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婚約するので、無料の婦人科検診を色々受ける


もっと気軽に不妊検査を受けよう

不妊検査と出会ったきっかけ

夫(未届)と出会ってすぐ、無料でできる範囲を中心に簡易な婦人科検診を受けることにしました。私の子どもに対する価値観は、

「結婚が30代前半なら子ども2人、30代後半なら子ども1人を目指したい」
「出産はできればしてみたいが、卵子凍結をしてまで子どもは作らない」
「できなかった場合、ホームステイなど別のことにチャレンジしたい」

でした。もっとシンプルに捉えたらいいのに、という感じの発想ですが。
一方、夫の方はどシンプルな発想で、

「子どもは絶対ではないが、できれば欲しい」
「時間勝負なので、なるべく早く妊活を始めたい」
「医療の力にも頼って、できるところまでやりたい」

だったため、結果的には夫の意思を尊重する形で、早々妊活準備を始めることにしました。結果、現時点ではお互い健康体である、ということが分かってほっとしたのですが。

不妊検査の認知度の低さ

その後、本格的に不妊検査(妊娠に関わる検査)を行うにつれて、いかに妊娠までの道のりが大変なことであるかを思い知らされ、検査の内容について独身の友人に伝えると、知っている人はほぼおらず、情報格差に驚きました。妊娠に興味を持つまで知らなくて当然かもしれませんが、

「もっと早いうちに知識があれば独身時代の行動も変わったかもしれない」

と思ったので、これから結婚する人にはもちろんのこと、近々結婚したいと思っている人にも、気軽にぜひ受けてみてほしいと思うおすすめの検査について紹介します。

妊娠したい女性が知っておくべきこと

①不妊検査は自治体によっては無料で受けられる(港区の場合)

不妊の検査も様々ありますが、港区など自治体によっては無料の婦人科検診もあるので、まずはチェックするのがおすすめです。私の場合は、以下の無料検診の仕組みによって、高額なブライダルチェックをせずに済みました。

  1. 子宮頸がん検診(毎年受診がベストです)

  2. AI(性感染症)チェック(無料枠が限られているのでお早めに)

  3. 風疹抗体検査(ワクチンは季節によって在庫が切れるので要注意)

1.子宮頸がん検診

妊娠したいと思う全ての女性に受けてほしいのは、定期的な子宮頸がん検診です。私は幸い会社で年に1度受けていたので、自治体の方は受けずに済みましたが、今年初めて1mm以下のポリープができ、健康診断の結果が届いた数日後に切除しました。病理検査の結果、悪性でもなく、実にあっけなく初めてのC判定(ほぼ毎年オールA女だった)は幕を閉じました。(プイっとひねって取るだけで全く痛みはありません、気付いたら終わってたレベルです!)無料検診のお陰で、産婦人科に行く用事が定期的にあり、早期対処ができたのは幸運だったと思っています。

2. AI(性感染症)チェック

こちらは、HIV/AIDS、梅毒、性器クラミジア感染症、淋菌感染症などの感染状況が把握できる検査です。血液検査と尿検査で1週間後には結果が出ます。AIチェックの場合、結果は手渡ししてもらえないシステムのようですが、口頭で先生から感染状況についての説明があります。仮に感染していた場合、治療をする必要があり、妊活を始めるタイミングがズレてしまうので、事前にチェックできると良いと思います。(ただ、クラミジアに関しては、私の病院では今までの感染歴含めて妊活開始時には再検査が必要でしたので、場合によっては2回検査が発生するかもしれません)

3. 風疹抗体検査

風疹抗体が無いと、妊娠中に感染し、赤ちゃんが先天性風疹症候群になる可能性があります。ワクチン接種で解決できますが、女性はワクチン接種後は2か月ほど避妊をする、妊娠初期にはワクチン接種はできない、などの制約があり、個人的にはすぐにでも受けておくべき検査だと感じています。こちらも血液検査で1週間ほどで結果が出ます。検査結果は、紙でいただけました。私は数値を確認した結果、抗体があったのでワクチン接種には至りませんでしたが(幼少期にワクチン接種してた)、夫はブライダルチェックの結果、数値が低かったため、後日ワクチンを接種してくれました。夫からの感染もあり得るので、男性にも早い段階から協力してもらうのが良いですね。

➁男性にも早めに不妊検査を受けてもらった方が良い

夫は当時一緒に住んでなかったので自費でしたが、2万円ほどで同時期にブライダルチェックを受けています。私は近所で無料検診ができるクリニックが限られていたのでその中から選びましたが、夫の場合は、私の検査に付き添える場所、という理由で同じクリニックで受けました。別のクリニックから結果を持っていくこともできたでしょうが、夫と一緒に通いやすいクリニックでスタートできた、というのは妊活一歩目としては良かったと思っています。やはり妊活はパワーがかかるので、共働きの場合、時短、効率性がとても大事だと思います。今後不妊治療のフェーズが変わったら、病院は再検討予定ですが。

不妊検査経験者の私が伝えたいこと

他にも色々な検査を受けて、ようやく後2か月で終わりそう、という終盤に差し掛かっていますが、検査だけでも、私の場合は4か月もかかりました。ここまででもだいぶ長くなってきたので、また次回にしようと思いますが、私が今、おすすめしたいことは下記3点です。

  1. 妊活を考え始めたら、AMH検査はすぐに受けた方が良い

  2. 将来妊娠したいなら、婦人科検診・不妊検査は受けておいた方が良い

  3. かかりつけの産婦人科を見つけた方が良い

妊娠は本当に奥深い世界です。調べれば調べるほど、たくさんの奇跡の連続なのだと気づかされます。まだ妊活を楽しめている自分は本当にただ、入口に立っただけなのだろうと感じていますが、だからこそ、一人でも多くの人に苦しまずに妊活をしてほしいので、情報をまとめていければと思います。


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