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とうとう寝たきりになってしまった
母、退院しました
2週間の予定が3週間
退院の日
私1人で病院へ
感染症が流行っていたので
病院は全て面会謝絶
3週間ぶりに母を迎えに行きます
車椅子に乗って病室から出てきた母
私の事はわかってるし
退院する事もわかっているようだが
表情も暗く
私の顔を見ても何も発しない
介護タクシーで施設に向かう
話しかけても
窓の外を見る事もない
おかしいぞ
施設に到着
前回、入院した時と同じで覚えてない
スタッフの方が笑顔でおかえり☺️
と言っても、わからない
不安いっぱいの顔
母が昼ごはんに行っている間に
今後の事をケアマネさんと話をする
病院でもリハビリをしていたらしいので
マッサージの方によるリハビリは続けて欲しいとお願いする
転倒リスクがあるので
このまま本人がオムツを受け入れるのなら
リハビリはしない方が良いのではと
本人、やりたい事もなく
施設のイベントにも参加してない
へたに動けるようになって
また怪我でもしたら大変
確かに本人もトイレに自力で行くのは怖いと言っていたので
オムツになるのは私は賛成
というかもう仕方ない
だけど筋力はどんどん落ちる
自力で座る事が出来なくなったら
ご飯だって自力で食べれなくなる
やる気のない母の事だから
リハビリをしたとしても
もう歩けるようにはならないと思う
今の筋力を維持する程度にお願いしてきました
帰ろうとしたら
食事を終えた母と出口で会う
母、初めて大声で私の名前を呼ぶ
帰れなくなり
また母の部屋へ
知らない場所
知らない人ばかりで不安だよと
昼ごはん食べてないし帰るねと言うと
食べたら、ここに帰ってくる?
もともと不安感が強い人なので
母の不安が私の心に突き刺さる
それでも
また会いにくるねと
施設を後にする
自転車🚲で帰り道
寝たきりにだけはしたくないと思ったけど
それは自分の身に置き換えて
私は寝たきりになりたくない
お母さんだって寝たきりになりたくないはず
だから父が亡くなってから
デイサービスに通わせたり
腰痛がずっと続いていたようなので
評判の良い整形外科に連れて行ったり
整形外科に教えてもらった体操をやろうよと言ったり
でも母は私にやらされていたんだよね
良かれと思ってやってたけど
母にとっては大きなお世話だったのかも
遠距離介護をしていた時
お前がここに住んで
私のめんどうをみてよ
ずっと一緒にいてよ
何度も言われた
それが母の一番の願い
それは出来ない事だと
一緒に生活した1ヶ月でわかった事だけど
そんな事を考えながら家に帰る
母がオムツを受け入れたら
転倒リスクはなくなる
ただ肺炎のリスクがあり
施設で対処できなくなったら
救急車🚑というのは言われてる
その日の夜は施設から電話はなく
母は自力でトイレに行く事はなかったよう
父が亡くなり1年半
急激に痩せ細りオムツ姿になった母を目の当たりにすると
老いが怖くなる
もうなるようにしかならない
自分は母のようになりたくないと
思った1日でした