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【序章】2024年。この横浜に勝るあらめや

私はいわゆる「ハマっ子」である。

横浜市歌は当然諳んじているし、高校・大学・勤め先も選んだ理由は全て「横浜市内だから」。まあ全くもって横浜を離れる理由がないので、仕方ない。

一番好きな画角のヨコハマ

さて2024年。ハマっ子歴も20年を超え、相も変わらず横浜の素晴らしさを享受していた5月のある日、オタク友達であるT氏からこんな話を聞いた。

「横浜を舞台にした乙女ゲーのアプリが出るらしいよ」

なるほど、世の中面白い発想をする人がいるものだ。確かにみなとみらいや山下公園など、横浜にはデートスポットも多いわけだし、むしろ今までなかったほうが不思議なくらいかもしれない。

そう思いつつT氏が教えてくれたアプリタイトルを調べると、こんなキャッチコピーが出てきた。

「横浜を舞台にした、近未来おもてなしアドベンチャーゲーム」

…なんだこれは?

目が点になるとはこのことだったが、T氏には厚い信頼を寄せているため、ひとまずやってみることにした。

…結果、このゲーム「18trip(エイティーントリップ)」の魅力にどっぷりハマってしまった訳だが、これを書き始めたら終わらないので、別記事で。一つだけ語るとすれば、このコンテンツは、「ストーリーが完結するまで存続させなくてはならない」という強迫観念に駆られるレベルで作品としての完成度が高いので、是非やってみてほしい。

この衝撃のアプリゲーのリリースと時を同じくして、また別の気になるニュースが飛び込んできた。

あの「地球の歩き方」からなんと「横浜市」版が発売されるというのだ。

「横浜」ではない、「横浜市」である。(ココ重要)

どう考えてもの正気の沙汰ではない。中区や西区はいざ知らず、磯子区や瀬谷区、泉区から一体何の観光情報を書こうというのか。少なくとも、観光客より横浜市民のほうが100倍気になる内容になることは確実だった。

案の定、発売日となった8月1日、この本は「ハマ本」と称されて横浜市のあちこちの書店に山のように積まれ、横浜市民が次々と買っていった。むしろ市外在住民で買った人はいたのだろうか…。

横浜駅の有隣堂の巨大ガチャで手に入れたエコバッグ

さて、例に漏れず私も販売初日に手に入れた訳だが、数ページめくっただけでその情報量に圧倒された。本書についても詳細は別で語るが、それにしてもこのこだわりようは変態的である。さすがは天下の「地球の歩き方」であった。

この時点で既に私は「今年は横浜のニュースが多くて嬉しいなぁ」とほくほくしていたのだが、10月、さらなる衝撃が走った。

横浜DeNAベイスターズの2軍が、日本一となったのだ。

まあメンバーを見ると、開幕までは当然のように横浜スタジアムにいた選手がゴロゴロおり、「こんなんほぼ1軍やんけ!」と誰もが思ったに違いないが、それだけベイスターズの層が厚くなったということでもある。

そして「やれやれ、2軍は優勝したぞ、1軍はどうしたんだい?」と振り返ると、

なんと1軍も日本一になってしまった。

「あの」瞬間はこのあたりにいました。

ええ、流石に驚きましたね…

野球についてもまた別で書く予定だが、それにしても今年は一体なんという年なのだろうか。そこそこ長くハマっ子をやっているつもりだが、ここまで横浜が取り上げられる1年は経験したことがない。

このように、2024年は私にとって、「横浜」を様々な面から見ることとなった、貴重な1年であった。

そして、三浦大輔が宙に舞っている神奈川新聞を眺めながら改めてこの怒涛の1年の出来事を反芻したところ、私はこのような結論に至った。

「私は実は横浜のことを何も知らないのではないか?」

これまで挙げた4つの出来事は、私個人の興味の範囲内でしかない。今年の横浜では他にも様々な分野で、栄誉ある賞を得た市民や団体、あるいは人々を盛り上げた素晴らしいアイディア、またささやか日常があったに違いない。

このキャラたちも今年初めて知ったな

というわけで、本noteでは見つけた「私の知らない横浜」を気まぐれに書いていってみようと思う。(たまに私の知ってる横浜を語ることもある。

暇つぶしくらいにはなってもらえたら嬉しい。


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