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播磨陰陽師の独り言・第420話「どこへでも行くドスコイ」
わが家のテレビはアップルTVにつないでいるので、大きなモニタでYouTubeを見ています。アンテナはないので、テレビそのものは写りません。
最近はYouTubeで『どこにでも行くドスコイ』と言うチャンネルを頻繁に見ています。
彼は、ドスコイと名乗って旅行系のYouTuberをしています。あちこちを旅しては街をレポートしています。日本中はおろか、東南アジアや北朝鮮など、珍しい場所ばかりを歩いているようです。
彼は関西出身だと言っているのに、チャンネル内では関東弁で話しています。英語と中国語も話せるそうです。その中にあって、関東弁を話すのは、
「ネイティブは関西弁なので、関東弁は外国語を話す感覚です」
と言っていました。
関東弁が外国語感覚?
笑えます。
しかし、話している感じは、いわゆる〈えせ関東弁〉な感じで、少し妙です。
ドスコイは、基本的には南の方の大阪弁を話すそうです。ネイティブで話しているのを聞いていると、少し荒っぽい感じを受けました。布施で生まれたそうですが、育ったのは南だそうです。八尾あたりの方言と同じような感じで話していました。八尾弁に偏見はありませんが、ドスコイさんには似合わないと思っています。
ドスコイ・チャンネルを見ていると、駅前での撮影が多く、
「マンション、マンション、マンション、マンション……」
と、マンションが見えるたびに連呼していました。駅前のマンションの数で都会度合いが分かるそうです。
そのせいか、病院の行き帰りにマンションが見えると、頭の中で、つい、
——マンション、マンション、マンション、マンション……。
と聞こえるような錯覚をしてしまいます。
また、事務所が入っているビルの数でも、都会度合いが分かると言っていました。
私なら、駅前のコンビニや書店の数と、歩いている人数で都会度合いを測ります。建物の数ばかりを気にしていても、無人の部屋が多い場合もありますので、単にマンションの戸数ばかりでは分からないことも多いのですが……。
さて、なぜ、このようなYouTubeばかりを見ているのかと申しますと、今はリハビリ中で、外を歩くこともままならないからです。他の人が旅行しているのを見て、行った気分を味わい、行ってみたいと思いながらも、励みにしているのでした。
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