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【断髪小説】後で後悔。

割引あり

私の名前は○○!
刈り上げフェチ。高校のときにバレー部やソフトボール部の友達が刈り上げているのを見たのがきっかけだ!

私もやってみたいという気持ちはあったものの
███部の私には、やる勇気も自信もなかった!

大学でも流行りの髪型やカラー、パーマは
したものの刈り上げることはなかった……

社会人になり、ハンサムショートやミニボブが流行り刈り上げている人を見かけることも増え、
再び刈り上げへの興味が増す!

休日のある日…ふとXを見ているときに「刈り上げフェチ」と検索をし、私は驚いた!

同じ仲間がたくさんいること!

ただこのアカウントではフォローとかするとマズいと思い、裏垢を作ることにした。

再度、「刈り上げフェチ」で検索をし
フォローして、その人の投稿を見ていった!

中だけ刈り上げたボブ刈り上げが丸見えなボブ、剃りあげたボブの写真が投稿されていた!

フォローをして投稿にいいね!をして
DMを送ってみた!
どんな会話をして良いのかわからず
簡単な挨拶程度で終わってしまった。

その人の写真を見てから
1度やってみたい…
その気持ちが日々強くなっていく!

試しに今の髪の長さと
インスタから見つけた刈り上げボブの写真を投稿してみた!


初投稿です。
この長さから刈り上げボブにしてみたいな。

刈り上げフェチです。
仲良くしてください


たくさんのいいねやコメント、DMも来たことに驚きながらも
まずは同じフェチの人と仲良くなろうとそう思った!

やりとりが丁寧で優しく
この人は大丈夫そうと思える人と
DMを頻繁にするようになった!
同性でお互い同じ刈り上げフェチ!


○○さんは刈り上げたことありますか?

私もないんですよね…
なかなか勇気でなくて!

〇〇さん、投稿で
刈り上げボブやりたいと書いてましたね✂️

そうなんです!
やってみたいと思う気持ちは
めちゃくちゃあるんですけど…あと一歩が…

床屋?美容院どっちがいいですか?

床屋行ってみたいですけどね…
●●さんは?

私は素人に切られたいです
家とかで!

それもいいですね!
毎週刈り上げてもらいたいです!笑

ですよねー!
なかなかそんな人見つからないけど

こうやって同じ話できるの
すごく嬉しいです
ありがとうございます

私もですよ!
またいつでもDMください。
どちらが先に刈り上げるかですね!笑

はい!
頑張ります!笑
👍


それからは同じフェチということで
今まで人には話せなかったことを
話せたり
共感しあえることに嬉しさでいっぱいだった!

そんなある日の休日…
〇〇さんの投稿を見ると

初刈り上げ!
最初は中だけと思ってたけど美容師さんの勢いもあって、刈り上げが見えるボブになっちゃった✂️

(後ろ姿の画像)


うわーすごい。かわいい…

私はすぐにDMをした  


○○さん、刈り上げたんですね!
首も綺麗だし、刈り上げかわいいですよー


ありがとうございます!
●●さんも、ぜひチャレンジしてね
待ってます!


やってみたい…
今日行こうかな…
いきたい…

携帯を触り、ホットペッパーをみると
18時が空いている 
少し震える手で、予約を進めていく!

イメージに刈り上げボブの画像を
添付したものの…
そこからが勇気がでない。

えいっ!
予約完了のメールが届いた!

もうやるしかしない…

添付した画像を見ながら
気づけば…
襟足を触っていた…

お気に入りのバンドカラーシャツワンピに
着替えて、横向きの写真を撮り
投稿した!


今から刈り上げボブにしてきます!

画像


たくさんのいいねや、楽しみにしてます!
afterの写真もよろしくなどのコメント、
いくつかDMも届いていた!

上の空のまま
15分前には美容院の前に着いた…

あんなにやりたかったのに
いざとなると緊張と不安におしつぶされそうになる…
美容師さん止めてくれないかな…

5分前には行こうと決めたが
なかなか時間は進まない…

美容師「ありがとうございました。またお願いします」

前の客を見送る美容師…

美容師「あ、○○さんこんばんは!どうぞいきましょう」

私「あ、早く着きすぎちゃって…」

階段を登る2人…
階段を登る音であまり聞き取れなかったが…

美容師「今日は…○○○○ですか?」

私は「あ、はい」と答えてしまった!

美容師「お荷物預かりますね。そのままシャンプーからいきましょうか」

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