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不幸のすべて・第三十四話「腰廻による心力の鍛え方」
前回は、
「わたしはこの世界の中心に立っていて、わたしを中心に、この世界が回転していると想ってください」
と書きました。今回はこの続きで。宜しくお願い致します。
さて、
「あなたの心が、この世界の中心にあって、あなたは何でも思った通りに生きることが出来ます」
と言ったら、あなたは信じられるでしょうか?
この言葉には少々語弊がありますね。この世界の中心はあなたではありませんし、当然、私でもありません。ただ、あなたの世界に限定した時に、中心と言えば常にあなたなのです。そして、あなたがこの世界の中心であると意識した時、あなたの心はこの世界の中心にいるある種の存在とつながるのです。
あなたの世界であるかどうかは別として、この世界には意識の中心点のようなものがあます。この存在は様々な言語の様々な言葉で表されますが、われわれ播磨陰陽師は〈ヌシ〉と呼んでいます。漢字では〈主〉と書きます。
主は集合無意識の中心に発生する人格か、もしくは意識そのものを意味しています。
その概念はとても意味が深いのですが、この『不幸のすべて』のブログ内ではそのようなものだと考えてください。
主は立場や扱い方でもその定義や概念が変化します。もし仮に、そのすべてをここに書きつくしたとしたら、ブログのタイトルを〈宇宙の秘密〉にしなければならなくなります。そして、予定していた量の数倍以上の長さになります。ですが、ここでのテーマは、それではありませんので……。
前回の腰廻のトレーニングをする時、この主につながるように意識してください。
これは、体の回転の中心が宇宙の中心であり、そして地面から天に真っ直ぐにエネルギーが流れて行くとイメージするのです。
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