Mリーグファンに出来る最強の応援方法
・ファンに手軽にできる応援方法がないという問題
Mリーグファンに出来ることはそう多くありません。応援方法と言えば、年会費を7,150円払ってオフィシャルオフィシャルサポーターになるか、PVに行くか、選手の応援のためイベント等に積極的に行くくらいでしょう。
しかし、オフィシャルサポーターは一度費用を支払ってしまえば、そこから継続的に何かをして応援することができません。選手を応援するためのイベントはそれぞれ費用が異なりますが、安いものでも3,000円～高いものだと10,000円以上するものなど、非常に高額です。
また、イベント会場は都市圏になることがほとんどで、地方住みであれば交通費だけですら馬鹿になりません。名古屋から東京まで新幹線で往復３万円、高崎から東京まで往復２万円かけてイベントに行っている僕が言うのだからこれは間違いない。
言うまでもなく、これは大変な負担です。
さらに、未成年になれば資金力に乏しく、雀荘にすら入れないのだから、応援方法はほぼ皆無に近いわけです。
そこで、誰でも手軽にできるMリーグの応援方法はないのか？ というのが今回のnoteのテーマになります。
・Mリーグとスポンサー
企業がスポンサーになる最大の目的は広告宣伝のためである。
この主張に対して疑う人はいないでしょう。
個人であれば応援のためにスポンサーになる人もいらっしゃるでしょうが、企業の場合はそうはいきません。
スポンサーとはパトロンです。スポンサーの払う費用がMリーグの収益となり、利益となり、財源（利益剰余金）になります。
つまり、多くのスポンサー企業をMリーグに参入させ、それらの企業を撤退させないことが、Mリーグの応援につながるはずです。
そして、企業は広告宣伝のためにスポンサーになるわけですから、Mリーグのスポンサーになることで高い広告宣伝効果が発揮されていることが分かれば、それが実現するだろうと考えられます。
・企業目線での広告宣伝の困った問題点
広告には、宣伝効果が非常に分かりにくいという問題点があります。
会計において、費用収益対応の原則という言葉があるのをご存知でしょうか。ある商品を売るためにかかった費用を売上原価、ある商品を販売した時に生じる利益を売上高といいますが、会計上この２つは対応していなければなりません。
その意味においては、広告もその商品を売るために必要な要素の１つですから、広告宣伝費は売上原価に含まれていなくてはおかしいのです。
しかし実際には、広告宣伝費は販売費及び一般管理費という区分になっています。
これは、その商品を販売した際、広告を見たためにその商品を買ったのか、それとも広告関係なく買ってくれたのかが分からないのが一因です。さらに、広告は当期だけでなく翌期以降の売上にも関与すると考えられますが、それもどの程度関与しているか分かりません。
よって、苦肉の策として当期に支出した広告宣伝費は全額当期の売上に対応しているとみなして計上します。
会計基準（GAAP）は守らなければ全ての経済活動が破綻するとても重要なものです。それがこう言っているのですから、これだけでも、企業にとって広告宣伝費の効果を測定することがどれほど難しいことかご理解いただけたのではないでしょうか。
企業にとって、どこに広告宣伝費を投下するのが最適かを判断し、意思決定を行うのは非常に難しいことなのです。
すなわち、Mリーグのスポンサーになることで、確実に購買者が増えていますよ！ というアピールが、企業のスポンサーになるか否かを決定する意思決定の一助になることは間違いありません。
（補足）※上の説明では納得がいかない人向け。難しければ読み飛ばしてください。
Mリーグの広告宣伝効果を計算するものとして、現状企業はGRPを用いているものと推測されます。ですから、方法がないわけではないという批判があるかもしれません。しかし、GRPは何人のユーザーに広告が届くかを試算するものであって、それが購買に繋がっているかどうかを測定できるものではありません。
新聞であればCPR、CPO、J-MONITORで購買に繋がっているかがわかります。雑誌であればM-VALUEがあります。インターネット上の広告であればROASとROIとCPAの併用で比較と意思決定が可能です。
しかし、テレビに近いＭリーグではどの程度購買に繋がっているかを計算するのは難しいのです。
・「＃Mスポンサー購買キャンペーン」を起こそう
そこで、ファンが結束して「広告宣伝の効果がきちんと上がっている」というのを今のスポンサー企業、そして将来のスポンサー企業にアピールすることで、Mリーグのスポンサー企業が増え、維持され、間接的にMリーグの応援に繋がると考えられます。
方法は簡単です。
例えば、朝日新聞さんが冠スポンサーとなっています。そこで、契約している新聞社を朝日新聞に変えて、「朝日新聞さんがMリーグに貢献してくれているから購読する新聞を変えた！」とポストすればいいのです。
例えば、Y.U-mobileさんがトップスポンサーとなっています。皆様がお使いになっているスマホ、どこの企業と契約されているものでしょうか。他者の場合は、次の機種変更の際には、そちらに乗り換えてみるのはいかがでしょうか。
そして、その際は「Mリーグのトップスポンサーだからスマホ乗り換えた！」と発信してみませんか。
今シーズンから、新たにサントリーさんがトップスポンサーとなっています。今日から、飲み物を買う時はすべてサントリーさんのものを買うようにするというのはどうでしょうか。
そして、機会があれば「Mリーグのスポンサー企業だから飲み物は全部サントリーなんだよね」と発信してみませんか。
このように、Mリーグファンで結束し、Mリーグのスポンサー企業を全力で応援することで、企業目線ではMリーグのスポンサーになれば「麻雀界という顧客層」を確実に獲得できるというプラス要素となります。そして、Mリーグのスポンサーにならないことが「麻雀界という顧客層」を取り逃すというマイナス要素となります。
Mリーグファンは全国に非常に多くいます。１人や２人では状況はあまり変わりません。が、ファンの多くが「Mリーグを応援している企業か否か」という目線を持って購買活動を行えば、想像もできないほど企業利益に大きな影響を与えられるでしょう。
そして、それは多くのスポンサーになっていない企業がＭリーグのスポンサーになりたいと思わせる誘因になるはずです。
これが今回の結論になります。
ここまでお読みいただきありがとうございました。