮城県のオプションはいろいろあったのですが、決めては監督さんの「うまくさせます。一緒に楽しく野球をやりましょう。」の言葉でした。他のチームは、ロッキーがもうすでに出来上がったプレーヤーのような扱いだったので、「うまくさせます。」の一言はロッキーにまだ伸びどころがあるようで嬉しかったです。

日本の野球は半端じゃないことを体験させてあげたいんです。日本とアメリカの国籍を両方持っているミックスチャイルドだからできる体験。ロッキー、あなたにとっても、これから出会うあなたのチームメイトにとっても素晴らしい異文化体験になるはずです。野球を通して日本と世界の架け橋になってほしい。家族5人で日本に同時移住できればそれが一番いいのだけれど、それにはひとつひとつ乗り越えていかなければならない壁もたくさんあります。それでも私たちは挑戦を続けます!

もし今後、宮城県の狩野エバンズロッキーという名前を中学野球で聞くことがあればぜひ私たち家族のことを思い出してみてください。




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