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播磨陰陽師の独り言・第二百八十九話「ウニの味」
皆さん、ウニは好きですか?
お寿司なんかは良いですねぇ。
あの、橙色のウニを見ているだけで、口の中が喜びで一杯になります。
ウニを漢字で書くと〈海栗〉となります。〈雲丹〉の方の字もありますが、こちらは加工した物に使います。
栗の字は美味しい物につける字です。蛤も、
——本来なら〈浜栗〉と書くべきだったのかな。
と思います。とにかく栗は美味しいとの認識の高い食べ物でした。なにせ〈日本三代珍味〉と呼ばれるくらいの食べ物ですから……。
日本三代珍味とは、ウニ・カラスミ・コノワタのことです。これらは、わが国では古代から知られ、食べられていました。最初にウニを食べた人は、何を思って食べたのでしょうね。見た目はかなり不気味です。
カナダでは、誰もウニを食べないそうなので、なんと、二百年も生きているウニがいます。しかも、たくさんいます。ウニの寿命は何年なのでしょうね。二百年物のウニは、バスケットボールほどの大きさになるようで、以前、テレビで現物を見ました。その映像では、食べようとする人が、自分の頭と比べていました。ウニは何年、生きるのでしょう。知らないだけで、何百年も生きる生物は、もっといるかも知れません。
はじめてウニを食べたのは、子供の頃だったと思います。寿司屋さんで食べた筈ですが、あまり詳しく覚えていません。中学生から大人になるまで、ウニを食べた記憶はありません。次に食べたのは、多分、はじめて門司港に来た時だったと思います。
ゲーム開発だった頃は、深夜までやっているステーキ屋さんとか、ファストフードが多かったので、寿司を食べることはありませんでした。たまに寿司屋さんへ行っても、普通の寿司ばかり食べていて、ウニの存在を忘れていました。それが、門司港に来て、居酒屋さんようなお店の知り合いが出来て、そこで食べたウニは絶品でした。あれから何度も行って食べています。最近は、リハビリ中で歩けないため、なかなか行くことも出来ませんが、その内、また、行ってみたいです。
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