プライドが高く、傷つくときに傷つかないと認知が歪む。
湘南に暮らす心理カウンセラー
渡辺サヤです
今日はカウンセリング中でお話しているような口調で書きますので、ちょっときついと感じるかも・・・
自分がいつもキツイ性格だとは思わないけれど、オブラートに包むのは好きじゃないからズバッと言ってしまう性分なんです。
だからやっぱりときにはキツくなるんだと思います。
じゃないとさ、ちゃんと伝えられるほどボキャブラリーがなかったりするし、その人の心に突き刺さらないからです。
***
傷つくべき時にきちんと傷つかなかったり、
問題をなかったことにしたりすると、
年齢を重ねるうちにそれが習慣となり、認知のゆがみが出てきます。
回避型男性なんてそれが顕著に現れているよね。
男性だけじゃないよ、女性もそうです。
物事を真正面から受け止めずに、プライドだけは高いっていう人は、本当にどんどん歪みまくるし、男性は頑固おやじに、そして、女性はかわいげのない女になっていきます。
しかし、こうなるには理由があり、過去に沢山傷ついた経験があることが大半なので、そういった人に出会ったとしても
ムカつく!!って思わずに、見逃してあげて欲しいんです。
「きっと、苦労があったのだろうな」ってさ。
でもね、自分もそれでいいかって言ったらそうではないと思うんですよね。
だって、生き方ハードになるししんどいよ。
特に女性は、「頼れない、受け取れない」人生になります。
確かにね、誰かを支えたり背負っている人生ならば、尊敬されることが多いし同情もしてくれることも多いので、多くの人から嫌われないし、きちんとした大人として扱われるから傷つくことも少ないですよね。
それが、一度ちょっとの依存心や甘えを見せただけで、傷つくことがあると、「二度と隙なんて見せるものか!」と虚勢を張り、
プライドという鉄仮面を被って生きていくことになります。
当たり前だけど、鉄仮面被っていると、表情なんてわからんし、相手から見える表情も鉄仮面ですからね。
想像して欲しいんです。
鉄仮面被ってて、仮面越しに目の部分から見える相手の表情を・・・
相手だって身構えると思いませんか?
私なら耐えられなくてフェンシングポーズでもやってしまいたくなると思いますけどねー。(そしたら相手笑ってくれそうじゃん?)
ちょっと話がそれましたが、そうそう。
認知のゆがみ
これって本当に恐ろしいですよ。
「個性的、独特な感性を持っている」
そんなものとは違って、何が正しいのかどんどんわからなくなります。
そもそも、傷や問題を直視できないってことは、間違いなく!メンタル強い人ではありません。
別に強くなくなっていいんですよ。
問題は強いふりして平気なそぶりしちゃうこと。
だから心が鍛えられないし、自分の弱さや未熟さもスルーしてしまいます。
表面的にばかり生きていて、自分の芯の部分がスカスカになっているような気がして自信がなくなります。
スルーしてきているの一番わかっているのは自分だからね。
だから、自分の決断や自分の存在自体に自信がなくなって、決められなくなっていきます。
だから、誰かに決めて欲しいし、ついていきたくなる。
ちゃんと導いてくれる人だったらいいんだけれど、類友の法則で、多くの場合は自信がない人がくっついちゃうから、支配と依存の関係になりがちなんですよね。
すると、1人の人に支配されているうちに、何が正しいのか間違っているのかがわからなくなっちゃう。
人としてなんでそんなことが出来ちゃうの?ってことを平気でやるようになっていきます。
その様子をみて、寄ってくる人っていうのは、お互いに利用価値があるかどうかになりますから、心からの温かい交流というのが持てずに、ずっと孤独なまま。
だから、支配と依存の関係が強固になっていき、振り返ってみると、どうしてあんなことやっちゃったんだろう・・・ってことになりがちです。
依存って本当にやっかいで、何かの依存症とか、誰かと強烈な依存関係になれば「悪」なんだけれど、依存を断ち切って自立しすぎると、今度は素直じゃないかわいげのない女になってしまう。
どうしたらいいのかわからない!って女性が多くいますが、頭で考えているからダメなんです。
女性なら、心で感じなさい。
子宮で物事を考えなさい。
そこがファーストステップで、次にこれでいいかどうか?少しばかり頭で考えてみる。
頭で考えるのは、正しいか間違っているか?ではなく、心に従って動けるのか?自分を大切にする言動なのか?相手を想っての言動なのか?
見るべきものは自分と相手の心です。
決して、自分のプライドではありません。
プライドって、心で作られるのかなあ。
私はね、頭で作られると思うんですよ。
世の中のほとんどの悩みが人間関係ならば、まずは正しいか間違っているかではなく、相手と自分の心を見ましょう。
すると、正しさも捻じ曲げられるくらいの柔らかい思考が身につくかもしれないし、迷わなくなるかもしれない。
そして、誠実さや優しさが手に入るかもしれません。
長く生きてきた分苦労も多かったりするので、プライドは持ちやすいです。
でも、プライドって結構邪魔なんですよ。
必要なプライドとは、「プライドよりも大事なことを選択し続ける生き方」を目指してこそ、初めて良い意味で使えるような気さえします。
↓↓↓【渡辺サヤのカウンセリング情報です】↓↓↓
■現在12月末までカウンセリングは満席となっております。
来年2025年1月はご新規若干受付開始します。
■湘南のフリーマガジン「Maria」にパートナーシップのコラム提供しています!9月号は湘南地区のクリニックやショッピングモールにてお手に取っていただけます。12月号も楽しみにしていてくださいね!
■ 渡辺サヤprofileです