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EAA ネクロ1位男の日記

   Pick競技環境はほぼ終了したので、日記がてら。
自分の最古のtier makerと最新のtier makerを比較しつつ、ランク変動の大きいカードについて思い出しながら語っていく。

金虹

旧tier(1月7日作成)
新tier(3月7日作成)
マスカレードゴースト S→SS(新設)

   パワーの高さについては言うまでもないだろう。
今期は環境初期こそ《滅屍の執行者・ミロエル》と同程度の評価にしていた。
その後、ミロエルとの1コストの差、進化不要でミロエルより後引きが許されやすいことからすぐに1位評価とした。(1月7日以前のことのためtier maker上ではマスカレード1位)

   5ターン目のマスカレードゴーストを強く使うために、4ターン目に《忠犬のゴースト》を倒しておくプレイがある。
ネクロマンサー側が自発的に忠犬のゴーストを倒すのは勿論だが、4ターン目の盤面に忠犬のゴーストを混ぜるだけでもトレードを歪ませたり、全体除去に対する牽制となったりするため、プレイとして積極的に取り入れていた。どのくらい嫌がってもらえたかは不明。


デスサイズハウンド A→S

   ネクロマンスを消費する《絶叫の沈黙・ルルナイ》や《テラーバンケット・ギンセツ》のPick落ちに合わせて評価が上昇。
《ビーストランサー》や《ダンスクラブ》を1手で処理出来るのも頼れるポイント。

   それに加えて、4コストの軽さを生かし、《冥火のピッツァヨーラ》や《冥府の中尉》など、「進化権がないとくっつきが悪く出しづらいが、出すとリターンの大きいフォロワー」の着地隙を作り出せるのが非常に強いと考えた。
上記のフォロワーはあえてデスサイズハウンドに巻き込ませてライフに変換できるのも、相性の良さに拍車をかけている。


形骸の看守 B→A

   環境初期から前半戦半ば頃まで評価が定まりきっていなかった。
   プレイの経験が溜まってくると、このカードはAOEとしてのバリューを狙って溜めるのではなく、手札を入れ替えつつ適度に盤面を捌くカードだと認識を改めるようになった。
AOEとして溜めても、PPが伸びるとついで感覚で2点はケアされ、4コストのくっつきは悪く、更に進化相打ちするとドローは貰えない。
   
   悪く聞こえるかもしれないが、要は先攻4ターン目のプレイが一番使いやすく、相手に優先処理して貰える。そのため先攻キープ推奨。
早めのプレイには《奈落の軍曹》のサーチ先を絞ったり《滅屍の執行者・ミロエル》のリアニメイト先になれる副産物もある。

   後攻は攻撃力4のフォロワーに相打ちできなかったりそもそも中尉を探したかったりするので、返すことが多い。
   このルールが自分の中で完成してから一気に使いやすくなり、他のレアリティの4コストカードの評価にも影響を与えた。

冥道の烈牙・オルトロス C→A

  後述する《深淵の大佐》や《屍肉のハイドラ》の評価や運用の見直しによって評価を上げた。
進化フォロワーというより余ったPPでの手札入れ替えに重きを置いてプレイしている。

深淵の大佐 B→B、順位低下


   
このカード単体では2コストの結晶置きが一番強い。のだが、2パスのテンポロスを咎められて負けるケースも多く、徐々にこのカードのキープに懐疑的になっていった。
後手で置いても7ターン目の《パルクールウルフ》に間に合っておらず、カウントを進めるギミックもなく、盤面を埋める点も無視できない徐々に評価は下がった。

   現在は後攻の単キープをせず、《御宿の幽霊犬》、《忠犬のゴースト》、《巡回する不死者》など一部カードとのみセットキープしている。とは言っても相手の攻めが緩い時はちゃんと強いので未だに悩むところ。
結晶置きしない場合は《双魂の久遠・ケリドウェン》や《冥河の流葬・カローン》のコンボを狙ったり、稀に9コスト本体でプレイするが、容赦なく葬送することも多い。

冥焔の獄犬・ケルベロス A→B

   ラスワ5はさほど無理なく達成可能で、かつラスワ5のパワーは申し分ない。2コストテンポプレイも悪くない。
一方で他の手札1枚を2コストに圧縮してぶん投げているようなもので、リソースは他のカードで補う必要がある。

   自分は徐々にリソースカードの評価を落とし、その分葬送で手札の質を良くしたいと考えた。
その過程でリソース面で苦しさを感じることが増え、ケルベロスの評価を下げた。

   条件を共有しつつラスワが貰える《フギン&ムニン》とは非常に相性がいいので、そちらが複数枚取れている時は評価を上げている。

旧tier(1月7日作成)
新tier(3月7日作成)
冥府の中尉 S→単独S

   現在は最高評価としているが、環境初期は新弾ということもあり、《フギン&ムニン》と同程度の評価としていた。
レート前半戦途中に、ラストワードや墓場を稼ぎつつ打点にもなれること、そもそもこのカードの進化を前提に考えたいほどの盤面制圧力があると考え1位に。

   現在のPickの温度感については、1枚目はマスト、2枚目を妥協せず高く、3枚目からはやや評価を落としている。

   
中尉進化が強力であることは周知されているため、相手も必殺置きや2面の処理を要求したりと中尉進化をしづらい盤面を作ってくる。
そのため、《劫火の巨人》や《クロースケルトン》など上記の弱点を補える進化フォロワーについても、中尉が取れたからと安心せず1、2枚は拾うようにしたい。


屍肉のハイドラ B→A

   7コスト払う必要があり、1面しか処理できないカードだと評価していたため、環境初期はデッキに0~1枚でよいカードだと考えていた。

   しかし、葬送しておけば《ボーンリボーン》でいつでもサブプランとして勝ち筋になりうる点、特に対ドラゴンで強い点を加味して評価を上げた。現在はデッキに1~2枚欲しいカードだと考えている。
対ドラゴンには、《ダンスクラブ》《トカゲの騎兵》《禁牙の執行者・ドラズエル》といった高PPの主要なカードに耐性があり、相手の選択肢を狭められる点が強く刺さっている。

   
《冥府の中尉》を単独のSランクにしたことによって、早いターンでも潤沢な墓場を確保できるようになったのも評価を上げた要因の一つ。


ミスチーフゾンビ A→A

   《スケルトンブレイカー》《忠犬のゴースト》をケアされた場面のカウンターとして非常に心強い。
《ゴーストヴァニッシュ》の追加によってリーサルの下準備を兼ねるパターンもこれまで以上に増えた。

   7ターン目以降はフォロワーのスタッツを上げる顔進化より、ゴーストの進化でライフを回復することが重要な場面も多い。進化が余った場合はゴーストに進化を切る前提でゲームを進めていた。


巡回する不死者 C→B

   盤面優勢時に出しづらい点をネックに感じてあまり考察もしていなかった。
《冥府の中尉》《滅屍の執行者・ミロエル》の前のターンの盤面を捌けるカードとして、レート前半戦途中に評価を上げた。

   ネクロ対面ではこのカードを上手く使わせないように、自分の《冥府の中尉》や《デモンビーター》裏のフォロワーをトレードに参加させず、あえて相手の盤面を残す意識を強く持っていた。

旧tier(1月7日作成)
新tier(3月14日作成)
弔魂の幽霊船 A→S→A

   《マスカレードゴースト》《滅屍の執行者・ミロエル》《ゴーストヴァニッシュ》など相性のいいカードが多く、単品でも器用な動きができるためレート前半戦途中は銅1位に置いていた。

   《形骸の看守》の評価上昇で4コストが渋滞したこと、《ボーンリボーン》のリアニメイトでかさ増しもできることから枚数を集める必要は無いと考え直し、現在の評価に落ち着いた。
攻めのパターンが広がるため現在でも1枚は欲しいと考えている。


甘味の死霊術師 C→A

   エンハンス能力を持たず、ライフも詰まらないので2コストのカード群でも下の方の評価にしていた。

   《屍肉のハイドラ》《巡回する不死者》など癖のあるフォロワーの評価が上がったため、バランスを取れるこのカードも合わせて集めるようになった。
この変更の感触がとても良く、スペルよりフォロワーを集めることを意識したり、リソースカードを搾ったりと様々なカードの評価が動いた。
実は最も大きな転換点かもしれない。

   終盤でも回復と手札交換で役割を失いづらく、初期とは一転してかなりのお気に入りとなった。


ボーンリボーン B→A

   前述したとおり、《屍肉のハイドラ》《弔魂の幽霊船》のリアニメイトに加えて、《奈落の軍曹》や《首無しの戦鬼》のリアニメイトも強く、1枚で多彩な勝ちパターンを生み出せるため評価を上げた。

   
一方でスペルであり、事前にリアニメイトしたいフォロワーを墓場に送る必要があるため事故要因でもある。デッキ内のスペルの総量と葬送カードの確保には常に気を配りたい。

   デッキに1~2枚を基準に、《奈落の軍曹》《マスカレードゴースト》辺りのリアニメイトしたいフォロワーが多ければ3枚目も視野に入る。

冥火のピッツァヨーラ C→B

   ドローや盤面干渉を行わず、3コストも重く感じて評価に困っていた。

   葬送カードの評価を上げたことで、使いたい場面がハッキリしているこのカードも一気に使いやすくなった印象がある。
このカード自身がフォロワーなのも嬉しいポイント。

   回復が少ないクラスのためケアされづらいのが大きな強み。1枚あると勝てる試合がそこそこ増える。
除去カードを抱えるなどして、プレイするターンを確保したい。


深淵の従者 D→C

   《滅屍の執行者・ミロエル》でリアニメイトできると嬉しいことと、そもそもフォロワーであることからずっとDランクとCランクを行ったり来たり。
レート杯では自分相手ともにエンハンスでのプレイが何回かあった。
   打点の集まりが悪かったり、リーサルのケアをされ続けるゲームではエンハンスの粘り強さが生きると考え、再び少し評価を上げた。

クラス順位

17期前半戦


17期後半戦

   環境初期はヴァンパイア1位、ネクロマンサー2位でスタートしていたが、レート前半戦でネクロマンサーの方が勝率が良かったので1位に。
その後、後半戦やアディショナル後も変わらず1位で使い続けた。

   身も蓋もない言い方をするなら勝っていたから1位なのだが、強いて言うなら《屍肉のハイドラ》《ゴーストヴァニッシュ》などで攻め方のプランが豊富なのと、葬送で手札を入れ替えながら戦えるのが自分に合っていたのかなと思う。
後攻での勝率の高さに《冥府の中尉》の貢献度が表れている。
更に、全クラス通しても屈指のバカパワーカードの《マスカレードゴースト》を持っているのは大きな強み。

   処理や回復が得意なクラスではないので1ターン先のリーサルを常に見据えて相手にケアを強いる意識が大切だと考えている。


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