【第1回関西ラッシュデュエル個人cs】統計データ及び考察について
はじめに
大会結果
分布はこちら
一色環境ではなく、比較的フラットな環境でした。
強いて言うならパラレル系統、サンメロ、風サイキック、ドラゴンを中心にその他勢力が対抗していたように感じます。
優勝…ケンプファーさん(悪魔)
準優勝…ルゥさん(機械)
3位…ザブトン皇子さん(サンメロ)
4位…サルガキさん(風サイキック)
ベスト8分布はこちら
なんと風サイキック使用者全員がベスト8に進出しております。
滞っていた環境に新しい“風”が吹き込まれたようです。
個人的考察
風サイキックが勝ち上がった要因としては、
が挙げられると考えられます。
長丁場の大会ではより安定感のある構築が勝ち上がる秘訣になりそうですね。
その中でも上振れ最大値が高く、動きが環境にマッチしていた風サイキックは特に立ち位置がよかったようです。
4名ともメインにjampチェック0枚、ブルーグラスは1人のみ1枚採用とほぼほぼ方向性が同じだった点も驚きです。
あくまで個人の推測ですが、上記の理由からチェック、ブルーグラスの採用枚数が極端に少ないのではと考えられます。
優勝されたケンプファーさんの悪魔デッキは分布2という中から勝ち上がった今回のダークホース枠とも言えるでしょう。
決勝戦で決めたエコーからデスドゥームの流れは会場が沸くほど痺れました。
特に、メイン採用されているルーカーが光っていた印象で、全体的に罠を構える中~低速デッキの多かった今大会では猛威を奮っておりました。
ルーカーは環境によって強弱が顕著に現れるカードで、それを見極めて採用していた点は流石でした。
汎用カード、流行カードの統計結果
ルーカー含め、環境によって評価の変わるカード及び、流行のカードをいくつかピックアップして採用率の統計を取ってみました。
全40デッキ分(メインデッキのみ)のデータになります。
左から、1枚でも採用していた人数、採用者全員の合計採用枚数、採用者一人当たりの平均採用枚数となります。
上記のデータから分かることは、
一つずつ補足していきます。
パラレルバースゲート実装直後と打って変わってアドバンス上級に強力なモンスターが増えたこと、周りのカードパワーが潜入に追いついたことからパラレル系統のデッキが減少しました。
その結果、聖塔が比較的腐ることのない環境になったと考えられます。
今回のマッチ戦に関わらず、シングル戦においてもメイン採用されているのをしばしば見かけるくらいです。
ベスト4のうち、2名は潜入不採用で、必須級と言われていた潜入環境の終わりが近いのかもしれません。
ルーカー自身が聖塔に対して強い点、魔法罠にパワーカードが寄っているデッキが多い環境で、それらをピンポイントに潰せる点が評価されていたと考えられます。
パラレルが減少し、2500未満の打点が若干増えたのも追い風。
全体のステータスが底上げされない限りこのカードは居座り続けると思います。
下級で強力なカードが増えてきた影響からか、効果すら発動させない酢酸の方が手錠より人気だったようです。
セットに対して発動できる、ひろがるささやきは採用者0人、スパイラルガイザーは採用者1人のみでした。
下級を召喚orセットでどっちの罠をケアするか迷った際はセットするのが案牌と言えるでしょう。
さいごに
いかがだったでしょうか。
今後も開催していきたいと考えておりますので、興味を持たれた方は是非次回の参加をお待ちしております。
ご清覧いただきありがとうございました。
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