【オーバーラッシュcs】統計データ及び考察について

2022年12月4日 16:32

【はじめに】

本記事は2022/12/3に行われたオーバーラッシュcsの結果及び、統計データに関する記事です。
形式は予選シングル5回戦＋決勝マッチトナメ3回戦。
ご参加された方々には改めて、心より感謝の意を表します。
参加者以外でも誰が見ても楽しめる、参考になる記事になっておりますのでよろしければ手に取っていただけると幸いです。
また、今回も投げ銭方式を取っております。
強制ではありませんが、いただけると次回csの励みになります。

【大会結果】

分布はこちら

全体の1/3ほどをエクスキューティーが占め、その他が満遍なく散りばめられております。
新弾翌週とは言え、ここまで偏ったのはパラレル環境以来でしょうか。

また新時代なのか…？

デッキジャンルの定義について
そのデッキの最終盤面、何を中心にライフを取っているのかが大まかな基準となります。
例…下級がグッドスタッフ、上級がイノベ、コング等＝機械
上級がドラギ、下級にメタリオンパーツ、フュージョン採用＝フュージョン

【上位デッキレシピ】

※掲載許可者のみ

優勝…かれん(@karen_pokeca) エクスキューティー

準優勝…せとくん(@harpuia_c) ドラゴン

3位…ジェントルさん(@borad_game_j) エクスキューティー

4位…サルガキさん(@kami_gaki_TCG) エクスキューティー

ベスト8

まひうさん(@mahyurush) 機械オバロ

すまさん野球

白玉子さん(@card_3099) エクスキューティー

ぃちごさん　風バニラ

ベスト8に関しても、分布表がそのままスライドして反映されたような内訳になっていますね。

【エクスの採用札について】
　

全13デッキ分(メインデッキのみ)のデータになります。
左から、1枚でも採用していた人数、採用者全員の合計採用枚数、採用者一人当たりの平均採用枚数となります。

【リュミエル】…13人(合計38枚) 平均2.92枚採用
【リリウス】…13人(合計39枚) 平均3枚採用
【フローア】…13人(合計37枚) 平均2.84枚採用
【レイア】…13人(合計34枚) 平均2.61枚採用
【プラウティ】…13人(合計38枚) 平均2.92枚採用
【ルーシー】…13人(合計25枚) 平均1.92枚採用
【ラム】…8人(合計10枚) 平均1.25枚採用
【フィーナ】…3人(合計3枚) 平均1枚採用

【サタニウス】…12人(合計31枚) 平均2.58枚採用
【スクランブル】…13人(合計37枚) 平均2.84枚採用

【キャッチ】…12人(合計25枚) 平均2.08枚採用
【エマージェンシー】…10人(合計17枚) 平均1.7枚採用
【ブレイク】…2人(合計4枚) 平均2枚採用

以下、レジェンド内訳

【モンスター】
無し…3人
アビスソルジャー…5人
ワーウルフ…3人
ミラージュドラゴン…1人
ショッカー…1人

【魔法】
ブラックホール…13人

【罠】
ミラーフォース…9人
激流葬…4人

発売日翌週ということもあってか、採用札にバラつきがありますね。
リリウスは流石に3枚、それ以外は各々の宗教に則って構築されておりました。

罠はキャッチが1番人気のようで、
①全対面に打ち所がある
②発動条件が緩い
上記2点を主な理由として採用されていたと考えられます。
下級にも打てる小回りの良さも評価されていそうですね。

また、レジェンドに関してはブラホの採用率が驚異の100%でした。

他のレジェンドをAランクと仮定するなら、このカードはSランクに値するくらいのパワーを持ち合わせています。
ドローするレジェ魔法も強いのですが、
それは勝つためであり、ライフを取るために行う行為なので、それなら最初からブラホ打てばよくね？となるケースが多いはずです。
また、5ドローから3面展開を行いやすいのも、ブラホを採用しやすい理由を後押ししていると考えられます。

【その他の採用率について】

全20デッキ分(メインデッキのみ)のデータになります。
左から、1枚でも採用していた人数、採用者全員の合計採用枚数、採用者一人当たりの平均採用枚数となります。

【ドラギアス】…2人(5枚) 平均2.5枚採用
【ルーカー】…4人(9枚) 平均2.25枚採用
【イノベイター】…3人(7枚) 平均2.33枚採用
【ビックリード】…4人(5枚) 平均1.25枚採用
【ダイアップ】…6人(16枚) 平均2.66枚採用
【ミルキー】…3人(9枚) 平均3枚採用
【オブリビオン】…3人(6枚) 平均2枚採用
【タフスト】…3人(7枚) 平均2.33枚採用
【ハンディ】…2人(5枚) 平均2.5枚採用
【ボルケーノ】…2人(4枚) 平均2枚採用
【レクイエム】…2人(6枚) 平均3枚採用
【エリジウム】…2人(6枚) 平均3枚採用
【デッドルーラー】…2人(6枚) 平均3枚採用
【ナナ】…2人(6枚) 平均3枚採用
【ホーム】…2人(6枚) 平均3枚採用
【グランドラ】…2人(5枚) 平均2.5枚採用
【ホームプレート】…2人(5枚) 平均2.5枚採用

以下、採用者1人
【暗黒騎士ガイア】…3枚
【ガイギアス】…2枚
【ゼロギアス】…2枚
【メタギアス】…1枚
【パズズ】…3枚
【ダンビラメシアン】…3枚
【スタートランサー】…2枚
【バイオレディ】…1枚
【シャドウグール】…3枚
【エースブレイカー】…3枚
【ジョインテックレックス】…2枚
【サイドラ】…3枚
【アングラードディグラ】…3枚
【セブマジ】…3枚
【ウィッチ】…2枚
【ゼロローグ】…1枚
【破滅の竜魔道士】…1枚
【トルネ】…1枚
【ナイトヴィジョン】…3枚
【ハルピュイア】…3枚

その他についてはデッキタイプ分布がバラバラだったということもあり比較的均等に並んでいます。

バニラの中だとダイアップの採用率が高いようです。
結界像がエクスキューティーメタになることから、流れ弾を貰わないよう意識されていたことが推測できます。

オブリビオンの攻守25ラインを複数並べる動きが、エクスキューティーに強いと思っていたので、今後のバニラ枠はそちらに切り替わる可能性もあり得るかもしれません。

ルーカーに関しては、多いように見えますが、採用者の4人中2人はアンデット族を主軸とした構築で、汎用上級として入れている方は前回csより減少しております。

【考察】

エクスキューティーはサンメロと異なり、苦手得意がはっきりしているデッキタイプだと考えております。

単純な殴り合いに関してはエクス側が強く、
罠を避けにくい観点から、ミラフォ、リベレーションのような攻撃反応罠を重く受けてしまいます。

また、レベル9以上高ステータスに関しても処理手段が乏しく、不純物札によっては詰みになりえる可能性もあります。
今回、マキシマムが上位入賞していた要因もその一つで、エクスを養分として勝ち上がったのではないかと推測できます。

【エクスミラーについて】

ミラーはプラウティのライフゲイン＋3面処理しても5ドローからまた3面を作り直されやすい点から、基本的にスローテンポゲームとなります。
ですので、数ターンに渡るやり取り中にどちらかがレジェンドに辿り着き、それが勝敗を決定する。というゲーム展開は少なくありません。
お互いブラホ、ミラフォor激流葬を計2枚入れていればそうなるのも極自然な流れです。

今まではレジェンドを引かれたら運が悪かった。で片付けられましたが来年からはそれが通用しなくなるかもしれません。

ミラーについてはこれらの運ゲーを回避する要素を如何に取り入れられるかがポイントになるでしょう。

【デッキ枚数について】

以下、メインデッキの平均枚数統計データ(総数33デッキ)

【全体】
平均…40.848枚

【エクスキューティー】
平均…41.076枚

【その他】
平均…40.7枚

僅差ですが、エクスが若干厚めになっています。
マッチ戦想定につき、平均枚数が多めになっていると推測できますが、自由枠を作るためにデッキを厚くする選択肢は大いにありだと思っています。

特にこのゲームにおいては初手5枚より、数ターンに渡る合計ドローの平均評価が重要になってきます。

個人的な意見としては、シングルにおいても上記の理論は通じるものであり、1~2枚厚くすることで対応幅を広げられる点が最大のメリットではないでしょうか。

これは以前執筆したギャラクシーカップの記事にも記載してあります。
こちらも併せて読んでいただけると幸いです。