2024/11/17『ヴェノム:ザ・ラストダンス 』を観て感じたこと
昨日、少し雨が降り、どこかへ遊びに行くのも億劫な天気でした。
そこで思い立って映画館へ足を運び、『ヴェノム:ザ・ラストダンス 』を観ることにしました。
正直に言うと、私は特にヴェノムの大ファンというわけではありません。ただ、少し前にこの映画の存在を知り、何となく興味を持っていたんです。
映画は、前作の事件の影響で米政府から追われる身になったエディとヴェノムの物語から始まります。二人は判事を強請り、自由を勝ち取った後、自由の女神を見ることを夢見て旅を続けます。その旅路には様々な出来事が待ち受けていました。
その中でも印象に残ったのは、「靴」の描写です。旅の途中、エディはなかなかまともな靴を手に入れることができません。この靴は、彼の失った「普通の人生」の象徴だったのではないでしょうか。人生の歪みや孤独、そしてヴェノムと共にいることで得た新たな意味ーそれらが靴を通りて暗喩されているように感じました。
物語のクライマックスでは、ヴェノムがエディと皆を守るために自らを犠牲にしました。「お前のことを忘れない。俺のことも忘れないでくれ」という素直なヴェノムの言葉を聞いて思わず涙が溢れました。
エディとヴェノムの友情の深さー単なるヒーロー映画を超えた、人間ドラマのような感動がありました。
映画を観終わった後、ふと気づきました。マーベルのヒーローたちの中でヴェノムは決して「カッコイイ」と言われるキャラクターではないかもしれません。しかし、この映画を観たことで、その印象ががらりと変わりました。
ヴェノムはユーモラスで、どこか憎めない存在。そして何よりも、内に秘めた優しさが心を打ちます。
「ヴェノム、超カッコイイ!!!」
これから、過去作の『ヴェノム』1と2をもう一度見直し、改めてこの3作目を堪能したいと思っています。そして、ヴェノムのことを、ずっと忘れないでいようと思います!