17.[アメリカの大学で学生アスリートをするには?]
皆さん、こんにちは!
今日はアメリカの大学でゴルフをするにあたって、どのような構成になっていて、どんなシステムやルールがあるのかを紹介しようと思います!
アメリカの大学はSemester(2学期制), Quarter(4学期制)に分かれています。
私が通っていたワシントン大学はQuarterなので秋学期、冬学期、春学期、夏学期の4つの学期で構成されています。夏学期は日本の夏期講習のような感じなので受けるか受けないかは自由です。
学校は9月末始まりの6月中旬終わり (夏休み: 約3ヵ月と2週間、冬休み: 約3週間、春休み: 約1週間)です。
セメスターの学校は8月中旬始まりの5月頭終わり(早い学校で4月末終わり)です。
アメリカの大学は文武両道がモットーなので学業の成績が悪いと試合に出れないなど、厳しいルールがあります!
アメリカでは大学のスポーツを管理する組織がいくつかあります。
規模の1番大きい組織はNCAA(National Collegiate Athletic Association)。
その他にもNAIAやNJCAAなどがあります。
ワシントン大学はNCAAに属しているので、全てNCAAのルールの元、構成されています。
NCAAに属するアメリカの大学スポーツは3つの部門に分かれています。
・Division 1 (規模: 大)
・Division 2 (中)
・Division 3 (小)
ワシントン大学はDivision 1です。
Division 1から順に規模の大きさが違います。
全てのDivisionを合わせてアメリカに女子ゴルフチームはおよそ691チームあります!!(2019年のデータ)
[それぞれのDivisionの違い]
・学校側が出せる奨学金の額
・ユニフォームやトレーニングウェア等貰える数
・参加する試合のレベル など
そしてNCAAがたくさんのスポーツの細かいルールを決めています。
[女子ゴルフの場合]
・ヘッドコーチ(監督)、アシスタントコーチがチームに与える1週間の練習時間が決まっている
・1年間に参加出来る試合の日数が定められている
・選手に与えられる奨学金の枠が男子と比べて少し多い など
大まかな構成はこのような感じです。
アメリカでは早い子で高校2年生ぐらいのうちにどこの大学に進学するか、自分がどの大学のゴルフチームに所属するかを決めます。
その時にもNCAAから細かいルールが指定されていて、アメリカの高校は4年制なので、高校2年生(Sophomore year)の1月から大学の監督と連絡を取ることが可能になり、高校3年生(Junior year)の8月から実際に大学のコーチから大学へのオファーや奨学金の額を細かくオファーしてもらうことが可能になります。
そして高校3年生、高校4年生(Senior year)の時に改めて自分の行きたい大学にOfficial Visitと言って、その大学の監督に案内をしてもらいながら大学のキャンパス、練習場、トレーニングなど全ての施設を見学することが認められています!
そこでチームメイトと会うこともでき、監督の知らないチームの雰囲気だったり、実際の練習の仕方、授業のことなど、大学の細かいことを教えてもらうことも出来るので、とても貴重な時間だと思います。
簡潔ですが、アメリカの大学で学生アスリートとしてスポーツをするにあたっての紹介でした!