覚醒スキルの発動順について解説
新武将の登場や、運営のサイレント修正により、さらに難解になりつつある覚醒スキルの発動順序に関しての解説の要望を多くいただきました。
ワルチャでも書いたように、動画形式で戦報の横に今処理されている覚醒スキルと処理待ちの覚醒スキルのキューなどを置いて解説するのが一番わかりやすいと思うのですが、残念ながら動画編集スキルと時間がないのでテキストでがんばります🥺
細かい話は抜きで結論だけ教えろ!とりあえず強くなれるやり方教えろ!という方は「3-1.まとめのまとめ」だけ読めばOKです。
あ、私はもう本垢は引退してサブ垢に引っ込んでますがその辺の話はまた今度。
1. まずはスキル発動順の最低限のおさらい
まず基本中の基本ですが、"今は"攻撃側から発動します。以前はランダムでした。
次に大事なのは、「戦闘に侵入した時」が最速で、それに「ターン開始時」が続きますね。
この2つまでは順番が明確なので、"今は"非常に分かりやすいです。
"今は" と強調したのは、以前はこの2つが優先度で明確に線を引かれていなかった時代があったためです。
これは現在、度重なるサイレント修正(=運営から公式発表はないが確実に挙動が変わっている修正)を経て、以下のように、侵入時トリガーを全て処理してからターン開始時に移行するようになっています。
最近の覚醒における実戦例を見るに、まだ疑問だらけだと思いますが、まずは一通り読んでください。
次に同時に条件を満たす時の順序の話があります。
たとえば「通常攻撃終了後」と「回避した時」などです。
あるいは「自分がスキルを使った時」と「味方がスキルを使った時」などです。
ここも公式が明確に公表していないため実際の挙動で確かめる必要がありますが、正直今の主流ではないので細かいところまで覚える必要も知っておく必要もないかなと思います。念のため載せるとこんな順序の違いがあります。
ここまでのまとめ。
現在の戦闘環境では、なんとなく「公表されてないけど発動順には順序があるんだなー」と分かっていればそれで良いです。
最低限、「攻撃側が先」「戦闘侵入時が一番早い」だけ理解していれば話は終わりで良いです。
それ以上に重要な概念がこの先にあるからです。
2. 割り込みと連鎖発動
今の環境で覚醒スキルの発動順がよくわからないとなっている人達が多い理由は、実はこれです。
1で説明したような「発動順序があること」自体はなんとなく分かっていても、これから2で解説する内容をきちんと理解できていないか、無視しているため、実際の戦闘画面での理解が追いつかないのです。
今回、このnoteを書くキッカケになったのは、とあるTwitterを元にした質問が御家内外から急増したためです。
それは覚醒スキルの発動順序をまとめた(つまり本記事でいう1をまとめた)ものだったのですが、それの真偽を問う質問が多かったです。
その内容自体には大きな違和感はなく、だいたいあってると思います。というのが一次回答でした。
しかしその内容を覚えるべきかというと全然そんなことはなく、むしろ発動順序だけでは説明できない環境になっているので、他に理解しなければならないことがあるよ、というアンサーがこの記事になります。個別に説明するのは大変だから後でnoteに書くねとたくさんの人に言ってしまったツケが回っただけとも言えます。
閑話休題。
2-1. 割り込み
まず割り込み発動に関して説明します。この用語は私の造語です。なんとなくの意味は伝わると思いますが、もっと適切な用語があったら上書きしてください。
文字通り、他の覚醒スキルの消化を待たずに、割り込み発動するケースを指します。
具体例はいくつかあるのですが、今の環境で非常にわかりやすいのが、以下のようなケースです。
攻撃側:限定義輝、本能寺信長(or裏清盛)、他
防衛側:限定義輝、本能寺信長(or裏清盛)、他
この対決、発動順序を元に並べると、覚醒スキルの発動順はとてもシンプルに、以下のようになるはずです。
しかし実際の挙動が違うことは、皆さんよくご存知のはずです。
実際はこう。
単純な発動順序という整理だとこの現象は説明ができません。
戦闘侵入時よりも限定義輝のトリガーが早いということか?というとそうではないのです。
正しい理屈はこうです。
戦闘侵入時トリガーで本能寺信長が浄化を使うことにより、限定義輝の敵バフ失うトリガーが発生します。
そして防衛側の戦闘侵入時トリガーよりも優先して、いま条件を満たしたばかりの限定義輝が優先で動きます。
そう、待機列に割り込むのです。
そして非常に厄介なことに、割り込みが厳密に発生するトリガーと厳密に発生しないトリガーがあります。
しかも割り込み関連は4月下旬にサイレント修正を受けています。
具体的には「ダメージを受けた時」トリガーと「覚醒スキルがN回使われた時」トリガー(除く卑弥呼)が厳密な割り込みを行うようになりました。
これにより、以前は、裏鶴姫や裏甲斐姫の連打を全て耐えないと沈黙を返さなかった女忍者や女清正ですが、毎回割り込むことによりすぐストップすることができるようになり、評価アップになっています。
「女忍者や女清正は連打を止められないので微妙だった記憶があったんだけどなあ」という人は完全に正しいです。サイレント修正入っています。
一方で割り込みを許すことになり止まりやすくなったのが、前述の裏鶴姫や裏甲斐姫の他、裏帰蝶や裏頼朝、姫道雪などです。
魔王攻撃や魔入り攻撃をトリガーに最大6連打していた武将達は軒並み止まりやすくなりました。
また「兵数50%以下」トリガーもサイレント修正で割り込みが不可になりました。生誕幸村や姫利休は、以前の女忍者達のように、一通り終わるまで生存していないと覚醒スキルを撃てなくなっています。
現時点で割り込みが"発生しない"トリガーで特に覚えておかないといけないのは、
「防壁が破られた時」トリガー(姫教経、鬼謙信、裏鶴姫など)
「覚醒スキルが相手に2回使われた時」トリガー(卑弥呼のみ)
「兵数50%以下」トリガー(生誕幸村、姫利休など)
です。
ほぼ同条件の限定長政(3回)、軍師の攻守一転(3回)、頂点家康(4回)に関しては、厳密な割り込みを行いますが、卑弥呼だけ、割り込みをせず最後にまとめて動きます。のんびり屋さんなのかな?
2-2. 連鎖
2-1で述べた割り込みの概念と地続きなのですが、一旦説明を分けた方が理解しやすいと思って分けました。
ここでいう「連鎖」という概念は、とある覚醒スキルトリガーの発動で、また別のトリガーを発生させる事象に関してです。
たとえば、限定義輝の覚醒スキルは、本能寺信長の覚醒スキル効果(浄化)に連鎖して発動する、というような動きです。
すでに上記武将の実戦の挙動については述べましたが、ここでお互いの編成に限定長政を入れてみましょう。
攻撃側:限定義輝、本能寺信長、限定長政、他
防衛側:限定義輝、本能寺信長、限定長政、他
実戦の挙動は以下の通りです。さあ、混沌の始まりです。
「連鎖」として別軸に切ったのですが、割り込みの連続で連鎖が生まれます。そしてこの一連の「連鎖」が全て、大元のトリガーの優先度のまま処理されます。
この例で言うと、最優先で発動する「本能寺信長の浄化」が「限定義輝の攻撃」を生み、本能寺信長で1回・限定義輝で2回の発動を受けて「相手の限定長政の浄化」を生み、そこが「相手の限定義輝の攻撃」に繋がり…という連鎖が全てそのまま処理されます。
この一連の連鎖全てを処理した上で、本来の優先度2番であったはずの「防衛側の本能寺信長」になります。
すでにだいぶヤバいことが伝わりつつあると思いますが、実戦はもっともっとカオスです。よくいる武将達をどんどん足していきましょう。
そろそろ理解が追いつかないと思いますが、上の順序をがんばって読み砕くとそれなりに分かってくる…かなあ?。
3. まとめ
全ての元凶は、厳密な割り込みをするようにしたサイレント修正です。
特に発動頻度の高い「覚醒スキルダメージを受けた時」トリガーと「相手がn回使った時」(卑弥呼以外)トリガーによって、連鎖が連鎖を呼ぶ地獄のような状況になってしまいました。
このため現在の対戦環境において、お互いに限定長政がいると、初動の連鎖が長すぎて、ターンが始まらないんじゃが?みたいな話になります。
しかもサイレント修正にサイレント修正を重ねている上に、発動順に関して、ユーザーにはなんの説明もないという状況ですので、何が何やらわからない、となるのは当然です。
3-1. まとめのまとめ
限定義輝を用いて攻撃する場合は無邪気に攻撃しても割と勝てると思うのですが、上のような発動順と連鎖の仕組みを理解しておかないと防衛側はうまくいきません。
なのでシンプルにこれだけ覚えたらいいんじゃねってことをまとめます。
防衛側で「限定義輝」を配置したとき、同時に「本能寺信長」や「裏清盛」の先発を置いてもまず機能しません。素直に外すか、弾除けとして落ちてもいいやと思ってください。
防衛側で「限定義輝」の計略攻撃は先発6名の中で3番手以下にすることを強く推奨します。
更に上位2名の三列目から「裏清盛」や「本能寺信長」などを登場させることにより、相手の限定義輝の連打に割り込んで、自分側の限定義輝の発動を開始することができます。これが防衛側のキモです。
防衛側で「限定義輝」の攻撃値を上位2名にするときは、相手の限定義輝の攻撃を3回程度耐えられること(不動3以上や限定長政の活用など)+軍師が攻守一転であることを強く推奨します。
3回耐えたら攻守一転の沈黙が相手の限定義輝にかかります or 相手の限定義輝が神助で沈黙を防いだら神助の消費でこちらの限定義輝の攻撃が割り込む。
以上、2023/05/12時点の情報です。