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20240614 朴葵姫 ギターリサイタル ザ・フェニックスホール 参戦記録

 今日は奇跡的に平日昼間に空き時間が出来たのでパクキュヒさんのギターリサイタルに行って来ました。気づいたときにはチケットが完売していて追加販売がないかチェックしていました。繋がらない追加販売の電話予約を諦めて、ずいぶんたって電話したら「最後の一枚です」と言われ、なんとラッキーなタイミングでした。
 キュヒさんとの出会いは2010年何気にJoshinディスクピアに行くと平積みされた「スエニョ〜夢」を見つけて聞き始めたのがきっかけです。どう見つけたのか彼女のツイッターをフォローし、2012年アルハンブラ国際ギターコンクールで最終まで残っているという小さい記事(当時は扱いが小さかった)を見つけて、上位に入った報告ツィートに「めでたい」とリプライすると「めでたい」と返事が帰ってきた記憶があります。そのあと私はツイッターを辞めてしまいましたが、発売するCDはすべて購入していました。そしてめぐりめくって14年後に生音が聞ける機会が来て感激しています。なにより彼女の柔らかい雰囲気に似合わない筋金入りのプロ演奏家になった姿が垣間見えたのも収穫でした。バッハをあまり聴かなかったのを後悔する。

【セットリスト】
1. D.スカルラッティ:ソナタ

MC
 バッハは学生時代も練習していたが聖書的な音楽が難しくて挫折、グレン・グールドなどえらい人が弾く曲と決めつけていた。自分の解釈が恐かったかもしれない。しかし最近、自分の意見の1つを残せることはいいことであると気づく。原点に戻ることをテーマとした。
 ソナタ3番のFugaは呼吸が長く一番苦労した。Adagioは指を長く使うことに気を付けた。ギターでも使えるヴァイオリン譜と思う。
 実はフェニックスホールでのコンサートの話は過去にあったがコロナで中止になった。

2. J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンソナタ第3番
(休 憩)
1. J.S.バッハ:前奏曲、フーガとアレグロ

MC
 フーガとアレグロは一番すきかもしれない。リュート(バロック時代のギター)に向けて作られた曲。バッハの曲は「調和的」「ぱっと整っている」というイメージを持っている。
 バリオスはバッハに憧れている若しくは意識していると感じていることから今回選ぶ。

2. バリオス:最後のトレモロ
 
 (生トレモロの凄さに鳥肌もんです。プロとはこういうもんかと驚嘆)
3. バリオス:大聖堂 
 (何となくパイプオルガンが聞こえてきたような)
MC
 シャコンヌは15歳から勉強している。日本に移住する前に韓国で最後に勉強した曲で思い出がある。
 バッハの作品は宝物探しと感じている。
 シャコンヌには「奥さんが死ぬ」「命を間近に関係する宗教・信仰心」2つの背景があると思う。セゴビア版と自分のミックスをイメージして演奏したい。

4. J.S.バッハ:シャコンヌ 〜無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番

MC
 夜のコンサートではアンコールで背景カーテンが開き夜景が見えるのが気に入っているが、今日は昼間なので違った印象である。難しい曲が多かったのでアンコールは親しみやすい今日をお届けします。

アンコール アルハンブラの思い出
 (一日の疲れを癒やしてくれる美しい音色でした。久々に弾いてみようかな)

【総評】
 初めて生音をききましたが、整ったCDとは違った音となって楽しませてくれました。また、大阪でコンサートして欲しいです。

演奏後のステージ、今にも音が聞こえてきそうなほかほか感


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