1月30日 グリムの森 お花キット体験会 台本
1月30日
お花キットの花材体験会
2023年 今年は出来ればいろいろな会場や、cafe、集会所、公民館などで、お花キットの体験会を開催して行きたいと準備しています。
お花のレッスンというよりは、今まで続けて来たお花のライブ配信だったり、動画の投稿の繋がりで、中々レッスンとして会場に足を運べない方々にも、お花の名前の種類を紹介するキッカケだったり、たまにはお花も飾ってみようとか、自分で作ったブーケを誰かにプレゼントしてみようとか、自宅でお花キットで楽しむお花のカタチを、一度は実際に体感頂き、年に何回かでも、お花キットで自宅で楽しんで頂ける方々が広がって行けたらと考えています。
色んなお花のスタイルがありますが、普段お店などで作っている、ブーケやアレンジメント、BOXフラワ-や花瓶の投げ入れなど、今まで生花のお花に触れる機会が中々無かった方々に、『一度だけでもお花に触れるのも楽しいなぁ~』を体感して頂ける様に、機会を増やして行くことを考えています。
今回は、季節のブーケの花材キットの体験会になります。
花材(3500円)
・ガーベラ
・バラ
・トルコキキョウ
・スプレーバラ
・デルフィニウム
・ブルースター
・ラナンキュラス
・チューリップ
・ホワイトレース
・フリージア
・ユーカリ ポポラス
ベーシックなブーケの練習花材キットは、
花材(3500円)
・ピンポンマム
・ヒペリカム
・トルコキキョウ
・カーネーション
・ガーベラ
・バラ
グリーン(二種)
・ドラセナ
・もう一種
年間を通して、お店で取り扱うお花を中心に練習用として準備しています。
今回はこの時期に、お花屋さんに流通しているお花で、ラナンキュラスや
ホワイトレースなど、季節を感じて頂くお花を入れて、フワッとした感じのブーケに仕上げるのを、体感して楽しんで頂けたらと思います。
花材キット体験会の流れ
・自己紹介
・今日の開催の主旨
・今日のポイント
・花材の説明
・お花の下準備
・先ずは一度組んで見てもらう
・飛び出しで見せてあげる時のお花の選び方と処理
・凹凸の作り方
・もう一度組んでもらう
・ちょっとバランスが崩れているところを指摘してあげて、もう一度組んでもらう
・細かい点を押さえて仕上げをしてもらう
予定の台本
・自己紹介
今回のお花キットの体験会を担当させて頂く、登米市中田町に本社のある北流園芸、花屋 花りんの佐々木になります。
・今日の開催の主旨
昨年末オープンされた、グリムの森のオーナー齋藤さんとお話しをさせて頂き、色々楽しいことはやって行けたら良いよねぇ!!ってことで、先ずは開催させて頂く運びとなりました。
今年は、まだまだ実践を繰り返すことで、参加頂いた方々のご意見を反映させながら、改善もして行きたいと考えています。
今日参加頂いた貴重な時間をお花に触れることで楽しんで頂ける様に、努めさせて頂きます。
よろしくお願いいたします。
・今日のポイント
今回は、ラナンキュラスやチューリップ、フリージアなどの季節のお花が、少し飛び出す様な感じで、ふんわりしたブーケになるところを、楽しんで頂けたらと思います。
・花材の説明
今回の花材は、ピンクに黄色、白に淡いブルーで、少し優しい色目で揃えています。
この時期に出回るのラナンキュラスや、フリージア、チューリップなどのお花で、寒い日常ですが、少し早い春の温もりを感じて頂けたらと思います。
・お花の下準備
ギュッと丸く詰め込むタイプのブーケは、葉をほとんど外してあげることも多いですが、今回は、少し長めに持って支点を下に下げる感じで組んで行くので、葉も少し残してあげます。
スプレーバラの枝の切り分け方は、全部残すと支点に重なる枝も出てくるので、持ち手の位置を考慮して、下枝は外してあげます。
スプレータイプのデルフィニウムは、枝分かれが多いのでちょっと難しいですが、40cm程度の仕上がりを予定しているので、40cm程度の丈で切り分けて行きます。
トルコキキョウも同じです。
スプレータイプのデルフィニウムの枝を切り分けられる様になったら、他の枝分かれしたお花も切り分けする判断がしやすくなります。
少し難しいですが、悩みながらも思い切って切り分けて見て頂けたらと思います。
ユーカリは仕上がりのサイズ感で最後に切り分けます。
・先ずは一度組んで見てもらう
お花の切り分けの下準備が出来たら、先ずは一度組んでみるところからやって行きます。
お花の順番とか、ポイントにもなりますが、今回はラナンキュラスやフリージアなどを、長めに出すところを意識して、トルコキキョウやバラは少し低めに配置してあげると良いと思います。
今回の花材ではホワイトレースを、最後に場所を決めてあげるのが、バランスを取りやすいと思います。
あくまでも、参考の配置のバランスなのですが、先ずは一度組んでみて、そこから体感した感覚を踏まえて、もう一度組んでみるのが楽しめると思います。
・飛び出しで見せてあげる時のお花の選び方と処理
まだつぼみで、これから開いて行く小さめのお花や、花弁が柔らかい傷みやすいお花は、飛び出して組んであげることで、傷みにくいようにもしてあげられます。
どのお花を少し下げるか、上に出してあげるかで、全体的な雰囲気はガラッと変わるので、そこも今回の花材の楽しみのひとつになります。
ガーベラや、バラ、トルコキキョウを上に出してあげるのと、ラナンキュラスや、フリージアなどを少し出してあげるのでは、ホントに印象が変わります。
毎回、お花に触れる時には、自分の好みを見つけて行くことを、より楽しんで頂きたいと思います。
・凹凸の作り方
極端に高さを変えることも手法でありますが、今回のサイズ感だと10cm程度の範囲でお花の高さを、4段作るイメージで組んでいます。
・もう一度組んでもらう
凹凸を付けるブーケは、実は結構難しいので一度や二度組んでみるだけでは、中々カタチにはならないと思います。
何度も触れると、お花が傷んでいくのですが、お花の体験会では練習と踏み込んで、少し回数を繰り返して欲しいと伝える様にしています。
・ユーカリを仕上がりのサイズに合わせて切り分けて添える
ユーカリを、ブーケを組む過程で花材の間に合わせるのも良いのですが、今回の数量ではユーカリの存在が埋もれやすいと考え、外側に添える感じでサンプルに入れています。
・ちょっとバランスが崩れているところを指摘してあげて、もう一度組んでもらう
どうしても、イメージが先行すると、そのイメージ通りにはお花がまとまらないと思います。どこがちょっと違うとか、自分で腑に落ちないところは、他の方の意見を取り入れて参考にするのが良いと思います。
色々なバランスを、実際に体感出来た分だけ、自分の好みの選択肢が増えて、楽しみも広がります。
一度、広げてから自分の好みのバランスを見つけて行く
他のお花に触れる時も、色んな角度から好みの幅を一度広げてみる様にと伝えています。
どうしても、自分の好きなパターンが出来て来ますが、好み以外のところに新しい楽しみも出て来ます。
難しいですが、そういうところを伝える様にしています。
・細かい点を押さえて仕上げをしてもらう
ちょっとしたお花の向きや、表情を動かすことで、まとまり方が変わって来ます。
ラナンキュラスの角度を、クルっと少し動かしてみるだけで、全体にマッチしたりする細かなところを、最後に体感してもらいます。