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Photo by
snowsky4578
【断髪小説】失恋からの…
割引あり
私は来月で30歳…彼は2つ下の28歳!
お互いの仕事のストレスのイライラからか
些細なことでケンカになる!
今回のこともいつもみたいにすぐ仲直りできると思っていたのに…
まさかのLINEで…「別れたい」だった。
「俺から振ることは絶対にない」とていつも言ってくれてたのに…
こんなあっけなく終わるんだ…
付き合って2年半…
私は○○と結婚すると思ったのにな。
一晩中、泣いて仕事に行く!
いつも通りAirPodsを耳に付けるときに
髪の毛に手が触れ…
私「あ。気分転換に美容院行こう…」
ランダムで流れてるくる曲が
なぜか今の私の気持ちにリンクする。
ホットペッパーで
いつもの美容院、美容師指名で仕事終わりに
カットとカラーの予約をした!
仕事中、無意識に彼との楽しい思い出が
走馬灯のように…気づけば泣きそうになる。
彼と付き合ってからは
1000円カットから今の美容室に変えた。
半年過ぎた頃から
もしかしたら結婚するかもと思い、
肩上だった髪を綺麗に伸ばしてきたのにな…。
お昼ご飯もほとんど食べられず…
お腹もすかず…
退勤時間となった。
私「お疲れ様でした。お先に失礼します」
更衣室で私服に着替えた!
せめてもの抵抗で
彼があまり好きじゃないと言っていた白シャツに着替え、
今までは1番上までボタンをとめていたが
付き合ってから1番上は外してほしいって言われてたな…
今日は1番上までとめた!
私「よしっ!」
なんか複雑な気持ちのまま、
美容院に着いた!
荷物を預けて、待合に座る。
美容師「○○さん、こんばんは。平日珍しいですね」
私「たしかに!初めてかもです」
美容師「なんか今日は私服の雰囲気も違いますね」
私「え、あっ、まあ…」
美容師「今日はカットとカラーですね。いつもみたいに痛んでるところ切って、リタッチで大丈夫ですかね…」
その時に
ふと切ろうかなと思った…
私「んー。なんか切りたいなって」
美容師「え、いいんですか?」
私「んー」
美容師「どれくらいとか希望あります?画像とか?」
私「いや、うーん。任せます」
美容師「えーじゃあめちゃくちゃおもいきってもいいですか?」
私「まあ、変にならなければ…」
美容師「かわいくしますね。シャンプーいきましょうか」
ここでいつもならアシスタントがシャンプーをしてくれるのに、今日は美容師さんがしてくれた!
このあと私は…な髪型になるなんて知らずに…。
美容師「お疲れ様でした!どうぞ」
椅子に座り、クッションを膝の上に置いて
いつものようにお店のロゴ入りのケープをつける!
いつものことなので、何の違和感もない…。
美容師「じゃあ、いきますね!自分で切ります?」
私「いや…大丈夫です」
美容師「わかりました。じゃあいきますね」
ジョキ…ジョキ…ジョキ…ジョキ…
肩上くらいまで一気に切り落とされる髪の毛…
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