テクスト草稿 初稿、第二稿(9/29, 10/9)
テクスト草稿、9/29。このテクストの説明については、第一回座談会「後半」をご覧ください。※座談会の記事にも、下のテクストの画像は添付しています。
第一回座談会を終えての修正。10/9時点。
修正とその思考
①結婚に関する話を消去し、修正。修正後もかなり日常的な話だが、修正前は会話がひとつの主張に近い、あるいは一般論に流れすぎたと判断した。修正後はすごく良いとまでは言えないけれど、主張というよりもひとつの場面となっている。修正前は会話のなかに、彼ら二人がカップルであるということが含まれていたが、後者にはそれがない。マーヴェリックスは犬で、NBAチームのダラス・マーヴェリックスから。
②ここだけ「結婚」にまつわる語を残す。ここででてきたイメージはわりと強く、ふたりの状況を示すことにもなるし、次の砂漠のシーンを支えてもいる。だからかなり唐突なセリフだけど、そのくらい急なほうがいい。
③パトリシア・グスマンを佐々木敦さんに勧められて、六月あたりに『光のノスタルジア』見て以来、砂漠に行ってみたいと思い続けている。それから、僕が生まれる前に両親が住んでいたアリゾナでの出来事。仕事がなく、スタバの大きなコーヒーを一杯買い、一日中砂漠を見て過ごしたという話を、子供の頃から繰り返し聞いていた。僕はアリゾナに行ったことはないが、生まれる前の出来事を想像する。想像だから暑くはない。しかし砂漠はずっと遠くまで何もなく、たまに車が走ったり、大きなアルマジロが死んでいるだけで、それらが、あるとも知れず見える。
空間的に隣接するものを少しずつ書いていく。数年前までよく行っていた、馬事公苑が近くにあるスタバは、窓際に座ると、窓に公苑の砂が張り付いていて、足元が茶色い。
砂漠の連想から、単純に、野犬、インディアンのイメージが出てくる。
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NO PROGRESS
——この不完全に、戦慄せよ。「NO PROGRESS」は、リアルタイムで演劇の制作過程を見ていただくことにより、より制作者に近い観点から演…
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