背番号1番から11番へ
こまみさん(@comami_kom)のnoteに惹きつけられ、先日NFB (日本やきう女子機構)に参加させて頂いた かれん(@kare__n722222) です。
野球が大好きすぎて神宮球場でビールの売り子をしています、19歳学生です⚾︎
文章を書くのは苦手だけど、どうしても私のこの経験をアウトプットしたい!!という思いでnoteを始めました。
( 大好きな事を記事にできるって幸せだ〜 )
NFBでは色々なやきう女子の観戦の楽しみ方を発信中⚾️NFBのTwitterアカウントはこちらから⇨ @nfb_baseball
私の地元にはイチロー選手や現ソフトバンクの工藤公康監督など、多くの大物プロ選手を輩出している名門 愛工大名電野球部の練習場があります。
もともとプロ野球が好きだった私。
初めは地元の野球部を応援しよう〜と軽い気持ちで2013年、夏の高校野球愛知県大会の中継を観ていました。
この日は準々決勝。
“ ピッチャー 東くん 背番号1 “
そのアナウンスから私は1人の選手と出会いました。
安定感のあるピッチングとキレのあるストレートを投げるその選手は一際輝いていて、衝撃を受けたのをよく覚えています。
(当時中学2年生の私には高校生の野球部のお兄さんたちはかっこよすぎる存在。笑)
その年は東くんの代の最後の夏。
その後、愛工大名電は見事愛知県大会を制覇し、甲子園出場を果たしましたが
福島の強豪 聖光学院との初戦で敗退してしまい、、
この試合で名電の夏は終わってしまいました。
なんとも言えない気持ちに狩られさみしく虚しくなり、もうこの選手たちの野球は観れないんだ...、そう思っていました。
その後、東くんは関西の強豪大学に進み
野球を続けるという話を耳にしました。
” 東くんが投げてるとこ、まだ見れるじゃん!”
関西のリーグだったため、距離的な問題で直接観に行くことは出来ませんでしたが、大学進学後もニュースをチェックして情報を片っ端から集めたり本人のSNSをフォローしたり。
名電ファンではなく
1人の東くんという選手のファンとして陰ながら応援していました。
関西学生野球リーグでは史上初2度もノーヒットノーランを達成し、大学選抜日本代表チームのメンバーにも選出されるなど、さらに成長を遂げ、気付けばプロ注目の選手になっていました。
大好きだった東くんは…
昨年のドラフト会議で横浜DeNAベイスターズからドラフト1位指名を受けた
立命館大学 東 克樹 投手。
1位指名されたあの日。
名電が負けてしまった時とは違う、なんとも言えない気持ちが込み上げました。
高校時代から応援していた選手がプロの野球選手になる。
なんとも不思議な感覚、、、。
その日嬉しさのあまりDMで本人にメッセージを送ると
” 応援ありがとう!プロでも頑張ります! ”とお返事が。
心の底から今まで応援してきてよかった、と何か達成感のようなものが私の中で生まれていました。
選手本人からすればプロ野球選手になることは決してゴールではありませんが、私にとっては1つのゴールだったのかもしれません。
ずっと見守ってきた選手の努力が報われた瞬間が、本当に嬉しかった。
大好きなお兄さんだった東くんのユニホームに腕を通せる日が来るとは中学2年生の私は想像がつかなかっただろうなぁ、、
名電時代の大好きだったエースナンバーが二つ並ぶ、背番号は11番。
( ベイスターズファンではないけど東投手のユニホームを早速受注予約し、ユニホーム着てオープン戦へ w )
東投手は開幕から先発ローテに加わり、1年目にして二桁の11勝をマーク。オールスターにも選出され、今年のセリーグ新人王に。
甲子園初戦で敗退し悔し涙を流していた選手は5年後、横浜DeNAベイスターズで1年目から大活躍する選手になっていました。
彼のピッチングから
名電野球部が好きになり高校野球が大好きになり、大学野球も観るように。
東投手が1つの野球の楽しみ方を教えてくれました。
高校野球の終わりはその選手の終わりではない。
高校野球を終えて野球を辞めてしまう選手も少なくないですが、大学に進学したり社会人チームに入り野球を続ける選手、プロへ行く選手もいます。
しかし高校で活躍していた選手も、新しい環境になれば初めから試合に出してもらえる即戦力選手はほんの一部。
高校時代は活躍が目立たなかった選手でも、実力のある選手は沢山います。
高校時代結果を出してきた多くの選手も1度は影に隠れ、その期間も選手たちは日々練習を積み、再び表舞台で活躍することを目指して頑張っています。
その間も1人の選手のファンとして選手の可能性を見守り、応援することは選手にとっても大きな支えになるはずです。
ファンはその選手の野球人生を共に歩んでいくことができます。
1人の選手と一緒になって大きな夢を見る
そんな野球の楽しみ方も、どうでしょうか。