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【断髪小説】自信がない俺のために
俺「本当にいいんですか…?」
彼女「うん!●●くんの好きな髪型にして」
ジョキリ…
俺はヘタレで自分に自信がなく
なかなか気持ちとか思ってることを伝えられない…
それは仕事でも…プライベートでも…
彼女ができても
頼りない俺はすぐに振られてしまってた…
そんな俺もある日のこと…
友達に半ば強引にマッチングアプリを勧められ、
友人「お前には年上がいいわ」
そう言われ、友人のアドバイスを聞きながら3歳年上の方と食事にいくところまでこぎつけた!
俺「はじめまして。●●です」
○○「はじめまして。○○です」
…
…
写真よりも綺麗な人で
俺はテンパってしまいうまく話そうとするせいか
余計に会話がぎこちない…
昼間にランチとお茶をしたが、
手応えはなく
俺なんかには…やっぱりと…テンションがだんだん下がり。
その日を終えた…
帰り道、当たり障りのない
お礼のメッセージを送り…
家に帰り誰にも話せない
フェチの断髪動画を見て心を満たしていた!
新作のロングからオン眉刈り上げボブになる動画をその日は勢いで購入し、
何度もバリカンのシーンや一気にオン眉になる
カットシーンを何度も何度も見た!
するとメッセージが来ていた!
今日はありがとうございました。
はじめて年下の男性と会いましたが
失礼な言い方かもしれませんがかわいいと思えるところがたくさんあり、新鮮な気持ちで嬉しかったです!
お酒を飲まれるとのことでしたので、
私みたいな年上でもよかったら飲みに行きましょう!
ええっ…
なんて返そう…
落ちつけ…
落ちつけ…
お返事ありがとうございます。
もう会っていただけないかと思っていました。嬉しいです。
俺なんかでよければ飲みにいきましょう
うまく言えなくてすみません。
来週の土曜日の夜はいかがでしょうか?
お返事ありがとうございます!
では、来週の土曜日飲みましょう!
ありがとうございます!
お店はまた連絡しますね!
それから俺はすぐに
友達に連絡をし
アドバイスを求めた
○○さんが、お寿司が好きと言っていたので
友達におすすめの店を紹介してもらい予約をした!
すぐに送るのは失礼だと思い、明日お店の詳細を
送ることにした俺は、
YouTubeで「刈り上げ 女子」と検索をし
自分の好きな動画を探していた!
気にいったやつはすぐ見返せるように
自分一人のLINEグループにURLを送っている!
チャンネル登録している新作の動画が上がっており、
刈り上げボブが最高に可愛く、共有から自分へのLINEへと送った!
そのとき、自然とURLをコピーしていたとは思ってなかった…
明日連絡しようと思いながら…
気づけば○○さんに送る文章を作成していた。
こんばんは!
何度もすみません。
○○さん、お寿司が好きとおっしゃってたので、
この店を予約しました!
よろしくお願いいたします。
ペースト
https…
自分の中ではお寿司屋のURLをコピーしていたつもりだったし、無意識のうちに送信していた…
あ、送ってしまった…
そして、URLをみて気づく…
あ…!やばい
このメッセージのやつには
送信取り消しがない…
やばい…
どうしよう…
URLを押すと、
さっき見てた刈り上げボブの動画へと飛ぶ…
そのとき既読になる…
終わった。
5分…10分…20分…30分…1時間…2時間…
すみません!
お返事遅くなりました。
予約ありがとうございます。
仕事の電話で返せていませんでした!
なんかURL違うやつついてます。
申し訳ございません。
こちらのお店でです。
https…
ありがとうございます!
楽しみにしています。
○○さんは、このことにはふれなかったが…
きっと見ただろうな…
会ったときに先にいうべきな…
嫌、そんなこと俺には絶対言えないや…
結局そのあとは当日まで
自分から連絡が取れなかった…
そして、1週間がたち…
その日を迎えた!
俺「こんばんは」
○○さん「こんばんは。今日はありがとうございます」
俺「こちらこそ!ではいきましょう」
頭をフル回転させて
必死で寿司屋まで頑張って喋った…
○○さんも美味しいと笑顔で過ごしてくれて
安心した!
○○さん「ごちそうさまでした!お礼させてほしいからあと1杯付き合ってください」
俺「え、いいんですか?」
○○さん「もうそういうところかわいい」
俺「いやいや…」
○○さん「私がいつも1人で行くところでもいい?」
俺「もちろんです。お願いします」
○○さんの行きつけのお店につき、
俺はシャンディガフを
○○さんは梅酒ロック🥃を注文した…
カウンターということもあり、
自然といろんな話ができた
お互い2.3杯飲んだころ…
○○さん「ねえ…」
俺「はい?」
○○さん「あの動画は何なの?」
俺「いや、別に何もなくて!間違えて送っちゃいました」
○○さん「それは知ってる!そういうことやなくて」
俺「え…」
○○さん「私、●●くんに自信もってほしいなって思うの…だからさ、何でも話してほしいなって」
俺「え?でも…きっとこの話聞くとひいちゃいますよ」
○○さん「大丈夫!話してみて!」
俺「うーん…」
○○さん「絶対大丈夫だから!話してみて」
俺「わかりました…はじめて人に話します」
俺はシャンディガフを一気に飲み干し
話し始めた!
俺「えっと…俺普通やなくて変わった性癖があって…刈り上げに魅力を感じるんです。あとは短い前髪とか…
みんなはエッチな動画とか見るんだろうけど、
俺はバリカンで刈り上げてる動画や前髪を切る動画を見てるんです…あ、すみません。」
○○さんは頷いて聞いている…
俺「引きましたよね…?すみません」
○○さん「ううん!話してくれてありがとう!で、●●くんはそれを彼女とかにもしたいの?」
俺「そうですね!自分で切りたいと思ってます」
○○さん「そっか!道具とかは?」
俺「気持ち悪がられそうですが…いつかのために少しずつ道具を買っています」
○○さん「何があるのよ?笑 教えて」
俺「え、興味あります?」
○○さん「うん!教えてほしいな」
俺「わかりました。ハサミ、ケープ、ネックシャッター、ダッカール、櫛、バリカンです」
○○さん「●●くん、話してる今の表情すごくいいよ。それくらい自信もって!その方がいいよ」
俺「ありがとうございます。初めて言いましたけど…なんか言えてすっきりしました」
○○さん「私にしてみる?」
俺「えっ…いやそんなそんな…」
…
…
…
俺「こんな綺麗に伸ばされてますし」
○○さん「1度短くしてみたいなって思ってたから…●●くんに切って…そうじゃないと勇気でないし」
俺「本当にいいんですか?酔ってられますし…じゃあ、明日酔い冷めて覚えていたら…」
○○さん「もう真面目で優しいな!わかった。じゃあ、明日連絡するわ!LINE交換しよ」
俺「あ、はい」
LINEを交換して店をでた!
○○さんをタクシー乗り場まで送り、
友達に教わったタクシー代をこっそり渡し、バイバイした!
家に着き、
お礼の文章を打ちながら
気づいたら寝てしまっていた…
そのまままた寝てしまい…
俺が起きたときには朝の9時だった。
おはようございます!
昨日はありがとうございました。
お寿司美味しかったです。
そして、飲みすぎちゃいました。
家に帰ったらそのまま寝てました。
刈り上げのこと覚えてます!
なので、お願いしますね
おはようございます!
こちらこそありがとうございました。
人見知りな俺も安心してたくさん話せました。
覚えてくださってたのですね!
ありがとうございます!
もちろんですよ
今日とかって●●さん予定ありますか?
今日は特に予定はないですよ!
じゃあ、今日
お家にお邪魔して
切ってもらいたいです
わ、分かりました!
本当にいいんですか?
うん!
●●さんの夢叶えたいです
ありがとうございます!
今からいそいで掃除するので
13時とかでもいいですか?
わかりました。
では、お昼ご飯買っていきますね!
ありがとうございます!
▲▲公園わかります?
わかりますよ!
では、そこまで迎えに行きます!
はーい!
俺はすぐに片付けをはじめるものの
まずは髪の毛を切る道具を押し入れからだした!
バリカンを充電する前に試しに電源をいれてみた!
ヴィーーーーン…
俺「おーすごい」
それからギアが上がり部屋の片付けを済ませて、
か鏡の前に櫛とハサミ、コンセントを差してバリカンを充電!
ケープとネックシャッターを準備した!
まだ、1時間以上ある…
先日購入した動画を見てイメージを膨らませる…
少し早いが俺は家を出ることにした!
○○さんも、早く着いていてお互い目があった!
○○さん「あれはやい」
俺「いやなんかそわそわしちゃって」
○○さん「かわいいなー。」
たわいもない話をして
2人は家に着いた!
○○さん「お邪魔します」
俺「どうぞ!適当に座ってください」
そこからは今からあの髪の毛を切るんだと
俺の夢がついに叶う…
昼ごはんを食べながらいろいろ話をしたが
全く覚えてない…
そして、俺は勇気をだして…
俺「あのこんな感じに切らせてもら…」
○○「●●さんの、好きな髪型に切って」
俺「わ、わかりました。じゃあこっちに」
○○「はーい!うわすごい!これを集めてたの?」
俺「そ、そうですね!ここ座ってください」
○○「はーい」
俺「ケープつけます」
○○「可愛い!こんなのあるんだね。あ、袖通せないんだ」
俺は、床屋のイラストが描かれたケープを○○さんに付けた!それだけでも興奮する…
続けてピンクのネックシャッターをつける!
○○さん「これ付けるのはじめてー」
その言葉にもフェチの心にはささる!
俺「じゃあやっていきます」
丁寧に櫛で髪の毛をとかしていく
○○さん「緊張してる?」
俺「そりゃしますよ!○○さんはしないんですか?」
○○さん「本当はめっちゃくちゃしてるよ。短いのも刈り上げもはじめてだし」
俺「本当にいいんですか…?」
彼女「うん!●●くんの好きな髪型にして」
俺「いきます」
ジョキリ…ジョキリ…ジョキリ…
俺は迷わず、肩より上で切っていく!
パサッ!
長い髪の毛がケープから床へと落ちていく!
○○さんは、何も言わず前を見て
座っていた…
ダッカールをもち、
刈り上げの位置を決めていく!
少しだけ手が震えてる。
止め方は決してうまくはないが、
なんとかできた
俺「よし!」
いよいよ夢が叶う…!
そこで今までみた動画を思い出す…
はじめは、6ミリからだ!
アタッチメントをつけ、バリカンの電源をいれる。
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